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長野・東京ガスの森とは

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ニホンジカの痕跡
イノシシの痕跡
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テンの痕跡
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ヤマドリが飛び立った跡
猛禽類に食べられたヤマドリの羽
クマがアリを食べた食痕
ニホンイタチの痕跡

キツネの痕跡 閉じる

雪上に残されたキツネの足跡

雪上に残されたキツネの足跡

キツネはイヌ科で、同じ仲間のイヌやタヌキとの足跡の区別が難しいです。

タヌキの足跡はキツネよりもひとまわり小さく、縦横比をキツネと比較すると、少し横長です。キツネはまっすぐに歩くことが多く、タヌキは蛇行しながら歩くことが 多いのも特徴です。

では、イヌとキツネとの違いとはといいますと、同じ体の大きさでもイヌの方が足跡は大きくなるようです。

しかし、イヌと言っても品種は様々。そんな時チェックするのが、人間の足跡です。散歩のイヌだと人の足跡もついているはずです。

キツネのふん

キツネのふん

キツネ(分類:食肉目 イヌ科 Vulpes vulpes) 閉じる

センサーカメラで撮影されたキツネ

センサーカメラで撮影されたキツネ

日本では、ホンドギツネとキタキツネの亜種に分けられますが、世界的にはアカギツネと呼ばれる種類で、北アメリカからユーラシアと広く分布している動物です。

同じイヌの仲間のタヌキに比べ脚が長く、ふさふさの長い尻尾が特徴的です。

雑食性で、ネズミやノウサギを狩ることもありますし、果実類や昆虫類なども食べます。

みなさんご存知のコックリさん。漢字では狐狗狸(コックリ)(キツネ・イヌ・タヌキ)と書くようで、ひょっとし てイヌ科を司る神様かと密かに思っています。

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角こすりをした跡

角こすりをした跡

偶蹄目という分類の通り、爪が変形した二つの蹄(ひづめ)が発達し、その後の少し高い位置に、あまり発達していない二つの蹄(副蹄)があります。

土の上では大きな二つの蹄だけがつくことが多く、深い雪の中などでは蹄と副蹄の両方が残ることもあります。

足跡の細くとがり気味の方が前なので、どちらに移動しているかがわかります。

長野・東京ガスの森では、あちらこちらにシカの痕跡が見られますが、見晴らし展望コースでは、道沿いにオスジ力が角こすりをした木々を見ることができます。

ニホンジカのふん

ニホンジカのふん

ニホンジカのぬた場

ニホンジカのぬた場

ニホンジカ(分類:偶蹄目 シカ科 Cervus nippon) 閉じる

センサーカメラで撮影されたニホンジカ

センサーカメラで撮影されたニホンジカ

「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」百人一首の歌です。

シカは、長野・東京ガスの森で、最も痕跡の多い動物です。特に秋の交尾期には、オスがメスにアピールするためにつけた角とぎ跡(木の幹)や土に尿をした後にその土の上でごろん、ごろんと転がった跡が見られます。

また、運が良ければ、「フィーヨ、フィーヨ」と、オスがメスに向かって鳴く声も聞こえるでしょう。風情のあるシカですが、数十年前に比べると増えてきており、農作物被害など様々な問題も起こっています。

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雪上に残されたイノシシの足跡

雪上に残されたイノシシの足跡

イノシシの足跡はシカの足跡とよく似ています。

二つの蹄の後ろにちょん、ちょんと副師がつくのが特徴といえますが、シカも副蹄がつく場合もあります。

イノシシの副譜は、シ力の場合よりも少し外側に開いた感じでつくようです。イノシシはぬかるんだ場所で、土に体をなすりつける“ぬた場“を作ります。

ダニなどの寄生虫落とし、体温調節(汗腺がないと言われています)、コミュニケーションの場として、ぬた場を利用しているようです。

イノシシのぬた場

イノシシのぬた場

イノシシ(分類:偶蹄目 イノシシ科 Sus scrofa) 閉じる

センターカメラで撮影されたイノシシ

センターカメラで撮影されたイノシシ

時にはツキノワグマをしのぐ体重(オスは最大150kg)にもなるイノシシですが、生まれたては何と500g。平均4、5頭ですが、多い時で10頭も生まれることもあるウリポウ。

