東京ガスグループトピックス
渋沢栄一から引き継ぐ精神を語る◆笹山社長が新紙幣発行記念シンポジウムに出席
2024年7月29日
2024年7月3日、新紙幣が発行されました。新しい一万円札の”顔”となったのは、「日本経済の父」渋沢栄一。
これを記念し、7月1日、毎日新聞社主催の新紙幣発行記念シンポジウムが開催され、東京ガス 笹山社長が出席しました!
東京ガスと渋沢栄一との関わりとは?また、笹山社長が語る「東京ガス 第三の創業」とは?詳しくご紹介します!
渋沢栄一と東京ガス
新たな1万円札の顔となった実業家・渋沢栄一は、天保11年2月13日(新暦の1840年3月16日)に埼玉県に生まれ、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜に仕えました。
その後、明治政府で大蔵官僚を務めたのち、実業家として活躍。日本初の銀行頭取に就任したことをはじめ、500以上の会社・団体設立に関わったことから「日本資本主義の父」とも言われています。そして、渋沢栄一が創立した企業の一つが「東京ガス」です。
明治の初め、東京のガス事業は東京府(今の東京都)がおこなっていましたが、東京府瓦斯局長であった渋沢栄一が中心となって、1885年(明治18年)に民間企業である「東京瓦斯会社」が誕生しました。
渋沢栄一は創業時の最高責任者(委員長)に就任。以来1909年(明治42年)に取締役会長を退任するまで、35年の長きに渡り、東京のガス事業を通して社会と暮らしの発展を推し進めました。
新紙幣発行記念シンポジウム
7月1日、新紙幣の発行を記念した毎日新聞社主催の新紙幣発行記念シンポジウムが、渋沢栄一と子、孫、曽孫が四代にわたり暮らした住宅がある、「清水建設の温故創新の森NOVARE」で開催されました。
テーマは「渋沢栄一『論語と算盤』の聖地で原点を学ぶ~100年先にも残したい、その教えの神髄とは~」と題され、渋沢栄一の著書『論語と算盤』を愛読し選手にも渡したという2023WBC日本代表の栗山英樹監督や、東京ガスの笹山社長をはじめとした渋沢栄一とゆかりのある企業の会長や社長など関係者約130人が参加しました。
本イベントは、第1部として栗山英樹監督と渋沢栄一記念財団の井上潤業務執行理事によるトークショーが行われ、第2部として「渋沢栄一」にゆかりのある企業の経営層がパネリストとして登壇し、パネルディスカッションが行われました。
渋沢栄一の精神を引き継ぎ、成長し続ける企業に
パネルディスカッションにおいて、笹山社長は東京ガスのこれまでの歴史を振り返り、1885年に渋沢栄一が東京ガスを創立した「第一の創業」、1969年に世界に先駆けてクリーンなLNGを導入した「第二の創業」に続き、現在は地域を超えてグローバルな環境問題に貢献していく「第三の創業」を迎えていると語りました。
また「第三の創業」における特に重要なポイントとして”脱炭素化”を掲げ、2050年カーボンニュートラル化実現のための具体的な道筋を策定した「カーボンニュートラルロードマップ2050」、グループ経営ビジョン「Compass2030」の実現に向けて、「渋沢栄一のチャレンジ精神と創業時の思いを体現し、持続的に成長する会社であり続けたい」と強い決意を表明しました。
栗山監督からは、「エネルギー事業は、未来に向けて重要で大切な事業。それを継続しながら脱炭素に向かっていくことは、とても大変なことだと思うが、是非達成していただきたい!」と応援のメッセージをいただきました。
~笹山社長から栗山監督への質問~
笹山社長:「栗山監督は個々の選手の力を最大限に発揮できるチームをつくるためにしていることや、どうやってマネジメントしているかを教えてほしい」
栗山監督:「WBCの監督をしていた時、選手にただチームの一員ではなく、日本代表は俺のチームなんだ!というふうに自分の中で思ってやってもらえると、みんなの方向性が一つになって力が発揮しやすくなる。とは考えていた。会社でもこの会社は俺の会社なんだ!と思ってやることが大切だと思う。うまくいかないケースもあるが、他人事にしないという感覚を持つことが大事」
東京ガスグループはこれからも、渋沢栄一が提唱した「理念(論語)と利益(算盤)は両立する」の理念のもと、成長を続けて参ります。