プレスリリース

CCU実証試験を横浜市および三菱重工グループと共同で開始

2022年2月24日
東京ガス株式会社
広報部

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、このたび、横浜市および三菱重工グループ*1と共同で、横浜市資源循環局鶴見工場(以下「ごみ焼却工場」)の排ガス中に含まれる二酸化炭素(以下「CO2」)を分離・回収し、CO2を資源として利活用する技術(以下「CCU*2技術」)の確立に向けた実証試験(以下「本実証」)を2023年1月から開始することに合意しました。

本実証では、ごみ焼却工場の排ガスから、三菱重工グループの技術により分離・回収されたCO2を、メタネーション*3の原料としてだけでなく、汎用性の高い産業ガス等に資源化するCCU技術の確立に向けた検討を行います。
なお、本実証は、2022年1月に東京ガスと横浜市で締結した連携協定*4に基づく取り組みの一つとなります。

東京ガスは、CO2の産業ガス等での直接利用、コンクリート*5や炭酸塩*6への資源化等、CCU技術の開発に取り組んでおり、今後、お客さま先での実証試験等を進め、商用化を目指します。

実証試験イメージ

東京ガスが取り組むCCU技術の開発

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で「価値共創のエコシステム*7構築」ならびに「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げています。デジタルソリューションの推進やパートナー企業の拡大等に取り組み、お客さま・社会・ビジネスパートナーとともに、今後とも多様な価値を創出・提供するとともに、「脱炭素社会の実現」に貢献してまいります。


*1:三菱重工エンジニアリング株式会社および三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
*2:Carbon dioxide Capture and Utilizationの略称
*3:メタネーション実証試験を2021年度内に開始(2021年7月7日発表)
*4:横浜市と東京ガスがメタンネーションの実証試験に向けた連携協定を締結(2022年1月18日発表)
*5:世界初!都市ガス機器利用時の排ガスを利用した「CO2吸収型コンクリート」製造を開始(2021年7月7日発表)
*6:お客さま先でのCO2資源化技術の開発について~国内初、排ガスから炭酸カリウムを製造~(2021年9月28日発表)
*7:多くの企業が、それぞれ強みを持つ領域の技術・ノウハウ・知見を持ち寄り新たな価値を創出していく事業生態系

以上

脱炭素!脱常識!

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