プレスリリース
CO2利活用によるライン用パウダー開発で共生社会の実現に向け連携
~第96回都市対抗野球大会の東京ガス出場試合にて使用~
2025年8月28日
東京ガス株式会社
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
日本理化学工業株式会社
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(社長:小西 康弘、以下「TGES」)、日本理化学工業株式会社(代表取締役:大山 隆久、以下「日本理化学工業」)は、ガス利用機器の燃焼排気に含まれるCO2を固定化した炭酸カルシウム*1を配合したライン用パウダー(以下「本パウダー」)を共同開発しました。本パウダーは、大会主催者および会場管理者の使用許諾のもと*2、第96回都市対抗野球大会*3における、東京ガス硬式野球部(以下「東京ガス野球部」)の8月31日(日)の出場試合において使用します。
本パウダーは、CCUS*4の技術の活用を目指す東京ガス・TGESと、ライン用パウダー製造のノウハウを有する日本理化学工業の協業によって実現したものです。共生社会の実現を目指す東京ガスグループ*5の理念と、障がい者雇用の先駆者である日本理化学工業の理念が一致したことで、単なる製品開発を超え、CO2の利活用を共生社会の実現に向けた取り組みとして具現化しました。
3社は、今後も共生社会の実現に向け、CO2を利活用した製品開発や自治体向けの学校教育支援などの取り組みを推進していきます。
各社の役割分担
東京ガス・TGES | ・CO2を利活用する本パウダーの開発企画及び製造・評価委託 ・出場試合における本パウダーの使用 |
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日本理化学工業 | ・本パウダーの製造および共同評価(安全面・品質の確認等) |
各社の共生社会の実現に向けた取り組み
東京ガスグループ
グループ経営理念である、「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」に基づき、多様な人材が尊重し合い、一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる共生社会の実現に向けて、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進に取り組んでいます。
その一環として、東京ガスは障がい者と共に働くことが当たり前の会社を目指し、障がいのある社員が安心して働けるよう支援体制を整備しながら、ほぼすべての部門・部で障がい者を雇用しています。
また、「パッチョ農園」*6の収穫野菜を使った社員食堂メニューの提供や、パラスポーツの支援・イベント協力などを通じて、社内外への共生社会の理解促進に取り組んでいます。
日本理化学工業
経営理念である「誰もが生きやすく、働きやすい皆働社会の実現と、安心して過ごすことができる地球を未来へつなぐことに貢献していきます。」に基づき、障がい者雇用の先駆者として多様な人材を活かす企業文化づくりを推進しつつ、炭酸カルシウムを原料として利用するラインパウダーや、ホタテ貝殻を再生活用したダストレスチョーク、またお米のワックスを原料にした、ガラスなどの平滑面に描いて水拭きで消去できる「キットパス」の製造販売に取り組んでおります。
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*1:本件で用いるCO2を固定化した炭酸カルシウムは、日本コンクリート工業株式会社の製品「エコタンカル®」です。「エコタンカル®」は日本コンクリート工業株式会社の登録商標です。詳細はこちら。
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*3:第96回都市対抗野球大会の詳細はこちら。
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*4:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storageの略称です。
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*5:東京ガスグループの共生社会の実現に向けた取り組みの詳細はこちら。
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*6:「パッチョ農園」は、重度知的・精神障がいのある方々が安心して活き活きと働ける職場として開設しました。詳細はこちら。
以上