東京ガスグループトピックス

◆今日は「何の日」?◆日本の台所事情を変えた「あるもの」とは?

2020年11月25日

今から63年前の今日、昭和32年(1957年)11月25日に、東京ガスが「ガス自動炊飯器」を発売しました!

◆人々の生活を変えた「自動炊飯器」 ◆

昭和20年代まで、ごはんを炊くのは「かまど」が使われていました。かまどの場合、薪をくべて火をおこし、息を吹きかけながらつきっきりで火加減を調節し続ける必要がありましたが、ボタンひとつでごはんが炊ける「自動炊飯器」が各家庭に普及すると、台所事情ががらりと変わりました。
家事労働にかかる時間も大きく減り、高度経済成長期ということも相まって、人々の生活スタイルも大きく変化することとなりました。

◆"理想的な御飯炊き"ガス自動炊飯器 ◆

昭和32年(1957年)11月25日に登場した「ガス自動炊飯器」の特長は、ガスの高火力で「かまど」に劣らず美味しいごはんが炊けること、また、1回あたりのランニングコストの安さでした。

昭和32年(1957年)発売 タツミガス自動炊飯器

昭和32年(1957年)発売 タツミガス自動炊飯器 取扱説明書より

実際に、当時のチラシには「炊飯器はマキの不便さを取除き、しかもおいしさ、栄養ともにマキ以上という理想的な御飯炊きです。」「1升炊き上げるのにガス代は3円ぐらい、5合なら2円ちょっとですから大へん経済的です。」とあります。

昭和32年(1957年)発売 タツミガス自動炊飯器 パンフレットより

昭和32年(1957年)発売 タツミガス自動炊飯器 パンフレットより

◆セパレート式が発売◆

そして、この翌年に発売された「TG6号ガス炊飯器」は、なんと上部のおひつ部分と下部のコンロ部分が分離するセパレート式のもので、ガス炊飯器で炊飯をおこなわないときは、おひつ部分を取り外し一口コンロとして活用できるというものでした。

昭和33年(1958年)発売 TG6号ガス炊飯器

このように、「ガス自動炊飯器」は世間のニーズを反映しながら開発が重ねられていき、昭和44年(1969年)には販売台数273万台を記録するほど、各家庭で親しまれるものとなりました。

◆今は「ガスコンロ」で簡単に! ◆

実は、今は「ガスコンロ」でおいしいごはんが"簡単に"炊けることをご存じですか?


お鍋を使って直火で炊くごはんの美味しさは格別。難しそう...と思われがちですが、実際にやってみると意外にも簡単に炊けるんです!そして、炊き上りが早い、冷めてもおいしいというメリットも。
ぜひ試してみてくださいね♪


▼【コンロのプロ直伝】意外と簡単! お鍋を使った「ご飯の炊き方と美味しい理由」
https://tg-uchi.jp/topics/2476

◆東京ガス ガスミュージアム◆

東京都小平市にある東京ガスの企業館「ガスミュージアム」では、明治時代の錦絵を400点以上所蔵しています。
主に企画展で錦絵をご覧頂けるほか、日本のガスの事業の歴史と、くらしとガスのかかわりをご紹介しています。
 
▼「ガスミュージアム」についてはこちら
https://www.gasmuseum.jp

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