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森通信

  春 夏 秋 冬

執筆者紹介

中村 匡男

(なかむら まさお)

自然写真家。兵庫県生まれ。信州を主なフィールドとして、野の花や野鳥の写真を中心に撮影している。編著書は「花のおもしろフィールド図鑑(春・夏・秋)」、「草花のふしぎ世界探検」など。

春

 

森に生える木々たちを見てみたら!

みなさん、こんにちは!

厳しい寒さが続いた冬も終わり、いよいよ春が近づいてきています。

3月の森を歩くと、例年なら残雪があるのですが、もう地面が出てきていました。

写真:春を迎える長野・東京ガスの森
春を迎える長野・東京ガスの森

東京ではもうサクラも咲いているころでしょうが、この森が本格的な春を迎えるのは、まだまだ先の4月下旬になります。まだ当分、枯れ葉色の景色が続きます。

そんな見た目はちょっと地味なこの時期、いちばん目につくのは、森の木々たちです。

写真:森の木々たち
森の木々たち

一見、どの木も同じように見えますが、近づいてよく見ると、それぞれ樹皮が違っているんです。

慣れると種類がわかるようになるのですが、今回は、特徴のわかりやすい樹皮を持つ木々をいくつかご紹介したいと思います。

まず、この森に生えている木々で、一番わかりやすいのが、このシラカバの木です。

写真:白い樹皮が特徴的なシラカバの木
白い樹皮が特徴的なシラカバの木

シラカバは、信州や東北、北海道など、寒い地域に生える木で、名前にある通り、その白い樹皮がとても特徴的です。

さて次は、こちらの木です。

写真:赤みがかったアカマツの樹皮
赤みがかったアカマツの樹皮

これは、アカマツです。

名前にもあるように、樹皮はちょっと赤みがかっていて、大きくひび割れているのが特徴です。庭木にもよく植えられているので、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。アカマツ林では、マツタケが採れることでも有名です。

そして、次はこちらの木。

写真:ヤマザクラ
ヤマザクラ

これは、ヤマザクラの木です。

樹皮が黒っぽくて、表面がざらざらした感じに見えます。こちらも、なんとなく見覚えのある方も多いと思いますが、それは、おそらく、お茶の葉を入れる「茶筒」の表面に、このヤマザクラの樹皮が使われていることが多いからではないでしょうか。

それと、ちょっと変わった木もご紹介しますね。

写真:木の幹が緑色をしているウリハダカエデ
木の幹が緑色をしているウリハダカエデ

この木は、樹皮がなんと緑色をしているのです! ウリハダカエデという木で、キュウリなど、瓜の表面(肌)に似ているところから、木の名前がついているんですよ。

またもう一つ、今度はこの森に生えている、ちょっと珍しい木をご紹介いたします。

その木は、樹皮ががさがさと薄く何層にも重なっています。

写真:樹皮がガサガサのヤエガワカンバ
樹皮がガサガサのヤエガワカンバ

この木は、ヤエガワカンバといいます。 こんなふうに、薄い樹皮が何枚も何枚も重なっているんですよ。

写真:うすい樹皮が何層にも重なる
うすい樹皮が何層にも重なる

この木はシラカバの仲間で、樹皮が幾重にも重なっているところから、「八重皮」カンバという名前になっています。

このヤエガワカンバ、この森ではあちこちで見られるのですが、日本では、長野や山梨、それと北海道と、限られたところにしか分布しない、じつは珍しい木なのです。環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に分類されているんですよ。

さて、いろんな木の樹皮を観察して歩いていたら、木の表面に動物たちがつけた痕跡も見つかりました。

写真:キツツキが樹皮に穴をあけた跡
キツツキが樹皮に穴をあけた跡
写真:ニホンジカが角とぎをした跡
ニホンジカが角とぎをした跡

左上の写真は、キツツキが木の中にいる昆虫を食べるために穴をあけた跡で、右上はオスのニホンジカが角とぎをした跡です。

ふだんはあまり気に留めない木の幹ですが、注意を向けると、いろんな違いや痕跡を見つけることができます。

ハイキングで山へ登った時など、どの森へ行っても木はたくさん生えています。意外な面白さが発見できるので、ちょっと目を向けてみることもお勧めですよ。

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森で暮らす、姿や声がきれいな鳥たち

みなさん、こんにちは!

