東京ガスグループトピックス

2024年度 新エネ大賞「新エネルギー財団会長賞」を受賞!◆「国内工場向けで最大規模のリチウムイオン蓄電システムと太陽光発電システムの導入」

2025年4月11日

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(TGES)は、本田技研工業株式会社(以下「Honda」)、株式会社 GSユアサ(以下「GSユアサ」)とHonda熊本製作所における「国内工場向けで最大規模のリチウムイオン蓄電システムと太陽光発電システムの導入」の取り組み(以下「本取り組み」)について、一般財団法人新エネルギー財団が主催する2024年度(令和6年度)新エネ大賞に共同で応募し、「新エネルギー財団会長賞」(分散型新エネルギー先進モデル部門)を受賞しました!取り組みの概要と今後の展望についてご紹介します!

本取り組みの概要とは?

Honda熊本製作所

リチウムイオン蓄電池

TGESとHondaは、脱炭素推進のため、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電システムの導入拡大を進めています。本取り組みは、国内の工場向けでは最大規模※1となるリチウムイオン蓄電池(2万kWh)を導入し、稼働済みの太陽光発電システム(7,100kW)の発電状況に連携した運用を行うものになります。

太陽光発電システムの発電量が電力需要を上回る休日等に蓄電池の充電(蓄電)を行い、発電量が電力需要を下回る夜間等の時間帯に蓄電池から電力を供給します。これにより、再生可能エネルギー由来の電力を無駄なく活用できます。

太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電池は、TGESがシステム設計、施工、メンテナンス・監視、制御等をワンストップで提供するエネルギーサービス方式※2で設置。遠隔監視センターから24時間365日遠隔監視を行い、設備の停止につながる予兆を検知し、故障を未然に防ぐ予防保全も迅速に対応することで、設備の安定稼働を図ります。

※1 工場敷地内に自家消費のために設置されたリチウムイオン蓄電池の容量としては国内最大規模(GSユアサ調べ)
※2 事業者がエネルギーシステムを所有、メンテナンス、運用までワンストップで行い、利用者は初期投資不要でエネルギーサービス利用料を対価として支払うサービス

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「新エネ大賞」受賞のポイント

表彰の様子 TGES 小西 康弘社長

本取り組みは、国内最大規模の産業用蓄電池を活用した大規模太陽光発電システムを導入した点や、蓄電池の新たな制御方法を確立した点等が評価されました。本取り組みをモデルケースとして、再生可能エネルギーの有効活用に向けた蓄電池の導入が増えることが期待されています。

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今後の展望

太陽光発電システムをHonda熊本製作所の敷地内に更に増設し、再生可能エネルギーの比率を高めるだけでなく、蓄電池の利用率も更に高めていきたいです。また、蓄電池は、デマンドレスポンス※3等での活用を検討しています。デマンドレスポンスを通じて、地域の電力網の安定化に寄与できればと考えています。
※3 お客さまの生産設備や自家発電機などを制御・活用することで、電力需要を変化させて需要と供給のバランスをとること

東京ガスエンジニアリングソリューションズ 産業エネルギー営業本部 菅野

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TGESは「IGNITURE」の下で提供するソリューションを通じて、法人のお客さまのサステナブルかつスマートな事業運営の実現を目指しています。今後も、国内外の事業を通じて培ったノウハウを活用し、脱炭素・最適化・レジリエンスに資する各種ソリューションの提供を通じて、お客さまと地域の持続的な発展に貢献していきます。

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