バイオマス発電事業
バイオマス発電事業の取り組み
東京ガスグループでは様々なビジネスパートナーと連携し、昼夜問わず安定的に発電可能な再生可能エネルギーであるバイオマス発電事業に取り組んでいます。当社が取り組むバイオマス発電事業においては、持続可能性が確保できるバイオマス燃料だけを使用するとともに、天然ガス火力発電所で培ったノウハウを最大限活用していきます。今後もバイオマス発電事業を通して、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
バイオマス発電の仕組み
バイオマス発電は、乾燥した木材を細粉・圧縮成形した木質ペレットなどを燃焼し、発生する蒸気でタービンを回すことで発電します。光合成によりCO2を吸収する木を原料としているため、バイオマス発電はCO2を排出しないものとされています。
バイオマスの再エネ電源開発と操業・メンテナンス
伏木万葉埠頭バイオマス発電所/市原八幡埠頭バイオマス発電所
2020年9月、伏木万葉埠頭バイオマス発電合同会社※1および市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社の2社を当社が単独で取得しました。
伏木万葉埠頭バイオマス発電所は、当社が保有するバイオマス発電所の中で初となる商業運転を開始しました。市原八幡埠頭バイオマス発電所は、当社100%出資子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(TGES)※2がO&M業務(運営・保守)を担います。
発電所名 | 伏木万葉埠頭バイオマス発電所 | 市原八幡埠頭バイオマス発電所 |
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所在地 | 富山県高岡市伏木万葉ふ頭5番4 | 千葉県市原市八幡海岸通2番10 |
発電容量 | 51,500kW | 75,000kW |
燃料 | 木質ペレットなど | 木質ペレットなど |
運転開始年 | 2022年7月 | 2024年内(予定) |
発電所名 | 伏木万葉埠頭バイオマス発電所 | 市原八幡埠頭バイオマス発電所 |
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所在地 | 富山県高岡市 | 千葉県市原市 |
発電容量 | 51,500kW | 75,000kW |
燃料 | 木質ペレット等 | 木質ペレット等 |
運転開始年 | 2022年7月 | 2024年内(予定) |
コラム:食品廃棄物リサイクル事業
当社は輸入材を活用した大型バイオマス発電所だけでなく、宮城県仙台市において、食品残渣をメタン発酵させて生成したバイオガスを燃料とするバイオガス発電事業にも取り組んでいます。本事業により、これまで焼却処理されていた食品廃棄物のリサイクル率の向上に寄与するとともに地域に根差した再生可能エネルギーの地域循環型モデルの構築を目指します。
コラム:現場第一線から~伏木万葉埠頭バイオマス発電所~
伏木万葉埠頭バイオマス発電所は、壮大な立山連峰を望み、海の幸が豊富な富山湾に面した富山県高岡市伏木万葉埠頭に立地しています。当発電所は伏木地域でも一際大きな設備であることから、地域の方々からもご注目頂いているランドマークになっています。
地域の皆さまのご期待に応えられるように、安心・安全な電力の安定供給に努め、地域の発展に貢献する発電所を目指してまいります。
また、当発電所は当社が保有するバイオマス発電所の中で最初に稼働した発電所です。私は、新たな挑戦となる本事業に携わることを誇りに感じるとともに、発電のプロフェッショナルとしてより大きく成長し、今後も当社グループの発電事業の第一線で活躍できる人材を目指し、尽力してまいります。