トップコミットメント

東京ガス株式会社 取締役 代表執行役社長 CEO 笹山 晋一

近年、企業が直面する社会課題は、気候変動をはじめ多様化・複雑化し、その深刻さを増しています。こうした状況の中で、多様なステークホルダーから責任ある行動が強く求められており、サステナビリティへの取り組みは、企業価値を高め、持続的成長を実現するための不可欠な経営課題となっています。

東京ガスグループは、創業以来、ガス灯から厨房・空調・発電へと用途を広げ、人々の暮らしに寄り添ってきました。そして、地域環境問題である公害問題を解決すべく、世界に先駆けてLNGを導入し、省エネとレジリエンスを両立するガスコージェネレーションシステムや燃料電池の普及にも率先して取り組んできました。近年では、地球環境問題への対応として再生可能エネルギーの拡大や、e-メタン・水素など次世代の脱炭素技術開発に果敢に挑戦しています。これからも、多様化・複雑化する諸課題に真摯に向き合い、革新的な価値の創出を通じて社会課題解決に貢献してまいります。

このような決意のもと、当社グループは経営理念を体現し、社会課題を解決するための取り組みを「マテリアリティ」として特定しています。その進捗を適切に開示し、ステークホルダーの皆さまとの建設的な対話を通じて事業活動に反映することで、透明性と説明責任を重視したサステナビリティ経営を推進していきます。

私たちは、これまで培ってきた「安心・安全・信頼」のブランド価値をさらに高めつつ、グループ経営理念である「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」を、グループ員一人ひとりが日々の行動で体現していきます。東京ガスグループは、脱炭素社会の実現をはじめとする社会課題の解決と持続的成長の両立に挑み続け、地球・社会・地域・お客さまの未来に責任ある形で貢献してまいります。

2025年9月
東京ガス株式会社
取締役 代表執行役社長 CEO
笹山 晋一

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