東京ガスグループトピックス

行動に踏み出す第一歩!◆役員・人事担当マネージャー向け「生理痛体験会」開催

2024年8月5日

東京ガスグループは、2023-2025年度グループ中期経営計画「Compass Transformation 23-25」で、「多様な人材が活躍できる組織の実現」を重要課題の一つと位置づけ、グループ員一人ひとりと東京ガスグループの双方が成長を実感できる「人的資本経営の強化」を掲げています。一人ひとりが、活き活きと、持てる力を最大限発揮できる職場づくりを積極的に行い、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの活動を深化させています。
中でも、女性の活躍推進をその端緒と位置付けており、その一環として、東京ガス人事部は、東京ガスの役員および人事担当マネージャーを対象に「生理痛体験会」を開催しました。

「女性特有の健康課題」困ったことがある社員は7割以上

女性特有の健康課題は、女性のキャリアや生産性に影響を与える要因といわれています。東京ガスでも、男性社員が多数を占めていることもあり、女性特有の健康課題は"認知・理解"がされにくい状況が続いていました。社内アンケートの結果でも、"職場で生理や更年期による症状で困ったことがある女性"は7割にものぼりました。

こうした現状を踏まえ、女性特有の健康課題の”認知“を広め、”理解“を促すことを目的に、23年度には「労使共済フェムテック体験セミナー『見て・聞いて・知って 女性特有の健康課題』」”を開催しました。セミナーには、男性管理職を中心とした約600名のグループ員が参加し、認知・理解が急速に進みました。

今回の生理痛体験会は、その次の行動へと一歩を踏み出し、女性が働きやすい環境づくりの具体的な取り組み※の実行を促すことを目的に実施しました。

※課題に対する具体的な取り組みの一例
・生理用品を交換できず経血が洋服に染み出る不安
 ⇒「1時間以上の会議では5分以上の休憩をとる」会議ルールの実施
・経血の多い日や生理による不調時は、通勤も不安
 ⇒柔軟な働き方の推進(例:在宅勤務、フレックスタイム制)
・「女性特有の健康課題は、公に話すことではない」と言われてしまう不安
 ⇒女性特有の健康課題が相談しやすい環境づくり(例:1on1、職場ディスカッション)

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「生理痛体験会」実施の様子

本体験会には役員及び人事部長のほか、各部門・カンパニーの人事担当マネージャーの約20名が参加し、腹部に貼付した電極パッドを通じて、生理痛の類似体験を行いました。
体験会の冒頭では、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン担当の小西常務執行役員より、体験会の目的等を説明。人事部からは当社の女性特有の健康課題に関する現状や社員の声等について説明しました。

DE&I担当役員 小西常務ご挨拶

VR生理痛体験装置

斉藤CHRO・五嶋人事部長 体験の様子

VR生理痛体験装置は、痛みの強さが「弱・中・強」の3段階となっており、参加者からは「痛みに個人差があることなど新たに知ることができた」「同じ会社・職場で働く女性の辛さ・過ごしにくさの一端を知ることはできた」「女性特有の健康課題について話し合えるような職場づくり等、今後のアクションにつなげていきたい」といった声がありました。

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今後の展望

今回の体験会前後でも、参加者の8割以上が女性特有の健康課題について職場内で会話しており、具体的な取り組みが進んでいます。例えば、体験会に参加した人事担当マネージャーから「自職場でも生理痛体験を実践したい」といった相談が人事部に寄せられています。他にも「女性特有の健康課題について、職場で語り合う場を設ける」といった取り組みを行った職場もあります。こうした好事例を社内イントラで掲載する等、グループ内で横連携をしながら取り組みを広げていきたいと考えています。

東京ガス株式会社 人事部 伊藤

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