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【最新調査】テレワーク不満1位は“足元の寒さ”冬は足元を暖めて効率アップ(東京ガス都市生活研究所)

2021年11月10日
東京ガス株式会社

東京ガス都市生活研究所は、今年2月に実施した「在宅勤務時の住まい環境の実態に関する調査の結果」を、東京ガス暮らし情報サイト「ウチコト」で公表しました。

新しい働き方の一つとして定着しつつある「テレワーク」。オフィスとは違い、働く環境が十分に整っていない自宅で仕事をすることに不自由や不満を感じている人も多いようです。

東京ガス都市生活研究所は、今年2月に実施した「在宅勤務時の住まい環境の実態に関する調査の結果」を、東京ガス暮らし情報サイト「ウチコト」で公表しました。

今回は調査の一部をご紹介します。

自宅でのテレワークの環境に関する不満 “足元の寒さ”

在宅勤務を週2日以上行っている一都三県に住む方への調査によると、在宅勤務の環境への不満で最も多いのは「足元が寒いこと」でした。

在宅勤務の場合、長時間椅子に座ることで代謝量が落ち、足元の寒さがより気になるのかもしれません。

築年数が経った家ほど室内が寒い!

冬の暖房にエアコンのみを使用している人を対象に、机上の高さの温度と足元の温度を測定しました。

すると、2000年より前に建てられた家は、2000年以降に建てられた家と比べ、机上の温度・足元の温度ともに低い傾向が見られました。

*2021年2月8日~12日の在宅勤務で空調利用した時間帯の全数にて分析。一都三県 在宅勤務を週2日以上行っている温熱環境測定に参加したモニター エアコン利用者のみ。 Bonferroni多重比較検定
出典: 都市生活研究所 在宅勤務調査(2021年2月)

足元が冷えると作業効率が下がる?!

足元の温度と作業効率には関係があるのでしょうか。

足元の温度が異なる条件で、タイピングと計算を行った研究では、足元の温度が高い方が、タイピングの正打数・計算の正答率ともに高い結果が示されています。

足元を冷やさない環境を作ることが、仕事の効率を向上させるポイントであることがわかります。

床暖房VSエアコン、より足元が暖まるのは「床暖房」!

では、床暖房とエアコンとでは室温に違いはあるのでしょうか。

築年数の浅い住宅で、床面から部屋を温める「床暖房を設置している住宅」と「エアコンのみを使用している住宅」の机上の高さの温度と足元の温度を比較しました。


すると、エアコンは平均で20℃を下回る一方で、床暖房は、エアコンに比べ足元が暖かく、足元の温度が平均して20℃を超えていることがわかりました。

足元を暖めて効率アップ!

今回の調査から、足元の寒さが不満として多いこと、エアコンのみの暖房では足元の温度が低いことがわかりました。

足元を冷やさないことは仕事を効率よくするために大切です。

床暖房があるお宅は活用していただき、床暖房がない場合は、足元にヒーターマットを設置する、スリッパをはく、ひざ掛けを使うなど足元を暖める工夫をして、冬の在宅勤務の環境を快適に整えてみてくださいね。

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東京ガス都市生活研究所のご紹介

都市生活研究所

東京ガス都市生活研究所は、1986年7月に設立されました。社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析を実施。将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供するとともに、さまざまな提言を行っています。

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