しかし、生き残るのはほんのわずかです。平均寿命は1歳以下だといわれています。

たまに子どもを連れたイノシシを見かけますが、母親とその娘、そしてその子どもたちといったように、母親中心の群れをつくることもあります。

雑食性で、地表性のミミズや昆虫類、根っこ類が大好きです。

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ノウサギのふん

ノウサギのふん

センサーカメラの写真からもわかるように、移動している時には、後足が前足よりも前につきます。

ノウサギの前足は、イヌなどと同じように指だけが地面につきます(指行性)が、後足は人間のようにかかとまで地面につきます(蹠行性)。

雪上のノウサギの足跡をたどってみると、時々、後戻りしてピョンと横にジャンプして、また後戻りするといったような跡があります。

これは“止め足”といって、キツネなどの捕食者を惑わすための技なのです。

ノウサギとキツネの足跡を同じ場所で見ることも度々ありますが、そこでは生死をかけたドラマが展開されているのです。

ノウサギ(分類:兎目 ウサギ科 Lepus brachyurus) 閉じる

センサーカメラで撮影されたノウサギ

センサーカメラで撮影されたノウサギ

ウサギを飼っている小学校も多いと思いますが、それはアナウサギ(カイウサギ)、いわゆるラビットです。

日本のノウサギは英語ではヘアー(hare)といい、アナウサギよりも耳は短め、後ろ足が大きく、すばらしいジャンプ力を持っています。

アナウサギのように巣穴を掘ることはなく、特別な巣は持ちません。植物の葉や芽、樹皮などを食べます。

冬の長野・東京ガスの森では、たくさんの足跡を見ることができます。

普段なかなか見ることのできないノウサギですが、この足跡を見ると、森で息づく彼らの姿を想像できます。

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テンのふん

テンのふん

テンは直径1cm程のフンを石の上や倒木の上など、目上立ったところにします。

彼らにとって“フン”は、単なる排泄物ではありません。目立つところにするのは、自分の縄張りをアピールするためでもあります。

もしかすると、オスはメスのフンの臭いをかいで、メスの発情を知ったりするのかもしれません。

フンを木の棒などで崩してみると、何を食べているか知ることができます。

ノネズミの下あごの骨がまるごと出てきたり、1mmにも満たないノイチゴの種がたくさん出てきたり。

フンは彼らの生活を知る上で、とても重要なものなのです。

テン(分類:食肉目 イタチ科 Mustela itatsi) 閉じる

センサーカメラで撮影されたテン

センサーカメラで撮影されたテン

夏は褐色の体に、黒い頭と手足ですが、冬には、体は美しい黄色に、頭は白に変わります。

昔は、冬の毛皮は高級毛皮として取引されていました。

森林性が強く、東京周辺には少なくなりましたが、この長野・東京ガスの森では、安定して生息しているようです。

雑食性で、小型の動物から果実類まで多様なものを食べています。

雪の中にノネズミが作った穴や道をチェックしている、雪上のテンの足跡を見ることもあります。

オオルリの巣 閉じる

オオルリの巣

この左の写真は、一見何も写っていないようですが、中央のあたりをよく見ると、鳥の巣があることがわかるでしょうか。

これは、オオルリという鳥の巣です。オオルリは、山地の渓流近くの岩場などにたくさんのコケを盛り上げて巣を作ります。

この巣は、観察路を歩いていたら、たまたま親鳥がこの場所から飛び出した瞬間を目にしたので、見つけることができました。中をのぞくと、ヒナが5羽、親鳥が帰ってくるのを待ってじっとしています。子育ての邪魔にならないよう、すぐに立ち去ることにしました。

コバルトブルーの羽が美しいオオルリのオス

コバルトブルーの羽が美しいオオルリのオス

オオルリ(スズメ目 ヒタキ科 Cyanoptila cyanomelana) 閉じる

オオルリ

この輝くばかりのコバルトブルーの姿を一度でも見てしまったら、この鳥のとりことなってしまうことは間違いありません。

また、姿だけでなく鳴き声までも美しいのですから、人気が高いのもうなずけます。

管理棟の前を流れる沢沿いにある木のてっぺんで、高らかにさえずっている姿がよく見かけられます。

沢の水音を背景に、澄んだよくとおる声は実に素晴らしいものです。

このオオルリ、オスだけでなくメスもさえずる習性を持っていることで有名です。

初夏、夏鳥として東南アジアから渡ってきます。

ヒガラの巣 閉じる

ヒガラの巣

左の写真を見てください。シラカバの木の幹に、小さな穴が開いているのが、わかるでしょうか?

私たち人間にとっては、何の変哲もないただの木の穴なのですが、この森に住む小鳥たちには、とても大切なものです。なぜなら、子育てをする巣として利用するための、大事な場所だからです。

この穴の中で子育てをしていたのは、ヒガラというカラ類の仲間の鳥でした(写真下)。

ちょうどヒナがかえっていたのでしょうか。くちばしには餌をくわえていました。頑丈な木の穴の中なら、他の動物たちにヒナを襲われる心配もなく、安全です。

ヒナへ餌を運んできたヒガラの親

ヒナへ餌を運んできたヒガラの親

ヒガラ(スズメ目 シジュウカラ科 Parus ater) 閉じる

ヒガラ(見られる時期:1年中)

(見られる時期:1年中)

ヒガラはカラ類の仲間の鳥です。

この仲間は皆、姿が似ているのですが、正面から見ると、その違いは一目瞭然です。

まるで黒いネクタイのような黒線模様を胸からお腹までつけているのはシジュウカラ、頭にベレー帽をかぶったように見えるのが、コガラ。そして、このヒガラは胸に黒いよだれかけをしているように見えます。

