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カーボンオフセットに関する取り組み
東京ガスグループは、熱の脱炭素化手段として、カーボンオフセット都市ガスの供給を始めとし、カーボンオフセットの拡大に貢献しております。
カーボンオフセットとは
カーボンオフセットとは、市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、カーボンクレジット等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせることです。
これにより、主体的な削減活動の促進・気運醸成に加えて、温室効果ガスの排出削減・除去プロジェクトへの資金還流、地域活性化及び持続可能な発展への貢献が期待されます。
オフセットの位置づけ
当社グループは2019年6月に国内で初めて、ボランタリーカーボンクレジットを活用したカーボンオフセットLNGを調達し、同年10月には初めて、カーボンオフセット都市ガスとしてお客さまに供給を開始しました。カーボンオフセット都市ガスの導入は、足下で取り得る熱の脱炭素化に資する手段としてニーズが高く、カーボンオフセットの拡大に貢献しています。
2024年3月には、グループ経営ビジョンで掲げたCO2ネット・ゼロの実現に向け、2040年、2050年を見据えた当社グループの具体的な道筋となる「東京ガスグループ カーボンニュートラルロードマップ 2050」を発表しました。カーボンニュートラル社会へのシームレスな転換を牽引する一つの手段として、信頼性の高いカーボンオフセットを位置づけています。
品質担保の考え方
当社グループはカーボンクレジットを活用したカーボンオフセット都市ガスを供給しています。クレジットやその活用の仕方については国際的にもルール整備の途上であることから、信頼性確保に向けて、「1.活用するカーボンクレジット自体の質、透明性の向上」「2.数量管理等、運用の厳格化」に取り組んでいます。1については、お客さまに安心してカーボンクレジットを活用いただくため、役員トップの専門の会議体の設置や当社独自のリスク評価マニュアルの整備による、リスク管理に係るガバナンス強化を進めています。また、2については第三者検証を受検することに加え、日本全体としても適切なルール形成が必要という考えのもと、業界ガイドラインの策定に貢献しています。
社会へのインパクト
- カーボンオフセットによる地球全体でのCO2削減および生物多様性の保護に貢献