東京ガスグループトピックス

自動車業界初!カーボンニュートラル都市ガス導入◆いすゞ自動車様

2021年8月31日

(左)いすゞ自動車㈱ 栃木第三工場
(右)大型トラック「ギガCNG(圧縮天然ガス)車」

 
東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO₂をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げています。
 
その一環として、東京ガスでは「カーボンニュートラル都市ガス ※」の導入を推進しています。
本日はその中から、いすゞ自動車様の事例をご紹介します。

自動車業界初!いすゞ自動車様での導入

「いすゞ自動車㈱ 栃木第三工場」 2018年にスマート工場として新設し、環境にも配慮した最新工場

大型トラック「ギガCNG(圧縮天然ガス)車」 2021年7月に発売した改良型の大型CNGトラック

 
2021年4月1日より、いすゞ自動車の藤沢工場(神奈川県藤沢市)に設置する圧縮天然ガス(CNG)車用の充てん装置に供給する都市ガスの全量と、栃木工場(栃木県栃木市)に供給する都市ガスの一部をカーボンニュートラル都市ガスに切り替えています。

東京ガスが自動車業界にカーボンニュートラル都市ガスを供給するのは本件が初めてとなります。

カーボンニュートラルLNG(CNL)ロゴ

いすゞ自動車株式会社 鹿内様・田辺様のコメント

いすゞ自動車は、社会インフラとしての物流を支える社会責任を果たすため、環境に配慮したトラックやバスを製造、販売しています。

その製品のひとつに天然ガスを燃料とする車両をラインナップし、天然ガス車を使用されるお客様にご利用いただけるよう、藤沢工場には圧縮天然ガスの充填スタンドを設置しております。

いすゞ自動車 NGV企画・設計部 部長 鹿内様
藤沢工場 圧縮天然ガス充填ステーション
※撮影時のみマスクを外しています

今年4月からこのスタンドで供給する天然ガスの全量と、天然ガス車両のエンジンを製造している栃木工場の一部でカーボンニュートラル都市ガスを導入させていただきました。

いすゞグループは2050年の社会が豊かで持続可能な社会であるために、そしていすゞがこれからも「運ぶ」を支え続けるため、「いすゞ環境長期ビジョン2050」を掲げております。

製品の製造段階からお客様のご利用段階まで、より広い視点でカーボンニュートラル社会の構築に貢献出来るようこれからも様々な取り組みを進めてまいります。

いすゞ自動車 PT製造第二部 保全課 シニアエキスパート 田辺様
CNGエンジン
※撮影時のみマスクを外しています

東京ガス産業エネルギー事業部 担当のコメント

これまでいすゞ様は、生産設備に関する省エネの取り組みやCGS導入等により、環境負荷低減に向けた取り組みを積極的に進めておりました。TGグループとしてもエネルギーサービスを始め、個々の事業所や既存エネルギーの枠を越えた新たな省エネ提案にも取り組んで参りました。

その中で、いすゞ様は「豊かで持続可能な社会」の実現に向け、地球環境への負荷を最小限にすることを目指し、『いすゞ環境長期ビジョン2050』 を策定されました。これを受け、ビジョン達成の一助になればと思いCNLをご提案し、ご採用いただきました。
今後も引き続きいすゞ様のビジョン達成に向けてご提案をしていきたいと思います。

(左)東京ガス 産業エネルギー事業部 寺川
(右)東京ガス 産業エネルギー事業部 一本木
※撮影時のみマスクを外しています。

※「カーボンニュートラル都市ガス」とは?

「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNG(CNL)を活用したものです。

東京ガスが2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めてお客さまに供給を開始しました。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したものです。

▼詳しくはこちらから
https://carbon-neutral-lng.jp/cnl-feature/

 
 

「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」設立について

(2021年3月9日現在)

東京ガスは持続可能な社会の実現に向け、「カーボンニュートラルLNG(CNL)バイヤーズアライアンス」設立を発表しております。

本アライアンスは、持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルLNG(CNL)を調達・供給する東京ガスと購入する企業・法人が一丸となり、カーボンニュートラルLNG(CNL)の普及拡大とその利用価値向上の実現を目的として、2021年3月に設立したものです。本アライアンス参画企業・法人は、2050年の「カーボンニュートラル社会の実現」に貢献することを目指し、CNLを世の中に広く認知させるとともに、投資機関による評価向上や国内各種制度における位置づけの確立に向けて取り組みを推進してまいります。

▼詳しくはこちらから
https://www.tokyo-gas.co.jp/letter/2021/03/20210312.html


東京ガスグループはこれからも「CO₂ネット・ゼロ」に挑戦し、脱炭素社会への移行をリードしてまいります。

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