東京ガスグループトピックス

東京ガスのDX人材向けインターンシップ「超実践型のプログラム」実施の取り組み

2023年3月6日

(撮影時のみマスクを外しております)

DX人材採用強化の背景

東京ガスでは、2019年に「Compass2030」という経営ビジョンを設定しました。このビジョンの中で、「CO2ネット・ゼロ」をリード、「価値共創」のエコシステム構築、LNGバリューチェーンの変革、の3つの挑戦を掲げています。

ますますデジタル化が進展し、社会や暮らしが大きく変わる中でCompass2030に掲げた目標を達成していくためには、より一層DX/データアナリスト人材が不可欠になってくるとの想いから、採用を強化しています。

Compass2030についてはこちら

東京ガスでは文系・理系を問わず、幅広くDX/データアナリスト人材を求めており、従来の自社採用ホームページでの掲載に加えて、デジタル分野に感度が高い学生向けのWebページ掲載や、スカウト方式での参加者募集を行っています。

東京ガス 人事部人材開発室 採用チームリーダー 野田

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ストーリー性を意識した学生とのコミュニケーション

「東京ガスがDX/データアナリスト人材を求めている」というと、少し意外に感じる学生もいるかもしれません。
そこで東京ガスではストーリー性を意識し、学生に「DX/データアナリスト人材として東京ガスで活躍する」ことを具体的にイメージしてもらえるよう、以下の流れで学生とコミュニケーションを取っています。

東京ガス人事部人材開発室 採用担当 吉原

①東京ガスについて知ってもらう
いきなりDX人材の話をする前に、東京ガスがどんな価値観を大切にしてこれまで事業を営んできたか、今後どのように成長しようとしているか、事業内容や「Compass 2030」に関する説明を通して、会社の全体感を伝えています。

②データ分析の職場の社員とのオンライン座談会
2022年卒入社の「DX人材×新卒採用1期生」に学生に参加して頂いています。ポテンシャルの高い若い人材が早い段階から活躍している側面を見ていただき、「東京ガスでDX人材がどのように活躍できるのか?」をイメージしていただきます。

③インターンシップの案内
オンラインではなく、対面形式で仕事内容や働いている環境を深く知りたい方向けに、職場受入型の「DX/データアナリスト人材向け 超実践型インターンシップ」の案内をしています。

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東京ガスのDX/データアナリスト人材向け「超実践型インターンシップ」とは?

東京ガスが実施している、DX/データアナリスト人材向けの「超実践型インターンシップ」では、他社のインターンシップと比べて以下の特徴があります。

本インターンシップに参加した学生

①実データに近い形式や量を扱う
東京ガスが保有しているアセットデータ(顧客情報、エネルギー、設備の稼働状況)に近いモデルデータを使ったインターンシップとなっており、ここまで膨大で、かつ実践に近いデータを扱うインターンシップはなかなかないのではないかと自負しています。
「どのような環境で、どのような人が、何をしているのか?」をよりリアルに体験してもらうために、現場の社員と共にこだわったポイントです。

②課題設定から結果の考察・活用検討までの一連プロセスを経験できる
東京ガスでは、データ分析はあくまで手法の一つであると考えています。インターンシップを通して課題設定から仮説を立て、事業に落とし込んでいくまでを体験していただくのが最大の目的です。今回のインターンシップでは、メンターの先輩社員と共に、以下のようなプロセスで業務に取り組んでいます。

(1)東京ガスのアセットデータに近いモデルデータから分析した課題や傾向を見つける
(2)仮説を立てる
(3)「事業に落とし込んだ時にブラッシュアップできるか?」「新しいビジネスが生まれるか?」を考える

東京ガスは事業会社であり、「データ活用・分析をどのように問題解決に繋げていくのか?」という視点が重要になります。そのため、一般的なデータサイエンティストとの違いを体験していただくことを重視しました。

「デジタル分野の視点から企画立案に繋げていく」。ここまでリアルな職場を体験できるインターンシップはDX人材の新卒採用に取り組む企業の中でも珍しいのではないかと考えています。

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参加した学生の声・今後に向けて

本インターンシップに参加した学生からは、以下の感想を頂くことができました。

・何社かインターンシップに参加しましたが、ここまでリアルに近いデータを取り扱うのは初めて。その分難易度も高いが、やりがいがあります。

・想像以上に様々な社員の方とお話することができました。扱うデータも本番に近く、他に参加したインターンシップと比較してなかなか経験できない内容となっていました。

また対応した先輩社員からも、
「学生とのお話を通して、「あらためて東京ガスの魅力って何だろう?」と客観的に自身の仕事について考えることができ、学びがありました。」という感想もありました。

本インターンシップを通して、実際の職場の雰囲気や先輩社員のモチベーションの高さなどを感じていただける良い機会になったのではないかと手ごたえを感じています。

また、最近の学生の方のデータ活用に対する柔軟な適応力に感心する場面も多く、データ活用を通じて、当社のリアルな業務、当社が目指す方向性を体感いただけたと感じています。

 

2022年からスタートしたばかりの本インターンシップですが、これからさらにブラッシュアップして「Compass 2030」のロードマップ達成に向け、新卒採用強化に繋げていきたいと考えています。

東京ガスグループはこれからも、Compass2030に掲げた目標の達成に向け、様々な取り組みを行ってまいります。

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