東京ガスグループトピックス
川崎市湾岸エリア初!カーボンニュートラル都市ガス導入◆三菱化工機様
2022年4月7日
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げています。
その一環として、東京ガスでは「カーボンニュートラル都市ガス ※」の導入を推進しています。
本日はその中から、三菱化工機様の事例をご紹介します。
川崎市湾岸エリア初!三菱化工機様での導入
三菱化工機株式会社 川崎製作所(神奈川県川崎市大川町)
カーボンニュートラルLNG(CNL)ロゴ
2022年2月1日、三菱化工機株式会社の川崎製作所(神奈川県川崎市大川町)に、東京ガスが供給するカーボンニュートラル都市ガスの導入が開始されました。
川崎市湾岸エリアでの導入は初であり、このことにより同エリアでのCO2排出の削減に貢献するとともに、三菱化工機株式会社川崎製作所として年間475t/年のCO2削減、また同製作所から排出されるCO2の約20%弱が削減となります。
三菱化工機 長森さまのコメント
三菱化工機(株) 川崎製作所
総務人事部総務人事課
長森さま
※撮影時のみマスクを外しています。
三菱化工機本社・川崎製作所は、舶用機器や遠心分離機・ろ過機等の製作を行う工場と、実証用水素ステーションや藻類培養等の実証試験を行う研究開発機能を持つ拠点です。近年クリーンエネルギーとして注目を集める水素については、製造装置の販売・関連する技術開発に半世紀以上に亘り携わって参りました。
この度、東京ガス様より「カーボンニュートラル都市ガス」をご紹介いただき、導入する運びとなりました。川崎製作所内に建設した実証用水素ステーション内に設置されている、水素製造装置のCO2排出量が95%以上削減され、水素原料のカーボンニュートラル化を進めるとともに、川崎市湾岸エリアのCO2削減にも貢献していきたいと思います。
東京ガス産業エネルギー事業部 担当のコメント
東京ガス 産業エネルギー事業部 髙橋
※撮影時のみマスクを外しています。
三菱化工機様では、2050経営ビジョンとして「持続可能な発展に挑戦し、快適な社会を実現」を掲げられています。川崎製作所では、水素事業の主力製品である水素製造装置の製作や水素関連技術を開発する拠点として、水素エネルギー活用によるCO2削減への取組に注力されています。これを受け、東京ガスとして三菱化工機様のビジョン達成の一助になればと考え、カーボンニュートラル都市ガスをご提案し、ご採用に至りました。
三菱化工機様は、私が新入社員のときに初めて営業担当として受け持たせていただいたお客様でもあり、より一層の思い入れがありましたので、このたびCO2削減への取組に少しでも貢献できたことを大変嬉しく思っております。この経験をきっかけに、今後も三菱化工機様をはじめ、製造業のみなさまの想いに寄り添ったご提案ができるよう努めてまいります。
※「カーボンニュートラル都市ガス」とは?
「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNG(CNL)を活用したものです。
東京ガスが2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めてお客さまに供給を開始しました。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したものです。
「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」設立について
(2021年3月9日現在)
東京ガスは持続可能な社会の実現に向け、「カーボンニュートラルLNG(CNL)バイヤーズアライアンス」設立を発表しております。
本アライアンスは、持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルLNG(CNL)を調達・供給する東京ガスと購入する企業・法人が一丸となり、カーボンニュートラルLNG(CNL)の普及拡大とその利用価値向上の実現を目的として、2021年3月に設立したものです。本アライアンス参画企業・法人は、2050年の「カーボンニュートラル社会の実現」に貢献することを目指し、CNLを世の中に広く認知させるとともに、投資機関による評価向上や国内各種制度における位置づけの確立に向けて取り組みを推進してまいります。
東京ガスグループはこれからも「CO2ネット・ゼロ」に挑戦し、脱炭素社会への移行をリードしてまいります。