数字で見る東京ガス

130年にわたり、エネルギーのフロンティアを切り拓いてきました。

創立 1885年
LNG導入 50年

130年を超える歴史

東京ガスの創立は1885年。130年以上の歴史があり、常にエネルギーの先駆者として新たなチャレンジを続けてきました。
ガスの原料となったのは、創立当初は石炭、1952年からは石油でした。しかし、石油だけでは成長が続く日本の増大するエネルギー需要に対応しきれないこと、またLNGは燃やしても硫黄酸化物(SOx)を排出せず、窒素酸化物(NOx)や二酸化炭素(CO2)の発生量も少ないクリーンエネルギーであることから公害対策に有効だとして、LNGの導入を進めることになったのです。
こうして1969年、東京ガスは日本で初めてLNGを調達。以来、半世紀にわたり、ガスの安定供給を通じて日本の経済発展と豊かな暮らしを支えてきました。この間に築き上げたLNGの製造や供給に関する技術や保安のノウハウ、調達から販売にいたる国内外のネットワーク、お客さまからの信頼が私たちの財産です。

ポーラ・アラスカ号
1969年11月4日に東京ガス根岸工場に到着した「ポーラ・アラスカ号」

原料調達から生産-供給-販売/エネルギーソリューションにいたるバリューチェーンすべてを一貫して担ってきました。豊富な経験と確かな実績を武器に、国内外でエネルギー事業を展開しています。

原料調達 LNG調達量 1,420万t
自社保有船 9隻
製造 LNG基地 4基地
供給 導管総延長 63,557km
LNGローリー車 190台
販売/エネルギーソリューション ガス販売量 15,500百万m3 お客さま数 1,160万件
電気販売量 146億kWh 電力契約件数(2019年1月時点) 165万件

原料調達

6か国13プロジェクトからLNGを調達

安定的にLNGを調達するために、オーストラリア、マレーシア、ブルネイ、カタールのアジア太平洋地域のほか、ロシア(サハリン)、アメリカの13プロジェクトと長期契約を締結しています。また、需要にあわせて柔軟で競争力のある調達を実現するため、国内外のさまざまなプレイヤーと連携し、調達の多様化を推進しています。2017年度のLNG調達量は、1,424.4万トンです。

東京ガスのLNG調達先(長期契約分)

LNG船9隻を保有

東京ガスグループは、LNG船を自社で保有し、主体的に運航管理することで、調達先のさらなる多様化・拡大を進め、原料価格の低減を図っています。現在、子会社の東京エルエヌジータンカー株式会社が9隻の自社船を保有しています。

エネルギーリバティ号
エネルギーリバティ号

船 名 竣 工 対象LNGプロジェクト
自社管理船 エルエヌジーヴェスタ 1994.6 オーストラリア拡張
マレーシア第1.3
ダーウィン
サハリン2
ゴーゴン
プルート他
エネルギーフロンティア 2003.9
エネルギーアドバンス 2005.3
エネルギープログレス 2006.11
エネルギーナビゲーター 2008.6
エネルギーコンフィデンス 2009.5
エネルギーホライズン 2011.9
エネルギーリバティ 2018.10 コープポイント他
エネルギーグローリー 2019(予定)

製 造

4つのLNG基地

首都圏の4つのLNG基地でLNGを受け入れ、都市ガスを安定的に製造・供給しています。
貯蔵能力は378.5万kl。天然ガスの需要拡大に向け、日立基地では2号タンクの建設に着手し、2020年度の運転開始を目指しています。

  • 根岸LNG基地
    根岸LNG基地
  • 扇島LNG基地
    扇島LNG基地
  • 袖ヶ浦LNG基地
    袖ヶ浦LNG基地
  • 日立LNG基地
    日立LNG基地
4つのLNG基地

高効率の発電事業

LNG基地で製造した天然ガスを燃料に、高効率の天然ガス火力発電所を運営しています。また、地球温暖化防止への対応を踏まえ、再生可能エネルギーによる発電にも取り組んでいます。
自社持ち分の電源規模は約160万kWで、2020年度には300万kW、2020年代には500万kWを目指します。また、再生可能エネルギー電源容量も2020年代前半には40万kWを目指し、積極的に推進していきます。

  • 扇島パワーステーション
    扇島パワーステーション
  • 袖ケ浦LNG基地内の風力発電設備
    袖ケ浦LNG基地内の
    風力発電設備

供 給

導管総延長は地球約1.5周分

東京ガスの導管網は、首都圏を中心に6万km以上、地球約1.5周分に相当します。万一のガス漏れや地震などの災害に備えて、経年鋳鉄管などを計画的に取り換えるとともに、高圧ガス輸送幹線のパトロールを実施。また供給指令センターで都市ガス製造・輸送状況を24時間365日体制で集中監視・コントロールしています。

東京ガスの導管網

LNGローリーとサテライトによる供給

ガス導管が設置されていない地域には、190台を超えるLNGローリーで供給を行っています。その数は日本全国の約4分の1に及び、東京ガスはLNGローリー供給の規模と実績において日本のトップに立っています。また、既存ガス導管からの延伸が困難な地域に天然ガスを供給するため、お客さまの工場などにガス製造所であるサテライトを建設し、供給も行っています。

  • LNGローリー
    LNGローリー
  • サテライト
    サテライト
200km圏を超えるお客さまの元へも
天然ガスを供給

販売/エネルギーソリューション

省エネ・省CO2のエネルギーソリューションを提供

半世紀にわたりLNGのバリューチェーンを担ってきた過程で培った技術力・ノウハウを生かして、省エネ、省CO2 、電力ピークカットに貢献するガスコージェネレーションシステムなどの分散型エネルギーシステムをはじめ、地域冷暖房、エネルギーサービス、スマートエネルギーネットワークといったソリューション、またガスと電気の最適制御で省エネを実現するスマートマルチを提供しています。2017年度のガス販売量は15,568百万m3です。

