東京ガスグループトピックス
文京区に見守りサービスを提供◆高齢者が安心して暮らせる街づくりに
2023年9月18日
文京区では、文京区在住の高齢者の方を対象に、東京ガスのらくらく見守りサポート「もしものたより」を活用した、「高齢者見守りあんしん扉センサーサービス」を提供しています。
サービスの概要や導入に至った経緯など、文京区のご担当の方のコメントとともにご紹介します。
文京区「高齢者見守りあんしん扉センサーサービス」とは?
東京ガスグループでは、グループ経営理念で示している存在意義「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」のもと、エネルギー事業に限らず、お客さまや社会によりそうさまざまなサービスを展開しています。
その一つが、離れて暮らす親御さまを見守る、らくらく見守りサポート「もしものたより」です。
親御さまの自宅のドアに取り付けた「開け閉め確認センサー」を通し、ドアの開閉を東京ガス側で確認。24時間ドアの開閉が無かった場合、東京ガスから見守り対象者さま(親御さま)に安否確認のお電話を差し上げ、安否の確認ができなかった時だけ、見守る人にメールでお知らせするというサービスです。
文京区の「高齢者見守りあんしん扉センサーサービス」は、この「もしものたより」を区内在住のおおむね65歳以上、かつ一人暮らしまたは同一の世帯に属する方全員がおおむね65歳以上の方を対象に、令和7年3月までを実施期間とし、無償で提供するものです。
「高齢者見守りあんしん扉センサーサービス」の提供の経緯~文京区さまのコメント~
文京区では、コロナ禍の影響によりイベント・催しものが中止となり、区内の高齢者との接点が激減し、普段の暮らしが全く見えないという課題がありました。高齢者の孤立リスクが懸念されたことから、区内の4圏域にある高齢者あんしん相談センターに「高齢者見守り相談窓口」を設置し、配置した相談員が、地域の方から少し気になるような高齢者の方の情報をキャッチして、訪問を行うようにしていましたが、これに加え、さらに手軽な手法で見守り体制を充実させる施策を探していました。
そこで注目したのが、東京ガスの扉センサーを使用した「もしものたより」です。簡単に取り付けをすることができ、万が一の不具合対応も安心して任せられることが決め手となりました。
こうして2023年5月から、「高齢者見守りあんしん扉センサーサービス」の提供を開始しました。他もう一つの見守りサービスとあわせて、23区で初めての見守りサービスの導入となりました。
「高齢者見守りあんしん扉センサーサービス」は、チラシ、区報、区のSNSなどを活用して周知をおこなっているほか、別件で高齢の方が窓口に来た時にも、「このようなサービスを受けませんか?」と声掛けをしています。
また、本サービス開始時には、民生委員があつまる定例会の場で見守りサービスの案内を行ったり、開始後には、高齢者あんしん相談センターでも気になる方がいたら声をかけてもらうなど、社会福祉協議会をはじめ、地域のみなさまに周知のご協力をいただいています。
2024年度についても、現時点での声掛け・契約件数をふまえ、引き続きサービスを継続する予定です。
高齢者の孤立リスクへの対応・見守り体制への貢献 ~東京ガス担当者のコメント~
昨年(2022年)の6月に文京区さまからお問合せの連絡を頂いた時から、このお話は始まりました。
お打合せの中で、サービス内容を分かりやすくお伝えする為に、高齢者見守り扉センサーサービスのご案内チラシの原案をご提出致しましたが、区民の皆様に、よりご理解を頂きお申込みに繋がるよう、何度も議論いたしました。より良い内容をチラシに盛り込みたいという重田様の熱意をこの時とても感じることができました。
自治体様へのサービス提供は、文京区さまが初めてとなり、文京区さまのサービスとして運用する為、通常サービスと少し異なります。最終仕様を決める年末・年始、大変多忙な重田様と毎日のように質問シートをメールでやり取りをして、その都度、チームのメンバーと打ち合わせ、検証を重ね、文京区さまに納得頂ける仕様に変更致しました。今年の2月に正式採用のご連絡を頂いた時は、とてもうれしかったですね。
より良いサービスを提供できるよう努力し、文京区民の皆さまに信頼頂ける事業者として、末永くお付き合いさせて頂きたいと思います。
東京ガスはこれからも地域に密着した企業として、地域行政と連動しながら安心して暮らせる街づくりに貢献していきます。