東京ガスグループトピックス

“もしも”のときの備えに!厨BO!YOKOHAMAにて災害時を想定したクッキング体験会を開催

2025年7月31日

東京ガスは、近年の自然災害の増加を受け、自治体・一般の皆さまに向けた特別プログラム「防災クッキング体験会」を「厨BO!YOKOHAMA」で2025年5月、6月に開催しました。
取り組み整備の目的や体験会の様子、今後の展望などを詳しくご紹介します!

参考:防災レシピ「日々のごはんともしものごはん」について詳細はこちら

「厨BO!YOKOHAMA」について

東京ガスが運営する、食のプロの厨房づくりを支援する、体験型業務用テストキッチンです。飲食店の皆さまに身近な業務用ガス厨房機器について、気になる厨房機器の使い勝手、機能性、料理の仕上がりなどを気軽に試していただき、納得して厨房機器を選んでいただくことを目指しています。
また、定期的にイベントやセミナーを開催し、飲食店の皆さまが快適で働きやすい厨房づくりをサポートしています。

参考:「厨BO!YOKOHAMA」の特徴などはこちら

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防災クッキングとは?

大規模災害発生時に在宅避難を余儀なくされた際、日頃から備えが必要な事項や、普段と変わらない温かく食べ慣れた食事を確保して心身の健康を保つ方法などをお伝えするプログラムです。
これまでも、東京ガスの料理教室にて一般のお客さま向けへの体験イベントを開催してきました。

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防災クッキング体験会開催の背景

今回の実施にあたっては、自治体さまの政策推進パートナーとして、地域・コミュニティと共に発展していくことを目指す東京ガスの地域共創カンパニーと協働。自治体さまが市民の皆さまへ防災啓発活動をさらに推進できるよう、本施設を自治体さま向けの支援拠点として活用いただきたいとの思いから開催しています。
防災クッキング体験会で扱ったメニューには、座学と調理実習を通じて、災害時に温かい食事がとれるお湯ポチャレシピ※や、消費期限切れを防ぎつつ日常的に備蓄を回転させるローリングストックレシピを組み込んでいます。
原則16歳以上の方を対象に、ご家庭での実践から地域での防災活動まで、幅広くご活用いただくことを想定しています。

※ 「お湯ポチャレシピ」は株式会社オフィスRMの登録商標です。

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当日の様子【自治体さま】

当日は自治体職員や防災士の方約10名が参加。お湯ポチャレシピとローリングストックレシピを座学と調理実習で体験いただきました。
災害時にライフラインが停止した想定のもと、カセットコンロを使って温かい食事をつくるお湯ポチャ調理を体験し、栄養豊富な「麻婆高野豆腐丼」や、賞味期限切れ間近の乾パンを用いた「乾パンdeチョコサラミ」を調理しました。
防災拠点をイメージしたデモでは、高齢者や赤ちゃんに配ることを想定した「おかゆ」を大鍋でお湯ポチャ調理し、試食いただきました。

<イベントに参加された方の感想>

・お湯ポチャレシピを知ってはいたが、実際に行ったことはなかったので体験できてよかった。
・調理の説明が丁寧で、料理に慣れない方もできそうだと思いました。また、お湯ポチャの細かいコツも知れてよかったです。
・今回のローリングストックレシピでは、なかなか消費できない乾パンもおしゃれに食べることができてよいと思いました。

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当日の様子【一般参加者さま】

ポリ袋の結び方のコツなど、メモを取りながら受講されている方の姿も

麻婆高野豆腐丼、切り干し大根と干し桜海老のサラダ 粒マスタードドレッシング、乾パンとゆであずき 季節の果実のトライフル

会社員や主婦の方、栄養士や料理教室の先生など食のプロフェッショナルな領域の方まで、様々なご職業の方々が参加。
お湯ポチャレシピとして麻婆高野豆腐丼、ローリングストックレシピとして厨BO!常駐シェフが考案した切り干し大根を使ったサラダと乾パンやナッツを使ったデザートのトライフルの3品を調理・ご試食いただきました。

<イベントに参加された方の感想>

・お湯ポチャやローリングストックといった調理法は、名前だけ知っているつもりでしたが、実際に体験してみると、想像以上に簡単でおいしく、災害時でも食べる安心を確保できる現実的な選択肢であると実感しました。
・ポリ袋ひとつでご飯もおかずも同時に調理できる効率のよさと、洗い物を極限まで減らせることが印象的でした。
・災害時は、不便な中でも温かいご飯を食べたいと思っていたので、とても参考になりました。
・「非常食=味気ないもの」というイメージを覆す、おいしくて栄養バランスも考慮されたメニューの数々は、日常的に取り入れていきたい内容ばかりでした。
・防災意識が高まりました。備蓄する物品の必要量がわかりました。

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今後の展望

東京ガスエンジニアリングソリューションズ 都市エネルギー営業部 大澤弘美

厨BO!YOKOHAMAは、これまで業務用のプロの方向けに運営してまいりましたが、昨年度に「食関連の支援強化」を掲げ、対象を一般の方にも広げました。防災クッキングのコンセプトに共感し、厨BO!でも実施できるようにと社内に働きかけを行ったところ、地域共創カンパニーの強力なサポートのお陰で実施が叶いました。
厨BO!は東京ガスのコーポレートメッセージ「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」を体現する場として、防災クッキングを通じて市民啓発活動を推進し、自治体さまが抱える課題の解決に貢献してまいります。

東京ガス 地域共創カンパニー カーボンニュートラルシティ推進部 新井友絵

広報部 CSR室にいた2018年に「日々のごはんともしものごはん」のコンテンツを開発いたしました。在宅避難のとき、温かく食べ慣れた食事をとって心身の健康を保ってほしいとの思いからです。現在は、東京ガスの各種ソリューションで自治体さまが抱える地域課題の解決に取り組む支社・支店の支援を担当しており、厨BO!での防災クッキング実施に向け協力をいたしました。今後、厨BO!での防災クッキングを通じ、自治体さまの「在宅避難」に関する課題解決をご支援できると嬉しいです。

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