東京ガスグループトピックス
177名が参加!地球環境保全を目指したアマモ場再生「苗移植」イベントを開催
2025年6月18日
晴天に恵まれたアマモ場再生活動「苗移植」イベント
東京ガスは2025年5月11日、横浜市金沢区「海の公園」で、海の環境保全・再生を目指すアマモ場再生活動イベントを実施し、アマモの苗を移植しました。
イベントは、地球温暖化防止や生物多様性保全を目指す「森里海つなぐプロジェクト」の一環として、日本テレビ放送網株式会社さま、東京海上日動火災保険株式会社さまとの3社共同開催です。
海草の一種であるアマモの生態や開催目的、各社の社員や家族・関係者177名が自然と触れ合いながら参加した様子をご紹介します!
「森里海つなぐプロジェクト」とは
アマモ場再生活動イベントは、「森里海つなぐプロジェクト」の海の活動の一環として、2017年度より取り組みを開始しました。
「森里海つなぐプロジェクト」とは、“つなぐ”をキーワードに、私たちの暮らしを豊かにしてくれている「森」「里」「海」を守る東京ガスグループの環境・社会貢献活動です。地域住民やNPO、東京ガスグループの従業員やその家族を巻き込んで、地球温暖化防止や生物多様性保全につながる活動を行っています。
「森里海つなぐプロジェクト」の詳細はこちら
アマモとは?
海中のアマモ
海の生物が吸収するCO₂を「ブルーカーボン」と呼んでいます
アマモは浅い海底に生息する海草の一種で、アマモがたくさん生えているアマモ場は海の生物の産卵・育成の場として知られ、「海のゆりかご」とも称されます。
アマモ場は稚魚が敵から身を隠すための隠れ家となったり、生き物が卵を産み付ける産卵場所になったりと生物多様性の保全に貢献するとともに、CO₂を吸収・固定し地球温暖化の緩和に寄与する「ブルーカーボン」としても注目されています。
ブルーカーボンについて詳細はこちら
アマモ場再生活動イベントについて
苗移植の様子
アマモの苗
アマモ場再生活動イベントでは、アマモの花枝採取、採取した花枝から取った種まき、また、これらの活動中に行われた海に生息する生き物の観察を通じて、海の環境とその保全・再生を目指して取り組んでいます。
アマモは自然の影響を受けやすいという側面もあり、例年は春にアマモの花枝採取を行い、秋に種まきをするところ、今年は黒潮大蛇行による海水温の上昇や風水害の影響で「海の公園」のアマモの生育が良くなかったため、アマモの花枝採取を断念して千葉県富津岬沖から採取したアマモの苗を移植しました。
イベント中の様子と参加者の感想
当日はオリエーション実施後、浅瀬で自然と触れ合いながらアマモの苗移植活動を行いました。
イベントに参加された方の感想をご紹介します。
・子どもと参加しました。アマモの苗に紙粘土をつける作業では『これ、ちゃんと育つかな?』と真剣な表情で取り組んでいて、自然の中で楽しく学ぶことの重要性を実感しました。
・日本テレビ放送網株式会社さまのデジタル絵本の読み聞かせでアマモのことを楽しく学んだあと、実際に苗を植える作業を体験できたことで、“リアルな学び”を得ることができました。
・毎年この活動に参加しています。アマモの生育をみると自分の小さな行動が自然につながっているのだなと感じられます。今年は生育が良くなく、自然の厳しさも実感する年となりました。