東京ガス株式会社(本社:東京都港区、社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)は、このたび、堺化学工業株式会社(本社:大阪府堺市、社長:矢部 正昭)小名浜事業所(福島県いわき市)内にて建設を進めていた小名浜サテライト(以下、「本サテライト」)の工事を完了し、小名浜中圧ライン*を通じて、1月1日より天然ガスの供給を開始しました。東京ガスが福島県において、自社が運営するサテライトを建設し天然ガスを供給するのは初めてとなります。
サテライトは、既存ガス導管からの延伸が困難な地域に天然ガスを供給するためのガス製造所です。サテライトまではLNGをタンクローリーで輸送し、現地で貯蔵されたLNGを気化してガス導管により供給します。東京ガスは、袖ケ浦LNG基地からLNGを出荷・輸送し、本サテライトにて気化した天然ガスを小名浜中圧ラインに送出します。
天然ガスは、石油や石炭に比べて燃焼時の二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出量が最も少なく、硫黄酸化物(SOx)の排出もほとんどない環境負荷の小さい化石燃料であり、「エネルギー基本計画」においても「役割を拡大していく重要なエネルギー源」と位置付けられています。
東京ガスグループは、「チャレンジ2020ビジョン」において「天然ガスの普及・拡大」を掲げており、今後も首都圏における天然ガスの普及・拡大を地域密着で進めていくとともに、LNG供給を全国へ拡大してまいります。
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小名浜サテライト周辺のお客さまに対して、天然ガスを供給するために新たに建設した総延長3.9kmのガス中圧導管 |
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サテライト設備概要 |
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設置場所 |
福島県いわき市泉町下川字大剣1-142 堺化学工業株式会社 小名浜事業所内 |
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敷地面積 |
約3,430m2 |
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主要設備 |
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ローリー受入口 |
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フレキシブルホース×3口 |
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LNG貯槽 |
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縦置円筒型 1,000kL×1基 |
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LNG気化器 |
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縦型温水式 6.4t/h×2基 |
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供給方式のイメージ |
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サテライト外観 |
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