東京ガスグループトピックス

男性の育休取得率100%へ◆だれもが働きやすく、変化に強い組織を目指す!

2023年10月19日

東京ガスでは、男性の育休取得推進に向けてさまざまな取り組みを行っています。実際に育休を取得した男性社員の声や、取得状況をご紹介します。

前年度の約3倍に!東京ガス男性社員の育休取得の現状

東京ガスでは、男性の育児休業として1カ月(30日)以上の取得を推奨しています。2022年度には、配偶者が出産した男性社員に付与している特別休暇の取得率が100%、育休取得率(男性)も、21年度の約3倍 (47%)に上昇しました。

様々なライフステージにある社員が柔軟な働き方を選択できるように、法規定を上回る育児の休職や短時間勤務制度を整えています。また、不妊治療や孫・子の学校行事などに利用できる休暇制度もあり、広く社員に利用されています。

※配偶者の出産から180日以内に5日間の特別休暇(有給)を取ることができる(2022年10月1日から、取得可能期間を「出産予定日の30日前から出産後150日以内」に変更)

制度 内容
東京ガス本体の
ものを例示
項目 単位 2020 2021 2022
男性 女性 男性 女性 男性 女性
育児休職 子が満3歳に
達した直後の
4月末まで
利用者数
(復職率)
(注1)
単体
(%)
18
(100)
82
(100)
38
(100)
92
(100)
120
(100)
104
(100)
連結 29 170 63 196 181 200
育児勤務 妊娠中および子が
小学校6年生修了
まで育児のため
フレックス制あり
利用者数 単体 18 218 26 209 31 210
連結 22 367 35 366 36 354
制度 内容
東京ガス本体の
ものを例示
項目 単位 2020 2021 2022
男性 女性 男性 女性 男性 女性
育児休職 子が満3歳に
達した直後の
4月末まで
利用者数
(復職率)
(注1)
単体
(%)
18
(100)
82
(100)
38
(100)
92
(100)
120
(100)
104
(100)
連結 29 170 63 196 181 200
育児勤務 妊娠中および子が
小学校6年生修了
まで育児のため
フレックス制あり
利用者数 単体 18 218 26 209 31 210
連結 22 367 35 366 36 354

(注1)各年度において育児休職を終了した者が会社業務に復帰した割合

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男性の育休取得推進に向けさまざまな取り組みを実施!

セミナーの様子

仕事と育児の両立に関する情報をまとめた社内ポータルサイト

男性社員の育休取得は、『仕事と家庭生活の両立支援』、『働き方改革の浸透、BPRの進展』、『多様な人材が活躍できる職場づくり』にもつながります。また、産後間もない時期は出産により女性に大きな負担がかかり、産後うつなどのリスクも高いといわれます。パートナーの支えが非常に重要です。
とはいえ、実際に休むとなると仕事や給与、キャリアなどへの影響を考え、二の足を踏む人も。そこで会社として、男性の育児休業取得を進めるために「知識の取得」と「意識改革」の両面から取り組んでいます。

まず、育児休業の意義や目的、制度について知ってもらうこと。そして育児休業を取りたい、あるいは取ることが家庭にはもちろん職場にもいい影響を与える、と意識を変えてもらうこと。

そのために育児休業についてまとめた従業員向けのハンドブックを作成し、「男性社員向け仕事と育児の両立セミナー」や「育児期の部下を持つ上司向けセミナー」、「育休準備セミナー」など各種セミナーや研修を実施しているほか、プレパパ社員向けイベントも開催しています。人事部内には相談窓口も設置。さらに子どもが生まれた従業員に、人事部長名の書面で「配偶者出産の特別休暇」と育児休業の取得を勧めるなど、きめこまやかな対応をしています。

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239名の社員が出席!「男性のための育休準備セミナー」を実施
~イマドキ子育て世代の取り巻く環境、仕事・育児を両立させるキャリアの在り方~

