東京ガスグループトピックス

『解体キングダム』で反響◆スイカ柄ガスホルダー解体とドローン動画

2021年5月6日

5月1日(土)に放送されたNHK BSプレミアム『解体キングダム』にて、千葉県富里市の街のシンボル・東京ガスの「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」の解体の様子を“建築アイドル”こと HeySayJUMP の伊野尾 慧さんにご紹介いただきました。

▼番組HPはこちら
https://www.nhk.jp/p/ts/JM3P4YLR7K//


放送後、皆さまより多くの反響の声を頂いており、今回、「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」のありし日の様子と 解体の様子を、富里市協力による<ドローンで撮影した動画>と合わせてご紹介いたします。

地域のシンボル 千葉県富里市の「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」

ガスホルダー(ガスタンク)は夜間に都市ガスを蓄え、1日の需要に応じてガスを送り出す設備です。
 
「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」が千葉県富里市(当時:千葉県富里町)に建設されたのは、今から約20年前の2000年6月のこと。
この新しいガスホルダー(ガスタンク)に地元のみなさまに親しみを持ってもらおうという発案から、地域の特産品であるスイカの柄に塗装されることになりました。黒い線を何本入れたらスイカらしいか、ガスホルダー(ガスタンク)に見立てたボールに描いてみるなどの検討が重ねられ、最終的に10本線のデザインが採用されました。
 
 
そして完成した、高さ37メートル・直径34メートルの巨大な「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」は、約6000世帯に1か月分のガスを供給することができ、地域のみなさまの暮らしを支えてきました。

同時に、この「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」はテレビや雑誌などに取り上げられ、市のホームページやパンフレットにも使用されるなど、街のシンボルとして地域の方に親しまれる存在となりましたが、当該地区のさらなる安定供給に向けて都市ガスの導管網を整備したことに伴い、付近一帯のガス圧力が安定するネットワークが構築され、このガスホルダー(ガスタンク)を活用する必要が無くなり、惜しまれつつも撤去されることが決定しました。

「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」日本独自の技術による解体

下半球の切断

下半球の切断

上半球の切断

「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」の解体は『リンゴ皮むき工法』と呼ばれる方法で行われました。これはまさにくるくるとリンゴの皮をむくように、クレーン車のゴンドラに乗った2人の作業員が、ガス切断器でてっぺんから1.5メートル幅でらせん状に切れ目を入れていき、鉄板そのものの重さで地上に安全に落としていくという方法です。

解体工事は2020年12月上旬に下半分の切断から始まり、2021年の1月に上半分の解体に着手され、3月に解体が完了しました。

富里市から感謝状もいただきました

2020年9月29日には、富里市より、多年にわたり富里市の特産物である「富里スイカ」のPRや、富里市のPR活動に多大な尽力をしたとして、「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」に感謝状が贈呈されました。


富里市では、「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」のありし日の様子と解体の様子を記録するため、市民活動団体の協力を得て作成したドローン撮影動画も公開しています。こちらもぜひご覧ください♪

「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」鉄板の一部を富里市に贈呈

五十嵐博文市長(左)へパネルを寄贈する 千葉支社の塩入英治支社長(右)

2021年4月12日東京ガスは、解体された「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」の鉄板の一部とパネルを、富里市へ寄贈いたしました。

鉄板は43センチ×51センチで、厚さが3.6センチ、重さは約60キロあり、パネルではリンゴの皮をむくように解体される工程を紹介しており、市役所1階に開設された「富里市観光ブース」で展示されています。

富里市の五十嵐博文市長は「このプレゼントは市民にとって、うれしい限り。今後もこの場所で皆さんに見てもらえるよう努める」とコメントを頂戴しました。東京ガス千葉支社の塩入英治支社長からも「20年間のご愛顧に感謝している。寄贈品を通じ、後々の世代の方々にも「スイカ柄ガスホルダー(ガスタンク)」があったことを発信できればうれしい」とコメントしました。

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