東京ガスグループトピックス
カーボンニュートラル都市ガス導入◆法政大学さま
2024年7月8日
法政大学さまは、2022年4月に「カーボンニュートラル推進特設部会」を新たに立ち上げ、二酸化炭素(CO₂)排出量の把握や目標設定、教育における人材育成、研究・技術開発、他大学・自治体・企業等との連携など、カーボンニュートラルに向けた取り組みを強化し、推進されています。
東京ガスは、自治体・地元企業・有識者の皆さまとの共創を通じて安心・快適で持続可能な地域の実現に貢献する事を東京ガスグループ2023-2025年度中期経営計画(Compass Transformation 23-25)で掲げています。
その取り組みの一環として、東京ガスは法政大学さまと、カーボンニュートラル人材育成のための教育プログラムの実施や、カーボンニュートラル都市ガス(以下CN都市ガス)の導入などを通し、ますます連携を強めています。
その具体的な取り組み内容を詳しくご紹介します!
法政大学さま×東京ガスの取り組み① カーボンニュートラル人材の育成
法政大学さまでは、カーボンニュートラルの実現に向け、地球規模の環境・社会問題に取り組む人材の育成やそのためのリテラシー向上を目的に2024年4月からカーボンニュートラルをテーマに体系的に履修できる「カーボンニュートラル推進リーダー育成プログラム」を開始されました。さらに、本プログラムの必修科目となる「カーボンニュートラル推進リーダー育成講座(入門)」を、2024年度秋学期から開講されます。
本科目では、カーボンニュートラルを推進している企業・自治体・大学の取り組みを学ぶとともに、実際に企業の施設見学や、法政大学さまの市ケ谷・多摩キャンパス施設や敷地内の森林見学等のフィールドワークが実施されます。
東京ガスも「脱炭素社会を支えるカーボンニュートラル人材の育成に貢献したい」という想いのもと本プログラムに協力しており、東京ガスの企業館「ガスの科学館」において、「2050年カーボンニュートラル実現に向けて」をテーマに国内外エネルギー政策を取り巻く環境などについて講演を行うほか、施設見学やグループワークを実施する予定です。
法政大学さま×東京ガスの取り組み② キャンパスもカーボンニュートラルに
法政大学さまでは、温室効果ガスの排出量削減に向けた目標や行動計画を策定することで、世界的な課題の解決に向け一つ一つ行動に移し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進められています。
その取り組みの一つが、キャンパスのカーボンニュートラル化です。
2023年4月、市ケ谷キャンパス(富士見校地)でCN都市ガスを導入。これにより5年間で約3000トンのCO₂削減に貢献します。2024年度は、多摩キャンパス、小金井キャンパスでもCN都市ガスが導入されます。これにより、法政大学さまの全てのキャンパスでCN都市ガスが導入されます。
また法政大学さまは、東京ガスが設立した「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」にも加盟されており、引き続き本アライアンスに加盟されている他大学や自治体、企業等と、持続可能な社会の実現に向けて協働を強化されています。
法政大学さまのコメント
本学の長期ビジョンである「HOSEI2030」の実現に向けて策定された第二期中期経営計画における重点的に取り組む課題として、「持続可能な社会の未来への貢献」が掲げられており、これまでに、カーボンニュートラル実現に向け、HOSEI2030 推進本部会議の下にカーボンニュートラル推進特設部会を設置し、取り組みを進めています。
2022年9月に公表した法政大学カーボンニュートラル宣言を踏まえ、2050年までの推進計画となる「法政大学カーボンニュートラルロードマップ」を策定し、2023年7月に公表しました。在学生や卒業生、教職員、他大学、自治体、企業の方々等とともに、カーボンニュートラルを実現するための計画や課題を共有しながら、今後、より一層、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 都市エネルギー営業本部 担当のコメント
法政大学さまは昨年度市ケ谷キャンパスでCN都市ガスをご採用頂き、法政大学さま・東京ガスとの連携第1弾として産学連携ミニ講座「カーボンニュートラルとエネルギー」を開催しました。
今年度はCN都市ガスを多摩キャンパス・小金井キャンパスにも導入いただくとともに、連携第2弾として法政大学さまの科目「カーボンニュートラル推進リーダー育成講座(入門)」にご協力させて頂きます。
今後ともカーボンニュートラル達成にむけて法政大学さまと一緒になって取り組んでいきたいと思います。
※「カーボンニュートラル都市ガス」とは?
「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNG(CNL)を活用したものです。
東京ガスが2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めてお客さまに供給を開始しました。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したものです。
▼詳しくはこちらから
https://carbon-neutral-lng.jp/cnl-feature/
「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」設立について
東京ガスは持続可能な社会の実現に向け、「カーボンニュートラルLNG(CNL)バイヤーズアライアンス」設立を発表しております。
本アライアンスは、持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルLNG(CNL)を調達・供給する東京ガスと購入する企業・法人が一丸となり、カーボンニュートラルLNG(CNL)の普及拡大とその利用価値向上の実現を目的として、2021年3月に設立したものです。本アライアンス参画企業・法人は、2050年の「カーボンニュートラル社会の実現」に貢献することを目指し、CNLを世の中に広く認知させるとともに、投資機関による評価向上や国内各種制度における位置づけの確立に向けて取り組みを推進してまいります。
▼詳しくはこちらから
https://www.tokyo-gas.co.jp/letter/2021/03/20210312.html
東京ガスグループはこれからも「CO2ネット・ゼロ」に挑戦し、脱炭素社会への移行をリードしてまいります。