50年前、アラスカから日本初のLNG導入という一大プロジェクトを成し遂げたように、
私たちは“不確実な時代”といわれるこの先の時代においても、さまざまなテーマに挑戦し続け、
お客さま、社会、ビジネスパートナーとともに未来を切り拓いていきます。
私たちの目指す姿は?
次世代のエネルギーシステムをリードしながら、
価値を創出し続ける企業グループになることを目指しています。
私たちが創造していく価値とは、お客さまや社会、ビジネスパートナーとともに課題を発見し、エネルギーとソリューションを柔軟かつ迅速に提供することです。私たちの事業の柱である天然ガスは、その安定性・環境性・経済性に加え、不安定な再生可能エネルギーとの相性の良さを踏まえると、その役割と価値はさらに拡大していくものと考えています。
しかし同時に、化石燃料である天然ガスを扱うリーディングカンパニーとして、気候変動と真摯に向き合うことも、私たちの責務です。今後も私たちは再生可能エネルギーをはじめとする新しい技術と天然ガスを組み合わせることによって、暮らしや都市、地球に対するソリューションを提供していきます。
- (注1)海外:海外におけるすべての事業
- (注2)ソリューション等:継続的なサービス契約 、エンジニアリング、不動産、等
- (注3)エネルギー:国内におけるガス・電力事業
- (注4)国内・海外、調達含む
- (注5)ガス・電気・サービスの延べ契約数(国内・海外)
- (注6)海外事業・トレーディング含む(LNG相当)
なぜ、目指すのか?
2030年へ向けて“新たな変革の時代”の入り口にいます。
この先の時代を、大きな飛躍のチャンスと捉えています。
お客さまの価値観の変化や、気候変動等の社会問題の深刻化といった市場環境の大きな変化を受けて、今後はエネルギーが、さらにはエネルギーを扱う会社がどうあるべきかを問われる10年になると考えています。私たちは、S+3E(注1)を事業の根底としつつ、市場環境の変化を大きな飛躍のチャンスと捉え、2030年に向けた変革を進めていきます。
- (注1)S+3E:Safety 安全、Energy Security エネルギーの安定供給、Economic Efficiency 経済効率性、Environment 環境への適合
私たちを取り巻く、市場環境の変化
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脱炭素化の潮流
- 「脱炭素化」への世界的な社会要請の高まり
- RE100 等への参加企業の増加
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デジタル化の進展
- 暮らしにおける購買・コミュニケーション行動の変化
- ビジネスにおける業務プロセスの効率化、働き方の変化
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お客さまの価値観の
変化・多様化- 消費行動の「モノ」から「コト」「価値」への変化
- 分散化の進展によるプロシューマー(注2)の増加
-
エネルギー
自由化の進展- エネルギー事業者間の競争激化
- 業種の垣根を越える業界構造の変化
- (注2)プロシューマ—:生産活動を行う消費者(例:発電設備を所有し、売電する消費者)
なぜ、できるのか?
エネルギーで変革を起こし、持続可能な社会の実現に挑戦する——
それが東京ガスのDNAだからです。
クリーンな天然ガスを活用したものづくりやスマートエネルギーネットワークによる都市づくり、燃料電池など新しい技術を利用した暮らしづくり…。50年前のLNG導入から現在に至るまで、私たちは、新しい商品やソリューションとエネルギーの安定供給を通じて、日本で、世界で、新しいエネルギーの普及拡大をリードし、天然ガスの時代を切り拓いてきました。
どのように、実現していくのか?
