社長メッセージ

お客さま、株主さま、ご関係のみなさまには日頃より東京ガスグループをご愛顧、ご支援いただきましてまことにありがとうございます。心より御礼申し上げます。

新型コロナウイルスの感染拡大から2年が経過し、いまだ大変厳しい事業運営が続いておりますが、その中でも東京ガスグループは「決してエネルギーを止めてはならない」という信念のもと取り組んでおります。新型コロナウイルス感染症は収束の兆しを見せ始めましたが、足元の感染状況については予断を許しません。引き続き、エネルギーの安定供給・保安の確保を第一に、お客さまに安全・安心を提供すべく尽力してまいります。

社長メッセージ

2019年11月、東京ガスグループは「脱炭素化の潮流」、「デジタル化」、「お客さまの価値観の変化・多様化」、「エネルギー自由化」等取り巻く事業環境が激変する時代における進むべき方角を示す羅針盤として、東京ガスグループ経営ビジョン「Compass2030」を策定しました。そのビジョンにおいて「3つの挑戦」((1)CO2ネット・ゼロをリード、(2)価値共創のエコシステム構築、(3)LNGバリューチェーンの変革)を通じて、次世代のエネルギーシステムをリードしながら、お客さま・社会・ビジネスパートナーとともに価値を創出し続ける、我々のありたい姿をお示しいたしました。

特に「脱炭素化の潮流」は、新型コロナウイルス禍からの経済復興・グリーンリカバリーの動きによりさらに加速し、2020年10月、日本政府も2050年のCO2排出実質ゼロを目標に掲げました。また、SDGs・共生社会重視の潮流、エネルギー市場におけるボラティリティの高まりなど、事業環境が急速に変化する中にあっても必要とされる企業であり続けるため、経営戦略をさらに強化し、このパラダイムシフトをリードすべく、具体的な道筋を示したものが2021年11月に公表した「Compass Action」です。以下にその3つのポイントをお示しいたします。

ガス体と再エネの両輪で責任あるトランジションをリード

  • トランジションエネルギーとして重要性が一層高まるLNG・天然ガスの徹底活用とCO2を回収・利用・貯蔵するCCUSを組合せてお客さま先でのCO2削減に貢献します。
  • ガスの脱炭素化として、水素製造技術の革新に取り組みカーボンニュートラルメタンバリューチェーンを構築していきます。
  • 電力の脱炭素化として、再エネの開発からオペレーション&メンテナンス、さらには再エネ電力の販売までを担う、当社グループならではの再エネバリューチェーンを構築します。

デジタルシフトとリアル補強の両輪で価値創出を加速

  • パートナーとの連携により獲得したデジタルマーケティングノウハウをベースに、エネルギー業界におけるデジタルマーケティングのフロントランナーとして全国で電力販売を展開します。
  • デジタル化が加速する中でも「人」でしか行えないラストワンマイルサービスの価値を一層高め「お困りごと解決サービス」を関東圏から全国へ拡大していきます。
  • 地域行政・地元企業と連携した低・脱炭素、レジリエンス向上、街づくりといったソリューション提案を強化し、全国、そしてグローバルに展開していきます。

各事業主体の稼ぐ力・変動への耐性を向上

  • ホールディングス型のグループ体制へ移行し、カンパニー・事業会社が自立的に成長できる、複数事業のポートフォリオ型経営を強化します。
  • カンパニー・事業会社ごとに多様なプロ人材・専門人材を採用・育成し、挑戦を後押しする人事制度へと変革します。
  • 資産の売却・入替や大胆なコスト改革を進め、成長領域への投資を加速する財務戦略に変革します。

2022年4月、導管事業の分社化をはじめとする新たなグループ体制であるホールディングス型グループ体制をスタートしました。大きな環境変化・自社の変革の中にあっても、東京ガスグループの最大の強みは、136年間の歴史の中でお客さまをはじめとするステークホルダーのみなさまと培ってきた「安心、安全、信頼」のブランド価値であることに変わりはありません。保安の確保、安定供給はもとより、誠実にお客さまと向き合うことで、今後ともこのブランド価値を守り続ける所存です。引き続きみなさま方のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

新たなグループ経営理念「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる」のもと、わたしたち東京ガスグループはみなさまとともに、暮らし、地域、地球の未来のためにとどまることなく歩み続けていきます。

2022年4月
代表執行役社長 CEO
内田 高史

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