東京ガスグループ採用情報
社員メッセージ
お仕事紹介
外部のプロたちと協力しながら、都市ガスを安心・安全に使える地域を新しく増やしていく仕事です。
私は長野市で新しくガス管を引く際のとりまとめを担当しています。一般家庭や工場などに都市ガスを届けるためには、地下に埋設するガス管=「導管」の設計、工事会社の選定や施工管理、工事完了後は導管の維持管理など、さまざまな仕事が必要とされます。こうした仕事を担当する外部のプロたちとコラボレーションするのが私の仕事です。
具体的に言うと、まず導管設計では作図会社と協力しながら、ガスを運ぶ導管の図面を起こします。上がってきた図面をもとに、コストを抑え将来の拡大にも柔軟に対応できる設計になるようブラッシュアップしていきます。図面が完成したら、道路を掘り起こす許可を得るために、自治体や省庁の担当者と打ち合わせを行います。
そしてその図面通りに工事を行う工事会社を入札で選定し、工事完了までを管理します。無事に工事が終わってガスが届けられるようになったら、その後は引いた導管の維持管理。ガス管は引いたら終わりではなく、地中で錆と戦う定期的なメンテナンスや延命処置が必要なので、引いた後も長期に渡って管理されるものなんですよ。
印象に残っているエピソード
それぞれの分野の専門家が集まる異例の体制で、ディスカッションをしながらライフラインをつくり上げることができました。
私は2009年9月に入社し、2年目に担当した第2東部工業団地は今でも印象に残っています。長野市に工業団地が建設されることが決定し、電気・ガス・上水道・下水道・通信といったライフラインを同時に引くことになりました。
このときたまたま工事が遅れていたんですが、工期の遅れは即コスト増につながります。そこでスピードアップのために急遽ライフラインを設計する関係者が一堂に介し、ディスカッションをしながら一緒に進めていくことになりました。普段、私達は電気や水道など、他のライフライン設計の現場に接する機会はないため、これまでにない仕事の進め方になりました。
現場ではそれぞれのライフラインの設計者が2名ずつ参加し、互いに他のインフラがどう引かれるのかを確認しながら、全体として最適なライフラインを設計することができました。滅多にない体制の中で、スピード感溢れる仕事ができたと思います。参加していたベテラン設計者から学んだことも多く、この仕事でいまの自分の基礎がつくられたと感じています。
質問
Q. この仕事を選んだ理由
A.
大学時代は土木工学を学んでいました。将来はインフラやエネルギーに関する仕事がしたいと思い就職先を探していたところ、こちらの会社の「総合エネルギー企業を目指します」というビジョンに興味を持ちました。ゼネコンや商社も検討していましたが、自分が学んだことをアレンジして、人のために役立てることができるのはここだと思いました。この会社ならどの部署に配属になってもいろいろな経験ができそうだという期待がありました。
Q. 合っているタイプは?
A.
いろんな関係者と接することが多いので、協調性のある人が向いていると思います。土木工学などの知識は無いよりあったほうがよいですが、実際の現場は大学で学んだことよりも先を行っていることもあります。自分の知識に縛られることなく、現場や先輩から新しいことを吸収する柔軟性をもっている人がいいですね。
Q. 入社前と後ではイメージのギャップはある?
A.
入社後は大学で学んだ土木工学の知識を活かすことになるだろうと思っていましたが、実際仕事に就いてみると現場の経験から学ぶことの多さに驚きました。もちろん大学時代に学んだ数式を活用してガス管の厚みを設計するなど、知識が役立つ場面もたくさんあります。でもそれ以上に、現場で先輩から学ぶことはここでしか得られない、仕事に必要な経験が詰まっていることを実感する毎日です。
Q. 必要な資質やスキルは?
A.
それぞれの担当者の意図を汲み取って、設計図や工事計画というかたちにしていくコミュニケーション能力は必要ですね。仕事に必要なガス主任技術者などの資格は、入社後に取得できる教育体制があるので安心です。私もいま資格取得に向けて勉強しているところなんですよ。
Q. 就職活動中の学生のみなさんへアドバイス
A.
就職活動は苦しいと思いますが、最後まであきらめないでください。自分が感じているよりも世の中は広く、まだ触れていない情報や世界はたくさんあると思います。だからこそ自分が活躍して輝ける場所はどこかに必ずある、そう信じていろいろな情報を積極的に収集していってほしいですね。