事業紹介

グリーントランスフォーメーション カンパニー












(オーシャンウインズ社、プリンシプルパワー社より画像提供)

事業概要

「カーボンニュートラルロードマップ2050」の実現と企業価値向上に向け、多様なステークホルダーの視点と関係性を尊重しながら、開発成果の早期社会実装を目指すとともに、その過程で生み出す知的財産の獲得と技術の標準化にも取り組み、CO2ネット・ゼロ社会の実現に貢献します。グリーントランスフォーメーションカンパニーでは、再エネの電源拡大と高度化技術の開発、e-メタン等CNガス体エネルギーの大規模サプライチェーンの構築と革新的メタネーション技術の開発、PEM※1形水電解用のCCM※2の開発と販売を主な事業として推進しています。

※1 PEM:プロトン交換膜
※2 CCM:Catalyst-Coated Membrane:触媒層付き電解質膜

強み

  • 海外・国内パートナーとの
    技術・知見の相互補完と
    事業開発力
  • 開発から小売までの
    バリューチェーンで培った
    統合力
  • ステークホルダーとの
    多面的な関係性
  • 燃料電池開発等で培った
    水素製造ノウハウと高度な
    流体・構造解析技術施策、
    PBR向上に向けた取り組み内容

再生可能エネルギー

2050年国内供給電力のCN化率100%を目指し※3、太陽光・バイオマス・風力などの再生可能エネルギー電源の開発・保有による取扱量拡大に取り組んでいます。2024年12月には、当社が参画するコンソーシアムが、山形県遊佐町沖の着床式洋上風力発電事業者として選定され、2030年の運転開始を目指し開発を進めています。また、各発電所の経済性向上を目的とし、開発・建設・運転保守の各段階における技術開発に取り組むとともに、英国オクトパスエナジー社が設立したファンドへの出資を通じ、海外での洋上風力の知見還流にも取り組んでいます。さらに、浮体式洋上風力については、先進的設計技術を有する米国プリンシプルパワー社に出資し、早期社会実装に向けた検証試験等を実施しています。

※3 再生可能エネルギー取扱量以外も含んだ目標値

(オーシャンウインズ社、プリンシプルパワー社より画像提供)

再生可能エネルギーの取り組みを詳しく見る

e-メタン

2050年国内供給ガスのCN化率100%※4を目指し、北米・豪州・マレーシアを中心に大規模なサプライチェーン構築プロジェクトを推進しています。また、e-メタンの製造コスト低下のため、革新的メタネーション技術の開発※4を進めるほか、国内外でのルールメイクへ積極的に関与しています※5。さらに、CN化の手段として、海外産バイオメタンの導入にも取り組んでいます。

※4 マイルストンとして、2030年に供給ガスの1%を置き換え、2030年代に10倍とする目標
※5 例)e-メタンの世界的な普及・拡大を目指す国際的アライアンスe-NG coalition

e-メタンの取り組みを詳しく見る

水素製造のための水電解用CCM

株式会社SCREENホールディングスとの共同開発により、2023年度には水電解用CCMの低コスト化・大型化・高速量産化技術を確立し、1,200cm2超サイズCCMの量産化に成功しました。さらに技術開発を加速し、2025年度に5,000cm2サイズCCMの量産開始を目指します。

水電解用セルスタックの基本構成

ロールtoロール方式で製造した燃料電池用CCM(触媒層付き電解質膜)

水電解用CCM(商品名:PEXEM™)の取り組みを詳しく見る

カーボンニュートラル社会の実現に向けたR&D

当社のR&Dでは、カーボンニュートラルを実現する研究・開発にリソースを重点投入して新たなビジネスモデルを創造し、事業化につなげていくことを目指しています。
特に注力しているのはe-methaneの革新的技術や低コスト水電解水素製造技術、再生可能エネルギー実案件における設計や運用・維持管理の高度化開発です。加えて、これまでの事業で培った基盤技術にもAIなどを組合せて高度化・高機能化し、エネルギーシステムの最適制御やインフラ設備の運用・維持管理の合理化等に活用することで、カーボンニュートラルをはじめとする持続可能な社会の実現につながるソリューションを創出していきます。

風車近傍での風況計測

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