東京ガスグループトピックス

国際生物多様性の日◆袖ケ浦LNG基地での生物多様性保全の取り組み

2021年5月22日

東京ガス 袖ケ浦LNG基地

今日5月22日は「国際生物多様性の日」!
生物の多様性が失われつつあることに目を向け、それに関する諸問題に対して認知を広めるため、国連により制定されました。
 
東京ガスグループでも、天然ガスの調達から、輸送、製造、供給にいたるLNGバリューチェーンごとに状況を把握し、⽣物多様性保全のための取り組みを推進しています。

今日はその中から、袖ケ浦LNG基地(製造拠点)の生物多様性に配慮した緑地管理の工夫を3つご紹介します。

生物多様性に配慮した緑地管理の3つの工夫

①日当たりの良い地面の確保

木が大きく成長して過密になった森では、倒れそうな木をそのままにすると危険なため、日当たりも考慮して計画的に伐採しています。
その結果、暗くジメジメしていた地面の日当たりも良くなり、緑豊かになったことでチョウチョなどの昆虫が多く見られるようになりました。
 

②伐採した木材の活用

伐採した木材は、地面に置いて土にすむ生き物のすみかとして活用したり、細かく砕き刈草と混ぜて堆肥化し、有機肥料として基地内で活用しています。
これにより、木材廃棄物の発生を抑制し、化学肥料の削減に繋がっています。
 

③多様な緑地

基地には、広々と開けた草地があり、このような場所を好む動物や植物が生息しています。
また海に面しているため、砂浜に生えるような独特の植物も見られます。
この他にも高さの異なる木もあり、多様な緑地があります。

3つの工夫による生物多様性への貢献の効果は?

このような緑地管理により、袖ケ浦LNG基地では多様な生物が確認されています!例えば鳥類が餌場や休憩場所として緑地を活用しており、調査では10種類前後が確認されています。

袖ケ浦LNG基地で確認された鳥類の中には、広々と開けた草地などを好むコチドリやセッカがおり、さらに、これらを餌にするハヤブサなども集まってきます。このように、鳥類をはじめ、さまざまな生き物のすみかができ、食物連鎖が成立しています。
 
 
東京ガスグループはこれからも、LNGバリューチェーンを通じた生物多様性の保全の取り組みをおこなってまいります。
 
▼東京ガスグループの生物多様性に向けた取り組みはこちら
https://tokyo-gas.disclosure.site/ja/themes/540

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