プレスリリース

工業用向け初となるカーボンニュートラル都市ガスの供給について

2020年3月30日
東京ガス株式会社
堺化学工業株式会社

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)と堺化学工業株式会社(社長:矢部 正昭、以下「堺化学工業」)は、本日、カーボンニュートラル都市ガスの供給に関する基本合意書(以下「本合意」)を締結しました。
本合意により東京ガスは、堺化学工業小名浜事業所松原工場(以下「松原工場」)で使用する都市ガスの全量について、2020年4月から2023年3月末までの3年間、カーボンニュートラル都市ガスを供給します。なお、東京ガスが工業用向けにカーボンニュートラル都市ガスを供給するのは本件が初めてとなります。

カーボンニュートラル都市ガスは、東京ガスがシェルグループ(以下「シェル」)から購入したカーボンニュートラルLNGを活用したもので、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2が、シェルの保有するCO2クレジット*1で相殺(カーボン・オフセット)されています。

堺化学工業小名浜事業所は、2016年1月より事業所内に建設した東京ガスLNGサテライト基地*2から都市ガスの供給を受けています。このたび、化粧品材料を製造する松原工場においてカーボンニュートラル都市ガスを採用することにより、お取引先さまのSDGsへの取り組みに寄与するとともに、自らの経営ミッション「化学でやさしい未来づくり」の達成に向け、人々の美と健康の増進、CO2排出量削減に取り組んでまいります。

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦することを掲げており、カーボンニュートラル都市ガスなどの新たな低炭素商材の提供により、お客さまとともに地球規模での環境負荷低減への取り組みを推進してまいります。

*1 対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証し、シェルグループが購入したものです。
*2 既存ガス導管からの延伸が困難な地域に天然ガスを供給するためのガス製造所です。サテライト基地まではLNGをタンクローリーで輸送し、現地で貯蔵されたLNGを気化してガス導管により供給します。東京ガスは、LNG基地からLNGを出荷・輸送し、本サテライトにて気化した天然ガスを中圧導管にて送出します。
(参考) https://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20160105-02.html

東京ガスの概要

社名 東京ガス株式会社
代表者名 代表取締役社長 内田 高史
本社所在地 東京都港区海岸1-5-20
資本金 1,418億円
事業内容 ガス事業、電力事業、海外事業、エネルギー関連事業等

堺化学工業の概要

社名 堺化学工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 矢部 正昭
本社所在地 大阪府堺市堺区戎島町5-2
資本金 218億円
事業内容 酸化チタン、バリウム・ストロンチウム製品、亜鉛製品、樹脂添加剤、触媒製品、電子材料、化粧品材料等の製造
ページトップへ