東京ガスグループトピックス

カーボンニュートラル都市ガス導入◆荒川化学工業様

2022年12月5日

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO₂をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げています。

その一環として、東京ガスでは「カーボンニュートラル都市ガス」の導入を推進しています。

本日はその中から、荒川化学工業様の事例をご紹介します。

荒川化学工業様での導入

荒川化学工業株式会社 小名浜工場(福島県いわき市)

2022年4月より、荒川化学工業の小名浜工場において、東京ガスのカーボンニュートラル都市ガスが導入されています。この度のカーボンニュートラル都市ガスの導入により、年間約8590トンのCO₂削減に貢献できる見込みです。

荒川化学工業株式会社 小名浜工場長 寺奥さまのコメント

小名浜工場長 寺奥さま
※撮影時のみマスクを外しています。

左から 小名浜工場 保安課川上さま・工場長寺奥さま・保安課課長今野さま
※撮影時のみマスクを外しています。

 
荒川化学グループでは、1876年(明治9年)創業以来、松脂から採れるロジンとともに歩み続け、日々の暮らしに欠かすことのできない印刷インキ用樹脂、製紙用薬品、粘着・接着剤用樹脂や先端技術を支える電子材料関連分野など幅広く事業を展開しています。

2021年度よりスタートしました中期5ヵ年経営実行計画の基本方針(KIZUNA経営の推進とKIZUNA指標の達成)に沿った重点施策を進め、持続可能な地球環境と社会を実現するための取り組みに注力するとともに、2050年のCO₂排出量実質ゼロに向けた取り組みも強化しております。日本の化学業界初となるサステナビリティ・リンク・ボンドを2021年11月に発行し、SPTs(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)の一つに「2025年度のCO₂排出量を2015年度比30%削減」を選定しております。その達成に向けた施策の一つとしてカーボンニュートラル都市ガスを導入しました。

 

これからも、太陽光発電設備、再エネ電気の導入やマツの植林活動(マツタロウの森プロジェクト)など生物多様性の保全活動、未来の子供たちに向けた教育の場の提供も含めて、我々にできることから取り組みを進めていきます。また、炭素循環社会の実現に向けた取り組みを通じて、KIZUNAの輪を広げていきます。

マツタロウの森プロジェクト(荒川化学工業株式会社)

 

子どもが化学実験する様子(荒川化学工業株式会社)

※2018年撮影。新型コロナウイルス感染拡大前に開催しました。

東京ガス産業エネルギー営業部 担当のコメント

荒川化学工業様は、環境目標として「CO₂排出量を2025年度に30%削減・2030年度に50%削減(2015年度比)」を掲げられ、その先の2050年CO₂排出量実質ゼロに向けた取り組みも強化されています。東京ガスとして、荒川化学工業様の環境目標達成の一助となればと思い、カーボンニュートラル都市ガスをご提案させて頂き、小名浜工場様のガス使用量の全量約3,000,000 m3でご採用頂きました。

荒川化学工業様は、森林保全活動や子ども向け化学授業など積極的にSDGsへの取り組みを展開されており、東京ガスの活動とも親和性が高いと感じていましたので、ご採用頂けたことを大変嬉しく思います。今後も、お客さまの目指す姿に寄り添ったご提案ができるよう精進していきます。

東京ガス 産業エネルギー営業部 石田
※撮影時のみマスクを外しています。

「カーボンニュートラル都市ガス」とは?

「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO₂クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO₂が発生しないとみなすLNG(CNL)を活用したものです。

東京ガスが2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めてお客さまに供給を開始しました。なお、対象となるCO₂クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO₂削減効果をCO₂クレジットとして認証したものです。

▼詳しくはこちらから
https://carbon-neutral-lng.jp/cnl-feature/

「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」設立について

東京ガスは持続可能な社会の実現に向け、「カーボンニュートラルLNG(CNL)バイヤーズアライアンス」設立を発表しております。

本アライアンスは、持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルLNG(CNL)を調達・供給する東京ガスと購入する企業・法人が一丸となり、カーボンニュートラルLNG(CNL)の普及拡大とその利用価値向上の実現を目的として、2021年3月に設立したものです。本アライアンス参画企業・法人は、2050年の「カーボンニュートラル社会の実現」に貢献することを目指し、CNLを世の中に広く認知させるとともに、投資機関による評価向上や国内各種制度における位置づけの確立に向けて取り組みを推進してまいります。

▼詳しくはこちらから
https://www.tokyo-gas.co.jp/letter/2021/03/20210312.html

東京ガスグループはこれからも「CO₂ネット・ゼロ」に挑戦し、脱炭素社会への移行をリードしてまいります。

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