東京ガスグループの強みを活かして国内外に事業展開し、
「3つの挑戦」と「5つのアクション」を通じて、
多様な価値を創出・提供します。
目指す姿
次世代のエネルギーシステムをリードしながら、
お客さま・社会・ビジネスパートナーとともに価値を創出し続ける企業グループ
3つの挑戦
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挑戦02「価値共創」のエコシステム構築
お客さまや地域社会、異業種企業やベンチャー企業を含むビジネスパートナー、自治体等とともに価値を創り出す「価値共創」のエコシステム(注)を構築し、さまざまな課題を解決するソリューションを提供します。
詳しくはこちら
- (注)エコシステム:多くの企業が、それぞれの強みを持つ領域の技術・ノウハウ・知見を持ち寄り、新たな価値を創出していく事業生態系
5つのアクション
挑戦01 「CO2ネット・ゼロ」をリード
天然ガスの有効利用、再生可能エネルギーとの組み合わせ、脱炭素に資する技術の開発により、
当社グループならではの「CO2ネット・ゼロ」に挑戦していきます。
- 東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦し、脱炭素社会への移行をリードします。
- 天然ガスの有効利用の技術・ノウハウを、電気・熱分野の脱炭素化やCO2の回収技術にも活用していきます。
- 当社グループのグローバルな事業活動全体で、CO2削減貢献2030年1,700万トン(注1)を実現していきます。
- (注1)Compass2030公表時は1,000万トン(国内のみ)
2030年主要計数
(注)国内・海外、調達含む関連する「5つのアクション」の具体例については青い「アクション」ボタンを押してご覧ください
「CO2ネット・ゼロ」をリード
- (注2)CCUS:CO2の回収・利用・貯留
CO2ネット・ゼロへの取り組みの詳細は
こちらをご覧ください
挑戦02 「価値共創」のエコシステム構築
お客さま、地域社会、ビジネスパートナー、自治体等とともに、デジタルも活用しながら、
それぞれの商品・技術・サービスを最適に組み合わせ、価値を創出し続けていきます。
- お客さまや、地域社会、異業種企業やベンチャー企業を含むビジネスパートナー、自治体等とともに価値を創り出す「価値共創」のエコシステムを構築します。
- エコシステムの多様な商品・技術・サービスを柔軟に組み合わせ、一人ひとりの暮らしから地域社会に至るまで、さまざまな課題を解決するソリューションを提供します。
2030年主要計数
関連する「5つのアクション」の具体例については青い「アクション」ボタンを押してご覧ください
挑戦03 LNGバリューチェーンの変革
トレーディング、製造・発電、ネットワーク、カスタマーソリューションの各機能がそれぞれに、
多様な価値を創出し、競争力を高めていきます。
- トレーディング、製造・発電、ネットワーク、カスタマーソリューションのそれぞれから多様な価値を創出・提供します。
- これまで培ってきた事業・ノウハウを「究め込む」とともに、新たな領域を「切り拓く」ことによって、価値を創出・提供するお客さまを拡大し、LNGバリューチェーンの各機能を最大化していきます。
2030年主要計数
(注)海外事業・トレーディング含む(LNG相当)関連する「5つのアクション」の具体例については青い「アクション」ボタンを押してご覧ください
- (注1)AOT:LNG 取引、LNG 船・受入基地のデジタル技術を活用した最適な組み合わせ(Asset Optimization & Trading)
- (注2)O&M:オペレーション&メンテナンス
- (注3)ラストワンマイル:バリューチェーンの最終工程における人の手を介さざるを得ない現場業務
- (注4)Energy as a Service:エネルギー単独ではなく、エネルギー・設備・制御技術・メンテナンス等を組み合わせたサービスメニューとして販売すること
3つの約束
今と未来の仲間との
エンゲージメント
私たちは、「3つの挑戦」をともに担う今と未来の仲間 に対して、「3つの約束」をします。この約束を果たすため、人事戦略の策定やダイバーシティの取り組みを行います。
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社会に大きなインパクトを
与える仕事を生み出します。私たちは挑戦と失敗から学ぶことを賞賛します。
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多様性がぶつかり合い、
切磋琢磨する場をつくります。多様な経験と思いが集う東京ガスグループをつくります。
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一人ひとりの自己実現に
こだわります。私たちは、一人ひとりの可能性を信じ、活躍をサポートします。