こちら長野・東京ガスの森も、梅雨に入りました。展望広場から見える浅間山も、最近は雲に隠れる日が多くなっています。

写真:梅雨になり、雲で隠れる浅間山
梅雨になり、雲で隠れる浅間山

5月に芽吹いた木々の葉は成長し、森の緑はどんどん濃くなっています。

写真:緑が濃くなるカラマツ林
緑が濃くなるカラマツ林

早朝の渓流では霧がうっすらとかかり、そこへ朝日が差し込んでいました。とても幻想的な光景でした。

写真:鳥たちのコーラスが響きわたる、朝日差し込む渓流
鳥たちのコーラスが響きわたる、朝日差し込む渓流

耳を傾けると、さかんにさえずる鳥たちの声がとてもにぎやかでした。見える景色と聞こえる音の両方がこの上なく美しい、そんな森での散策は最高です。

ところで、6月の森では、鳥たちが活発に活動しています。
今回の森通信は、森で見られる鳥たちをご紹介したいと思います。

まずは特に姿が美しい鳥から紹介しましょう。下の写真は黒と黄色のコントラストがとてもきれいなキビタキです。夏鳥として日本全国に渡来し、この森では、主に5~8月に見られます。

写真:黒と黄色のコントラストが美しいキビタキ
黒と黄色のコントラストが美しいキビタキ

次のオオルリも、たいへん美しい鳥です。背中がとてもきれいなコバルトブルーで、間近で見ると、本当に息をのむほどの美しさです。

写真:コバルトブルーが美しいオオルリ
コバルトブルーが美しいオオルリ

また、姿と声が印象的な鳥には、クロツグミがいます。

写真:オレンジ色のくちばしが目立つクロツグミ
オレンジ色のくちばしが目立つクロツグミ

真っ黒な体に、鮮やかなオレンジ色のくちばしが目立ちます。目の周りにはオレンジ色のリングもあり、とても愛きょうのある顔つきをしています。
そして、声もとてもきれいです。口笛のような音色で、歌うようにさえずり続ける声は、いつまで聞いても飽きないほど美しく、たいへん人気のある鳥です。

また、姿は地味なのに、声がとてもきれいな鳥もいます。
その代表として、ウグイスがあげられるでしょう。

写真:姿はちょっと地味なウグイス
姿はちょっと地味なウグイス

ご存知の通り、ウグイスは「ホーホケキョ」と鳴きます。主に山の林で暮らしているのですが、平地でも、渡りの途中のウグイスの声を聴くことがあります。

ウグイスの「ホーホケキョ」という鳴き声は、「法、法華経」と聞こえることで有名です。
このように、鳥の鳴き声を日本語に置き換えて聞くことを「聞きなし」と言います。

この聞きなしで有名な鳥にホオジロがいます。

写真:ホオジロ
ホオジロ

このホオジロの声は、「一筆啓上、仕り候」と聞こえるといいます。 ちょっと時代がかった表現ですが、昔から、ホオジロの声はこう聞こえると言われてきました。

ところが、最近では、「ちょっぴりスケッチ好きよ」と聞こえる、と言う人も出てきています。
もし、ホオジロの声を聴く機会があれば、自分ならどんなふうに聞こえるのか、ぜひ試してみてください。思いもよらないように聞こえることもあって、なかなか面白いですよ。

今回ご紹介した以外にも、姿や声がきれいな鳥たちはたくさんいます。みなさんの住んでいる近くにも、いろんな鳥たちが暮らしていますので、散歩のときなど、ちょっと鳥を探してみるのもお勧めですよ。

※今回の鳥たちの画像は、姿や声を分かりやすくご紹介するために、この森以外で撮影されたものも含まれています。

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個性豊かな森の芽ばえたち!

みなさん、こんにちは!

こちら長野・東京ガスの森は、新緑の美しい季節になりました。

5月は晴天が多かったので、木々の芽吹きも順調に進みました。ごつごつした樹形が特徴のクリの木も葉を茂らせ、気のせいか、いつにもまして、力がみなぎっているように見えました。

写真:力みなぎるクリの木
力みなぎるクリの木

観察路を歩くと、林の縁で、フジが可憐に花を咲かせていました。

写真:可憐に花を咲かせたフジ
可憐に花を咲かせたフジ

今年は、あちこちでフジの花がとてもたくさん咲きました。

そんなフジの花の時期を過ぎ、6月になって、こちらも梅雨に入りました。これからは、雨の日が多くなりそうです。

梅雨になると、霧がかかることが多くなります。

写真:霧のかかる長野・東京ガスの森
霧のかかる長野・東京ガスの森

霧が立ち込めた森は、とても静かです。ただ木々の枝葉から落ちる水滴の音だけが響きます。

さて、こんな6月の森ですが、観察路を歩いていたら、とても小さく、とてもかわいらしいものを見つけました。

タネから芽を出した、植物たちの芽ばえです。

写真:ミズヒキの芽ばえ
ミズヒキの芽ばえ

もしかしたら、写真では大きく感じられるかもしれませんが、実物の芽ばえは、ほんの数センチくらいしかありません。

普通に歩いていると、芽ばえがあると気がつかないのですが、しゃがんで地面を探すと、意外にたくさん見つかるのですよ!