ビガラはカラ類の中でも体のいちばん小さな鳥ですが、オスは繁殖期、木の梢で遠くまでよく通る声でさえずります。

ヤマドリが飛び立った跡 閉じる

冬、雪が積もった森の中を歩くのは、楽しいことです。それは、雪の上にたくさんの動物たちの足跡などを観察できるからです。

この前、そんな痕跡を探していたら、ちょっと不思議な痕跡を見つけました(左の写真)。

まるで何か長い枝のようなものが落ちてできたようにも見えますが、じつはこれ、ヤマドリという尾のとても長い鳥(下の写真)が、飛び立つ瞬間に、その長い尾羽を雪の表面に打ち付けてできた痕跡だったのです。

これはよっぽど驚いて急に飛び上がったのでしょう。普段はなかなか見ることのできない貴重な痕跡です。

尾がとても長いヤマドリのオス

尾がとても長いヤマドリのオス

猛禽類に食べられたヤマドリの羽 閉じる

この森には、ヤマドリという尾のとても長い鳥が暮らしています。神経質な鳥なので、姿を見ることは少ないのですが、この森では何羽も確認されています。

あるとき、観察路でこのヤマドリの立派な尾羽が何枚も落ちていました。まわりには翼や体の羽など、ほとんど全身の羽も散らばっていたのです。どうやらオオタカなどの猛禽類に捕まって餌として食べられてしまったようでした。

ヤマドリにはかわいそうですが、猛禽類たちも餌を食べなければ生きていくことはできません。森の生き物たちはお互いにつながりあって生きているのですね。そんなことを感じさせられました。

ヤマドリ(キジ目 キジ科 Syrmaticus soemmerringii) 閉じる

ヤマドリ(開花時期:7月下旬)

(開花時期:7月下旬)

オスの長い尾っぽがとてもきれいです。

2007年からけものたちの撮影を目的としてセンサーカメラを設置したのですが、たくさんの野鳥たちの姿も写りました。

このヤマドリもよく写ったもののひとつです。

地面で餌を食べているところ、小さなかわいいヒナの姿や親子で歩いているところも写りました。

普段は警戒心が強くてなかなか見ることができません。

メスは地味で、尾も短い

メスは地味で、尾も短い

クマがアリを食べた食痕 閉じる

クマがアリを食べた食痕

ちょうど夏の頃、森を歩いていると、この左の写真のように、地面に置いてある丸太がぼろぼろに崩された跡があちこちで見つかりました。これは、ツキノワグマが木の中にあるアリの巣を壊して、幼虫や卵を食べた跡なのです。

この写真をよく見ると、丸太の表面にクマの爪あとがついているのがわかるでしょうか?

ツキノワグマは雑食性で、普段は木の実や草の茎などを食べて暮らしていますが、この頃は、秋の実りの直前で、あまり食べものがありません。この時期は、アリの巣にはたくさんの卵や幼虫が孵っているので、クマたちにとって、大変なごちそうなのです。

自動撮影カメラで撮られたツキノワグマ

自動撮影カメラで撮られたツキノワグマ

ツキノワグマ(分類:食肉目 クマ科 Ursus thibetanus) 閉じる

センサーカメラで撮影されたツキノワグマ

センサーカメラで撮影されたツキノワグマ

胸の白い三日月模様から、ツキノワグマと呼ばれるようになりましたが、個体差が大きく、三日月が全くないものもいます。

雑食性ですが、植物中心の食生活です。春は山菜や若芽、初夏はサクランボ、ノイチゴなどの果実、夏はアリやハチなどの昆虫類などを食べています。

秋にはドングリやクリを十分に食べ、脂肪をつけて、餌のない冬に備えます。ツキノワグマが生きていける環境の下では、多くの生き物も生きていけるという意味で、クマはアンブレラ(傘)種だといわれることもあります。

木の上にできたクマ棚

木の上にできたクマ棚

ニホンイタチの痕跡 閉じる

分類:食肉目 イタチ科 Mustela itatsi

分類:食肉目 イタチ科 Mustela itatsi

イタチは、オスもメスも「なわばり」を持ちます。

オスのなわばりは、複数のメスのなわばりと重なります。その「なわばり」の主張に役立っているのが、「フン」です。なわばりをアピールするために、石の上や橋の上など目立つ物の上にすることが多いようです。

実は、イタチのオスとテンのメスでは、同じくらいの大きさのため、同じくらいの大きさのフンをします。ですから、厳密にはフンの大きさだけではイタチかテンか区別できません。

最近の研究では、フンの中に含まれるDNAの分析によって、落とし主の種類が特定できるようになってきました。

ニホンイタチ(分類:食肉目 イタチ科 Mustela itatsi) 閉じる

ニホンイタチは、オス400-500g、メス150-200gとオスがメスの2倍ほどの大きさです。田んぼや川などの水辺近くで生活することが多く、ネズミ、ザリガニ、昆虫などを食べます。

今回、はじめてイタチの後ろ姿が写真に写りました。東京ガスの森の中でも、水辺の近くの石の上などで糞を見つけることがあります。この糞はただの排泄物ではなく、自分の「なわばり」も主張しています。

西日本では、外来種のシベリアイタチ(ニホンイタチよりも大型)が野生化し、ニホンイタチは山間部に追いやられています。

森でみつかったイタチのフン

森でみつかったイタチのフン

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