ガス販売量推移

1,160万件のお客さまのニーズに応える

1955年に100万件だったお客さま数は、2007年にはついに1,000万件を超え、2017年度は約1,160万件となっています。185店舗ある東京ガスライフバル・エネスタ・エネフィットは、各地域の「東京ガスの顔」として、約14,000人のスタッフが、お客さま一人ひとりのニーズにきめ細かく応えています。

電力販売量146.6億kWh

2000年に電力事業を開始し、2016年度の電力小売り全面自由化を契機に、従来からの卸売に加え、家庭用や業務用のお客さまに販売先を拡大しています。2017年度は約147億kWhの電力を販売し、これは首都圏の需要の約5%に相当します。2020年度には、電力販売量を首都圏需要の約10%に相当する310億kWhに拡大する計画です。

電力契約件数165万件

2016年4月の電力小売自由化、2017年4月の都市ガス小売自由化によって、日本のエネルギー市場は全面的に自由化されました。東京ガスでは2019年1月に電力の契約件数が165万件を突破。これは新規参入事業者でNo.1です。また2017年度の顧客満足度も電力小売り部門で第1位でした。私たちは、ガス・電気といったエネルギー販売だけでなく、お客さまの暮らしを豊かにする新たな価値・サービスを提案していきます。

国内外で培ったLNGバリューチェーンに関わる経験を活かし、上流事業から中下流事業まで、積極的に海外展開を行っています。

海外拠点 9ヵ国
主要プロジェクト 21件

北米・豪州・東南アジアを中心に

東京ガスグループの海外拠点は、9ヵ国(アメリカ、オーストラリア、フランス、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシア)。参画している主要プロジェクトは21件にのぼります。
エネルギー需要が大きく、天然ガス市場の長期的な成長も見込める北米では、ガス開発事業に参画するとともに、自由化やエネルギーの市場取引が進んでいることから、ガス火力発電事業とエネルギーサービス事業に取り組んでいます。
東アジアへの一大LNG供給地として成長を遂げたオーストラリアでは、保有する5つのLNGプロジェクトの運営・管理に注力します。
天然ガス需要の高まりが見込まれる東南アジアでは、各国政府や企業と連携し、LNG受入基地事業、ガス火力発電事業、ガス配給事業、エネルギーサービス事業などの中下流事業に取り組み、当該国でのエネルギーチェーンの構築、展開を目指します。

バーネットシェールガス開発
バーネットシェールガス開発

タイ マプタプットLNG基地拡張工事
タイ マプタプット
LNG基地拡張工事

生活のライフラインであり、 産業活動のインフラである私たちの事業にとって、安全で安定した供給と、「東京ガスだから安心して任せられる」というお客さまからの信頼が何よりも重要です。

地震計 4,000基
緊急保安のエキスパート 600人 定期保安点検の実施年間件数 355万件

地震計でガス供給を自動的に遮断

東京ガスの供給区域内には、万一の地震に備えて、約4,000カ所の地区ガバナ(ガスを中圧から低圧に変換する圧力調整器)すべてに地震計を設置。大きな地震を検知するとガス供給が自動的に遮断されます。この地震計は、約1km2に1基という世界でも例のない高密度で設置されています。

ガス設備定期保安点検

お客さまにガスを安全にお使いいただくため、4年に1回以上、ガス配管の漏えい検査やガス風呂がま・ガス給湯器などの点検を行っています。2017年度は355万件の点検を実施いたしました。

24時間365日の緊急出動体制

お客さまからガス漏れなどの通報が入ると、司令基地である保安指令センターの担当者が状況を的確に把握したうえで、管内49拠点の「ガスライト24」から保安のエキスパートが現場に急行します。万一のトラブルに備え、24時間365日の緊急出動体制を構築しています。

24時間365日緊急出動
都市ガスによる事故を未然に防ぐため、24時間365日緊急出動

緊急保安のエキスパート集団
約600名を擁する緊急保安のエキスパート集団「ガスライト24」

「グローバルな総合エネルギー企業」へと進化を続けています。

従業員数(連結) 17,138人
2020年のガスお客さま数 1,190万件
2020年の電力お客さま数 240万件
2020年のガス取扱量 207億m3
2020年の電力販売量 310億kWh

ダイバーシティ推進

事業の担い手である従業員数は、約17,000人。東京ガスグループでは、人材基盤強化策としてダイバーシティの推進が位置付けられています。多様化するお客さま一人ひとりに満足いただくため、従業員一人ひとりが知識・能力・経験を活かしあって活躍しています。例えば、女性管理職比率は年々増加し、過去6年間で2.5ポイント上昇し、7.6%(2018年4月1日現在)となりました。

女性管理職比率

GPS2020

東京ガスグループは「チャレンジ2020ビジョン」の集大成として、2017年10月に2018-20年度経営計画「GPS2020」を策定しました。ガス(Gas)と電気(Power)にお客さまのニーズに合ったサービス(Service)をトータルで提供して国内外に展開。「日本一のガス会社」から、「グローバル(G)な総合エネルギー企業」への進化を目指します。

ガス取扱量と電気販売量

利益構成目標

東京ガスの2020年度の利益構成目標はガス事業50%、電力事業10%、サービス・その他事業20%、海外事業20%です。ガス事業を基盤に、電力・サービス・海外の各事業を加えたポートフォリオを構築します。

利益構成目標