森の観察路では、個性豊かな芽ばえたちがたくさん見つかりました。

たとえば、こちらはカナムグラの芽ばえです。

写真:カナムグラの芽ばえ
カナムグラの芽ばえ

成長すると、長いつるを何メートルも伸ばしてからみつく、ちょっと厄介な雑草として有名な植物なのですが、芽ばえてすぐの頃は、こんなにもかわいらしい姿をしています。

また、こちらはミズキの芽ばえです。太陽の光をいっぱいに浴びて、これから大きくなろうとしています。

写真:ミズキの芽ばえ
ミズキの芽ばえ

自らが入っていたタネを、まだ葉の先につけたままのカラマツの芽ばえもありました。

写真:タネをつけたままのカラマツの芽ばえ
タネをつけたままのカラマツの芽ばえ

まだ2~3センチほどしかない芽ばえですが、もっと小さなタネから出てきたのですね。ほんの数週間で、ここまで成長したのですから、その生命力に感動を覚えます。

そして、こちらはミゾソバの芽ばえです。まるで、両手を広げてバンザイ!をしているように見えませんか?

写真:ミゾソバの芽ばえ
ミゾソバの芽ばえ

こんなかわいらしい芽ばえたちですが、すべての芽ばえが成長して、大きくなれるわけではありません。病気になったり、光を十分に浴びることができずに、枯れてしまうものも多いのです。

梅雨の中休みの日には、朝霧がかかった森の中に、朝日が差し込み、とても神々しい風景が見られます。

写真:朝霧の森に光が差し込む
朝霧の森に光が差し込む

そんな時は、芽ばえたちにたくさん光が当たりますように、と願わずにはいられません。

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びっくりするくらい早かった今年の春!

みなさん、こんにちは!

こちら長野・東京ガスの森にも、春がやって来ました!

平地と比べると1か月も遅いのですが、5月上旬にようやくサクラも咲きました。こちらのサクラは、山に自然に生えるヤマザクラです。

写真:満開に咲くヤマザクラ
満開に咲くヤマザクラ

花が咲くと同時に赤みを帯びた葉も開くので、そのコントラストが絶妙な味わいを醸し出します。

森のあちこちでは、春の野の花たちもたくさん咲いていました。

写真:ヒトリシズカ
ヒトリシズカ
写真:ツルキンバイ
ツルキンバイ

白い穂状の花をつけるヒトリシズカ、黄色い花を咲かせるツルキンバイやネコノメソウ、ピンクや紫色のスミレなど、あちらにもこちらにも野の花が咲いていて、とてものどかな光景を見ることができました。

また、木々の芽も開き始めていました。

写真:葉を開き始めたホオノキ
葉を開き始めたホオノキ

このホオノキの葉は、成長すると1枚が40センチ以上にも大きくなるのですが、今はまだ、10センチほどしかありません。しかし、芽が開いたばかりでも、その存在感は圧倒的です。

森の中では、鳥たちがにぎやかにさえずっています。

写真:口を大きく開いてさえずるミソサザイ
口を大きく開いてさえずるミソサザイ

目立って大きな声で鳴いていたのが、ミソサザイという鳥でした(上写真)。尾羽根をのぞくと体は5センチほどしかありませんが、その声量はとても大きく、渓流の沢音にも負けず、森の中に響き渡るほどです。

このように、森中どこにも、春の気配が満ち満ちています。この時期の森歩きは、充満する春のエネルギーを全身に浴びることができ、ただただ幸せです。

ところで、みなさんは「森の春は地面からやって来る」と、言われていることは、ご存じでしょうか。それは、まず地表に生える春の花が芽を出し花を咲かせ、その次に、背丈の低い木々が葉を広げ、いちばん最後に梢の木々が葉を開くというように、地面に近い場所から植物たちが成長してく様を表しています。

実際に森の木々のようすを見てみると、下の写真のように、地表近くの低木は、葉を開いているのですが…。

写真:低木は葉を開いていますが…
低木は葉を開いていますが…

上を見上げると!こずえの木々は、まだ葉を開いていませんでした。

写真:木々の葉はまだ開いていません
木々の葉はまだ開いていません

このような現象が起こるのは、まだ寒い早春の頃は、まず地面が太陽の熱で暖められるので、地面近くの植物から芽を出し成長するからなのです。

平地より1か月近く遅く訪れるこの森の春ですが、今年は、例年にくらべて10日も早く進んでいます。2年前同じ日に同じ場所から撮影した写真を比べてみると、その違いがよくわかります。それぞれの写真の右下に写る針葉樹(カラマツ)の葉の緑色の濃さが全く異なることがわかるでしょう。

写真:2014年5月6日
2014年5月6日
写真:2016年5月6日
2016年5月6日

いつもの年なら5月上旬ころに食べごろの大きさに育っているコゴミも、私が森を歩いたときには、すっかり葉が開いてしまっていました。

写真:葉が開き、食べごろを過ぎたコゴミ
葉が開き、食べごろを過ぎたコゴミ

毎年、少し採集して味見をさせてもらっていたのですが、残念ながら、今年はちょうどいい時期を逃してしまいました!

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