2023年10月12日(木)、東京ガス人事部の主催で、「男性のための育休準備セミナー」を実施しました。
本セミナーは、主に配偶者の出産を控える男性社員とその上長を対象にしたオンラインセミナーで、当日は239名の社員が出席しました。

まず人事部から育休・産休などの制度をアナウンスしたのち、外部講師を招き、イマドキ子育て世代の取り巻く環境や、仕事・育児を両立させるキャリアの在り方について講演をしていただきました。
最後は育休を取得した社員2名によるパネルディスカッションが開催され、実際に取得してみての実感やキャリアに対する考え方についてありのままに語りました。

実際に参加した社員からは、

・人として育児に関する考え方を改めないといけないと思った。 男性は手伝う、と思っていたが、手伝うというマインドではだめだと思った。

・奥さんの後追いで育児スキルをつけていけば良いと思っていたが、そうではなく同時に成長していく必要性を理解した。

・育休もキャリア形成の一部であるという考え方が身に付いた。

・自分や自分の世代の育児経験だけで、部下の育児への考え方や価値観を捉えず、アップデートする必要があると感じた。また、育児休業中の仕事を、上司として巻き取らず職場の人材育成のチャンスにできる、という点も気づきとなった。

といった感想が寄せられました。

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育休取得者の声

昨年4月、パートナーが育休後職場復職し、1歳の子どもが保育園に入るタイミングで初めて育児休業を取得しました。出産時は「配偶者出産の特別休暇」と有給休暇を合わせて休みましたが、その時は育児休業を取得することは考えていませんでした。

その意識が変わったのは、「男性の仕事と育児の両立」をテーマにした人事部主宰のセミナーに参加したことがきっかけです。

講師を招いて育児休業を取るタイミングや取るうえで気をつけたほうがいいことなどの話をメインに、同じ会社で育児休業を取った人の体験談なども聞くことができ、育児と仕事が両立できることを実感しました。この“両立”というところが私にはとても響き、どちらもできるのなら…と、家に帰ってすぐにパートナーに相談したところ、大賛成。これまで育児休業の話をしたことはなかったのですが、実は取ってほしいと思っていたんだと、改めて気づきました。
 
 

リビング構造改革部 ラストワンマイル改革推進グループ 東条 雄介さん

取得の2カ月前くらいに直属の上司に相談したのですが、上司も小学生の息子さんがいて、「取ったほうがいいよ」と背中を押してくれました。私が担当していた仕事は若手のメンバーに振り分けさせてもらって、2週間の育児休業に臨みました。

休業期間中、保育園の送り迎えと子どもの世話、そして家事。しっかり子どもと家庭に向き合いました。子どもはママが大好きなので初めは泣かれましたが、一緒に過ごす時間が増え、徐々に打ち解けていきました。

それまでも家事はやっているつもりでしたが、全然足りていなかった。セミナーでも、きちんと分担することが大切だと教わり、今も、掃除はそれぞれに担当場所を決める、献立は1週間ごとに交代で考え週末に買い物に行くなど、しっかりと役割を決めて分担して取り組んでいます。

復職後は、社内で共有しているカレンダーにお迎えや子どもの行事などをしっかりと入れていて、それは自分だけではありません。カレンダーで予定を共有することで、職場のメンバーが「東条さんは、ここは予定があるから早めに相談しよう」と意識してくれるようになりました。仕事と育児を両立させるためには、仕事を“属人化”させずに、情報をオープンにして共有し、みんなでサポートできる体制が必要だと感じています。

また今年12月には第ニ子が誕生する予定です。新たな制度を受け、パートナーの体に負担が掛かる出産直後と、環境変化により精神的に負担が掛かる復職タイミングの二回に分けて育休を取得することを計画しています。

(いずれも東京都産業労働局「家庭と仕事の両立支援ポータルサイト」より)

東京ガスはこれからも、働く一人ひとりが、知識・能力・経験を最大限に活かし活躍するために、多様な働き方を支える環境整備に努めてまいります。

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