トップコミットメント

東京ガス株式会社 代表執行役社長 笹山 晋一

近年、気候変動をはじめ地球と社会のサステナビリティに関する広範囲な中長期的課題が重要性を増しています。加えて、地政学リスクやコロナに代表される突発的な重大事象にも適切かつ素早く対応することが必要です。

東京ガスグループは創業以来、ガス灯で街を照らし、ガス火調理の普及を進め、給湯によるお湯文化・風呂文化を醸成し、床暖房で豊かな住空間を実現することで、お客さまの暮らしに寄り添ってきました。近年では、ガスコージェネレーションシステムや燃料電池により省エネ性とレジリエンス性を推進し、スマートエネルギーネットワークなどによるさまざまなエネルギーの有効活用を通じて、新たな技術の普及とともによりよい社会の発展に努めてきました。今後は、広範囲化・複雑化している諸課題に向き合い、社会とともに持続的に成長することで、より社会的な価値を創出していきます。

このため、事業活動を通じて取り組む中長期的なサステナビリティ上の重要課題(マテリアリティ)を特定し、目標を設定しました。取り組みの進捗は適宜開示を行い、ステークホルダーの皆さまとの対話を事業活動に反映することで、サステナビリティを重視した経営に取り組みます。

これまでの歴史を通じてステークホルダーの皆さまと分かち合ってきた「安心・安全・信頼」のブランド価値をゆるぎないものとし、グループ経営理念「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」を、グループ員一人ひとりが体現していきます。当社グループは、脱炭素社会の実現をはじめとした社会課題の解決と持続的成長の両立に挑み続け、地球・社会・地域・お客さまの未来に貢献していきます。

2023年8月
東京ガス株式会社
代表執行役社長 CEO
笹山 晋一

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