東京ガスグループトピックス

未来のための循環の森づくり「東京ガスの森」生物多様性に向けた取り組み

2022年5月22日

東京ガスグループでは、CO2削減や生物多様性の保全、環境教育実施の場としての活用を目的に、2005年7月より「東京ガスの森」を育んできました。様々な人たちと一緒に、豊かな森づくりをめざし、森を開設してから一昨年の7月で15周年を迎えました。
 
「東京ガスの森」における、生物多様性に向けた取組みをご紹介します。

東京ガスグループが取り組む「循環の森づくり」とは

東京ガスグループではこの「東京ガスの森」を通して、未来を考えた「循環の森づくり」を行っています。

「循環の森づくり」とは、「自然の循環」「知の循環」「経済の循環」「共栄の循環」の4つの循環を、森を中心にして創り出すこと。この4つの循環を通して、「森」そして「暮らし」「地域」をより豊かに、次の世代へと引き継げるよう育んでいきます。

その中でも「自然の循環」をつくるための取り組みとして、森の生態系を守ることで、豊かな森づくりを目指しています。

生物多様性のための調査を実施

調査の様子

東京ガスの森は194haの森林で、森の約7割は人為的に植林したカラマツ林です。このほかに植林したヒノキ林、クリやアカマツ、コナラなどの自然林(二次林)があります。

森の一部を保全ゾーンとして、四季とともにめぐる自然の循環をあるがままに守り、維持に努めるため、2007年から継続して定期的に生物多様性の調査を実施しています。

森林内ではこれまでに、植物351種(植物相調査2018)、哺乳類17・鳥類79(生物相モニタリング2018)、合計447種の生きものの生息を確認しました。樹木の手入れ方法と動物・鳥類の個体数の増減に関するデータが蓄積されつつあり、今後の森林保全・生物多様性保全の計画づくりに役立てていきます。

「東京ガスの森」に生息する動物

調査の結果、東京ガスの森に棲息していること確認できた動物をご紹介します!

フクロウ

フクロウは夜間に活動する生き物で、普段活発に活動する姿を見ることは難しい動物です。

クマタカ

クマタカは絶滅危惧種に指定されている、個体数がとても少ない大型のタカです。


ほかにもさまざまな動物や植物が棲息しています。詳しくはこちらをご覧ください!

希少動植物といった植生や生態系、そして美しい景観は、世代を超えて受け継がれるべき貴重な財産です。
東京ガスグループは、健全で豊かな森を保つことを使命とし、これからも「東京ガスの森」を活用していきます。

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