東京ガスグループトピックス

通算34年目!◆夏季教員向け研修会実施

2024年9月20日

東京ガスは、エネルギーに携わる企業として、「未来を担う子どもたちにエネルギーと環境の大切さを伝えたい」との思いから、学校教育支援活動を実施しています。その中で、夏休みの期間中に、教員の皆さまを対象とした研修を実施しております。当社の民間企業研修の受け入れは30年以上継続しており、今年も計100名の先生にご参加いただきました。

教員の民間企業研修とは?

「教員の民間企業研修」とは、学校側の要望を受け、将来の日本を担う子どもたちの育成を図るため、各自治体の教員の皆さまに向けて様々な民間企業で実施している研修活動です。事業活動に対する考え方や実務内容、人材育成やSDGsへの取り組み、果たすべき企業の社会的責任などについて理解を深めていただくものとなっています。さらに、企業での体験を、授業などを通して子どもたちに伝えていただくとともに、今後の学校運営などにも活かしていただくことも目的としています。
東京ガスでは、この「教員の民間企業研修」の受け入れを30年以上継続しており、教育界に対して信頼と実績を積み上げて参ります。

目次へ戻る>

今年度の研修の様子

東京ガスでは、今年度は下記内容の民間企業研修を実施いたしました。

エネルギー講義の様子

基地での冷熱実験の様子

がすてなーに館内見学の様子

料理教室での研修(フレイル予防)の様子

エネルギー講義では、エネルギーの基本から現状と課題を説明する他、2050年の「カーボンニュートラル化」に向けたガス業界の取り組みを解説しています。LNG基地での研修では、構内見学から実際にLNGを使用しての冷熱実験も実施しました。また、今年度は新しい取り組みとして、東京ガス料理教室にて「フレイル予防※(味覚体験、嗅覚体験、咀嚼力体験)」と、防災に関連し「日々のごはんともしものごはん」をテーマにした研修を行い、大変好評をいただきました。
※フレイル予防:筋力・活力の低下を予防すること

ご参加いただいた教員の皆さまの声をご紹介します。

「どのように都市ガスインフラが整備されているか、世界と日本との比較がよくわかりました。近年、グラフをどのように読み取るか、ということが生徒の課題となっており、解説も交えていただき、私自身とても良い勉強となりました。ガスの科学館の見学も久しぶりにできて、童心に帰ることができました」

「世界の中で日本がどのような位置にいるのかということがわかっていないことに気付かされました。グループの実践とは別に、子どもたちにファクトをどのように捉え、どのようにアクションしていくことが大切なのかという考え方を身につけさせるような実践もしてみたいと思いました」

目次へ戻る>

本取り組みに対する想い

経済広報センター発行の「教員の民間企業研修レポート2023」によると、各業界のトップランナーが教員研修を受け入れております。参加している企業81社のうち、通算10年以上の受け入れ企業は全体の中で52社あり、その中でも当社の受け入れ実績は、32年目(2024年度で33年目)と全企業の中でも最長です。
また、教員の方々は、民間企業での人材育成や、エネルギー業界の動向に対する関心が非常に高く、質疑応答の時間が足りないこともしばしばで、研修終了後に会場に残って、熱心に質問をされる方も多くいらっしゃいます。
教員の方以外にも、教科書の副読本の発行主体である団体に所属する方など、教育に携わるさまざまな立場の方にご参加いただいております。このように多くの教育関係の皆さまにご参加いただき、エネルギーの知識を深めていただく機会があることは、とても貴重であると感じています。この活動は、教員の皆さま及び将来の日本を担う子どもたちのためにも今後も取り組んでいくべきことだと感じています。

(左から)東京ガス株式会社 カーボンニュートラルシティ推進部 小山 佳宣、小澤 明弘、森 美宣チームリーダー

目次へ戻る>

ページトップへ