東京ガスグループ採用情報
社員メッセージ
お仕事紹介
LNGを再ガス化し、都市ガスをお客さまに届けるLNGサテライト基地をつくる仕事です。
私は現在、LNGサテライト設備の基本設計を行っています。海外からLNG専用船で輸入されたLNG(液化天然ガス)は、海沿いの受入基地に貯蔵されガス化して導管によりガス供給しますが、導管が敷設されていない地域には、ローリー車で中継地点へ運び、そこでガスを製造してお客さまに供給します。その中継設備がLNGサテライト基地です。
LNGサテライト基地の建設は、全国のガス会社等から依頼を受けるところから始まります。建設予定地を視察し、先方が希望する立地条件に適した設備を検討。内容に応じた金額を見積もり、受注決定後は設計を進めます。提案・設計・調達・施工管理から、試運転による設備能力の確認、引き渡しまでが私の仕事です。
各専門工事は、社内に在籍している土木・電気・計装など分野ごとのメンバーと連携して進め、私の所属するLNG・プラント技術部が現場の進捗を確認しながら全体を取りまとめます。運転やメンテナンスのしやすさまで考慮した「ユーザーズエンジニアリング」の考え方に基づき基地設計をしています。
印象に残っているエピソード
大型のLNG受入基地である石狩LNG吉建設プロジェクトに2年半常駐。さまざまな経験を積むことができました。
これまでに印象に残っていることは、2年半現場に常駐した北海道ガス石狩LNG基地建設プロジェクトです。LNG貯槽担当としてプロジェクトメンバーの一員となり、現場に入ったのは入社してわずか2年目。新人とはいえ、元請の立場として大手メーカーの所長クラスの方々に指示を出す立場です。うまくいかず試行錯誤を重ねながらスタートを切りましたが、1年が経つ頃にはベテランの技術者とも信頼関係を築くことができました。
自分の判断によって工事が進み基地が完成に近づいていくのを実感できるのは、この仕事の醍醐味かもしれません。
また、基地完成後にはじめてLNGを受け入れる作業は一番のイベントで、よく覚えています。極低温であるLNGを無事に貯槽へ受け入れるという作業は約1週間をかけて、大勢の人達が協力しながら進めます。受け入れが無事完了して、船が離桟したときの達成感は今までに感じたことがないものでした。
質問
Q. この仕事を選んだ理由
A.
大学で専攻した伝熱工学をはじめとする、理系の知識を活用できるエンジニアとして、特化した技術を武器にしている会社を希望していました。実際この会社は、東京ガスが持つ他社にはないノウハウがあり、国内だけでなく、アジア諸国やヨーロッパにおいてもLNG受入基地のコンサルティングや設計・建設の実績があります。今後は海外での活躍も視野に入れ、スキルアップを図ってきたいと考えています。
Q. 合っているタイプは?
A.
年配のベテランエンジニアと接することが多いので、先輩方とまっすぐなコミュニケーションをとれる人が活躍しています。また、自己満足ではなくほかの人のために頑張れる人も合っていると思います。私自身もそれを意識し、先輩たちが磨き続けてきた技術を活かし、ユーザーの要望に応える新しい技術を追究しています。今後も、肩書きだけではない『技術リッチ』を目指していきます。
Q. 入社前と後ではイメージのギャップはある?
A.
年配のベテラン社員が多いと聞いていたため、入社前は堅くて相談しづらい雰囲気を想像していました。実際仕事で一緒になると、みなさん気さくで驚きました。こちらが質問すると手厚く教えてくれる、後輩を育てる情熱をもった温かい人ばかりで安心しました。
Q. 必要な資質やスキルは?
A.
必要な資質としては探究心ですね。仕事で疑問を感じたことを自分から率先して調べる人は伸びていくと思います。ただ仕事をこなすだけではなく、「なぜ?」「なぜ?」を突き詰めていってもらいたいですね。必要なスキルは、探究心を持って一生懸命働いていれば自然と身についていきますので心配しなくても大丈夫です。
Q. 就職活動中の学生のみなさんへアドバイス
A.
就職先を決めるのは、人生の中でとても重要なことですよね。だからこそ自分の気持ちをよく見つめて、納得のいく選択をしてほしいと思います。与えられた環境下で何ができるかを考え、ベストを尽くすことが、仕事でも就活でも重要だと思います。目標をもって、ひとつずつ達成し、自分の道を見つけられるよう応援しています。