東京ガスグループトピックス
森里海つなぐプロジェクト◆埼玉県営大宮公園で舟遊池の浅場づくり(かいぼり)を実施
2023年5月1日
東京ガスグループでは、「森里海つなぐプロジェクト」における活動の一環として、2023年2月11日(土)、埼玉県さいたま市にある埼玉県営大宮公園の舟遊池で浅場づくり(かいぼり)を開催しました。
「森里海つなぐプロジェクト」とは?
「森里海つなぐプロジェクト」は"つなぐ"をキーワードに、私たちの暮らしを豊かにしてくれている「森」「里」「海」を守る東京ガスグループの環境・社会貢献活動です。
地域の皆様やNPO、東京ガスグループの従業員やその社員を巻き込んで、地球温暖化防止や生物多様性保全につながる活動を楽しく実施しています。"つながり"に心からの「ありがとう」を言いあえる社会を目指します。
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池の水を抜くテレビ番組でも注目されている「かいぼり」とは?
今回活動した、埼玉県営大宮公園の舟遊池では、2022年11月~2023年3月末にかけて、12年ぶりに池の水をすべて抜いた「かいぼり」を行いました。
「かいぼり(掻い掘り)」とは、日本で古くから行われている池の管理方法。農業で使う水を維持するために、稲作を終えた秋季から冬季にかけて、池の水を抜いて様々な作業を行います。最近では、都市部、公園、神社などの池で、生態系や景観回復のために「かいぼり」が実施されており、池の水を抜くテレビ番組でも注目されています。
埼玉県営大宮公園での浅場づくり
今回のプログラムは、認定NPO法人生態工房、ボランティアリーダー「大宮池守(おおみやいけもり)」の協力のもと開催されました。
12年ぶりに池の水をすべて抜く「かいぼり」が行われた埼玉県営大宮公園の舟遊池において、水を抜いた干し上げ期間に、地域のみなさまと協力して生物多様性を向上させる「浅場づくり」のボランティアとして、東京ガスグループ社員も一緒に活動しました。
浅場づくりとは、池底の泥を池岸に寄せて盛ることで、水深の浅い場所(湿地)を造ることです。
これにより池に水を戻した後、水生植物やトンボ、魚、水鳥などの多様な生きものが生息できるようになります。さらに、池底に埋もれたゴミを掘り出すことで池の清掃にも一役買いました。
参加者の声
参加者の声をご紹介します。
・池底の泥を掻きだすのは想像以上に重労働だったが、初めての体験を通じて身近にある公園の自然や生態系について、改めて考えるきっかけになった。鯉(コイ)が外来種として扱われていることには驚いた。
・はじめは泥に足を踏み入れること自体に躊躇していたが、作業を始めると浅場づくりに没頭し、どうやったら効率的にできるかなど、ボランティアの方々と一体感のある時間となった。
ボランティアリーダー「大宮池守」の方々から、参加した東京ガスグループ社員の当日の活動に対し、高い評価をいただくことができました。
森里海つなぐプロジェクトでは、今年度から、新たに4つのNPO団体と「未来につなぐ助成活動」をスタートしています。
東京ガスグループは、今後も「森里海つなぐプロジェクト」を通して社会課題の解決に取り組んでまいります。