お知らせ

都市生活レポート『データから見る“2022年夏”の省エネ意識』発行

~需給ひっ迫や価格高騰等によるエネルギー節約意識の高まり~

2023年1月13日
東京ガス株式会社

 東京ガス都市生活研究所は本日、都市生活レポート『データから見る“2022年夏”の省エネ意識~エネルギー節約意識の高まり~』を発行しました。
 同研究所は、生活者のエネルギーや環境問題に関する意識・行動の変化の調査・分析を目的に、2012年から「エネルギー意識・実態調査」を実施しています。本レポートでは、エネルギー需給ひっ迫や価格高騰等による2022年夏の省エネ意識の高まりをデータで分析しました。

節電・ガスの節約の必要性を感じる人は、東日本大震災翌年と同水準に

 節電・ガスの節約の必要性を感じる人の割合は年々下がっていましたが、2022年夏は、多くの人がエネルギーへの関心を持つきっかけとなった東日本大震災の翌年と同水準まで上昇しました。
 節約行動を実践する人の割合も高まり、行動の上位は、「照明をこまめに消す(58.3%)」「冷房は28℃程度(33.4%)」「入浴はシャワーだけで済ます(32.5%)」でした。

「節電」の必要性

「ガスの節電」の必要性

省エネのために行っていること(上位5項目)

若年層を中心に、冷房の設定温度は「26℃以下」が増加

 節電・ガスの節約の必要性を感じる人の割合が増えた一方で、冷房使用時のエアコンの温度を26℃以下に設定している人は増加し、特に若年層ほどその傾向が見られました。
 最も多い設定温度は28℃ですが、28℃に設定している人は、この10年で約15%減少しています。

エアコン設定温度【日中】

エアコンを26℃以下に設定【日中】

エアコン長時間使用者は高齢層を中心に増加

 休日のエアコン使用時間を聞いたところ、半数近くが13時間以上使用していることが分かりました。
 高齢層ほど長時間利用が多く、熱中症対策のために冷房を切らずに使用している人もいると思われます。

1日のエアコン使用時間【休日】

エアコンを1日に13時間以上使用【休日】

節電・ガスの節約を進めるためには、“つらくない”ことが重要

 節電・ガスの節約に取り組んでいない人はその理由として、「身体がつらい」「生活が不便になる」ことをあげています。できるだけ我慢をせずに省エネに取り組めることが求められており、「エネルギー効率の高い住まいや機器を選ぶ」意向も高まっています。

節電に取り組んでいない理由(上位5項目)

エネルギー効率の高い住宅設備・機器を選びたい

「ウルトラ省エネブック」では、手軽で“つらくない”省エネ方法をご紹介!

 東京ガス都市生活研究所の「ウルトラ省エネブック」では、暮らしの中で簡単にできる省エネ方法を紹介しています。取り組むことで節約できる光熱費やCO2削減量も掲載しています。楽しく手軽に取り組んでみてください。

東京ガス都市生活研究所について

 東京ガス都市生活研究所は、1986年7月に設立されました。
 社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析をもとに、将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者のより良い暮らしのためのさまざまな提言を行っています。

都市生活研究所

〈エネルギー意識・実態調査2022夏〉 調査時期:2022年8月・調査方法:インターネット調査・調査対象:一都三県在住15-79歳男女1543人

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