製品の修理・点検等に関する大切なお知らせ
家庭用燃料電池「エネファーム」をご愛用のお客さまへのお知らせ
2015年9月10日
2015年9月11日 訂正
東京ガス株式会社
日頃より東京ガス製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、2013年4月~2015年6月に販売した家庭用燃料電池「エネファーム」(パナソニック製)※1の一部の機器において、「お湯が使用できなくなる」、「リモコンに誤ったデータが表示される」、「発電が停止する」、といった事象が発生しております。
調査の結果、下記1~3の事象が確認されました。いずれの事象も、品質向上等を目的とした基板の仕様変更や、モデルチェンジの際のソフトウェアの設計配慮不足が原因で発生することが判明しました。なお、これらの事象発生に伴う、安全上の問題はありません。
弊社といたしましては、対象機器の基板交換、または、ソフトウェアの更新による対策を無償で実施させていただきます。
エネファームをご利用のお客さまには、大変ご迷惑をおかけいたしますことを、心からお詫び申し上げます。
※1 エネファームは燃料電池ユニット、貯湯ユニット、バックアップ熱源機等を接続して使用するシステム商品です。なお、バックアップ熱源機はガスター製です。
事象1
内容
55~60℃の給湯設定温度で使用すると、リモコン画面に「140」が表示されたのち、お湯が使用できなくなり、その後、発電・暖房・追いだきなどの機能も使用できなくなります。
対象機器
対象機器(バックアップ熱源機)は以下の通りです。いずれも、対象となる全てのお客さまは把握できております。
機種名 | 対象機器 | 対象台数 |
NAT4213ARSAW6U NAT4213KRSAWM NAT4213LRSAW3M |
左記のうち、2014年10月以降に基板交換を実施した機器。 | 19台 1台 2台 |
NAT4213LRSAW6U | 左記のうち、2014年6月以降に基板交換を実施した機器。 | 6台 |
総台数 | 28台 |
お客さまへのお知らせ
対象のお客さまには、順次ダイレクトメールを送付させていただきます。その後、弊社または弊社委託先より電話にて連絡をさせていただき、訪問日時を調整の上、無償にて基板交換作業を実施致します。基板交換作業完了までの期間は、給湯設定温度を50℃以下に設定してご使用下さい。
事象2
内容
リモコンのお湯使用量等が誤った表示となります。
対象機器
対象機器(バックアップ熱源機)は以下の通りです。いずれも、対象となる全てのお客さまは把握できております。
機種名 | 対象機器 | 対象台数 |
NAT4213KRSAWM | 左記機種のうち、2014年10月以降にバックアップ熱源機の基板交換を実施したもの。 | 3台 |
NAT4214KRSAWM | 製造番号14.03-071693~14.10-088318のうち、2014年10月以降、バックアップ熱源機の基板交換を実施したもの。 | 4台 |
NIT4212KRSAWM | 左記機種のうち、2015年3月までにバックアップ熱源機の基板交換を実施したもの。 | 9台 |
NAT4214KRSAWM | 製造番号14.10-088319~15.03-099369 | 530台 |
総台数 | 546台 |
※下線部は平成27年9月11日に訂正いたしました。(NIT4212KRSAWM 9台をNAT4214KRSAWMに誤って含めておりました。)
お客さまへのお知らせ
対象のお客さまには、順次ダイレクトメールを送付させていただきます。その後、弊社または弊社委託先より電話にて連絡をさせていただき、訪問日時を調整の上、無償にて基板交換作業を実施致します。基板交換作業完了までの期間も、エネファームの発電・給湯・追いだき・暖房機能は通常通りご使用いただけます。
事象3
内容
運転に必要なデータを記憶するメモリへの書き込み回数が、想定以上に増え、リモコン画面に「73F0」または「73F3」が表示されたのち、発電が停止します。
対象機器
対象機器(燃料電池ユニット)は以下の通りです。いずれも、対象となるお客さまは全て把握できております。
機種名 | 対象機器 | 対象台数 |
NA-0715ARS-K | 製造番号:15.03-00001~15.03-01000 |
1,328台 |
NA-0715ARS-KT | 28台 | |
NA-0715ARS-KB | 2,192台 | |
NA-0715ARS-KTB | 163台 | |
総台数 | 3,711台 |
※2 エネファームフルサポートサービス契約の一環として、定期点検等の業務機会時に対策を実施している機器を除きます。
お客さまへのお知らせ
対象のお客さまには、順次ダイレクトメールを送付させていただきます。その後、弊社または弊社委託先より電話にて連絡をさせていただき、訪問日時を調整の上、無償にてソフトウェア更新作業を実施致します。ソフトウェア更新作業が完了するまでの期間も、エネファームの発電・給湯・追いだき・暖房機能は通常通りご使用いただけます。
なお、本事象が発生すると発電は停止しますが、エネファームの給湯・風呂・追いだき・暖房機能については通常通りご使用いただけます。
対象機種の見分け方
事象1および事象2の対象機種(バックアップ熱源機)は、お客さまによりご確認いただくことができません。対象となるお客さまには、弊社からダイレクトメールにてお知らせいたします。対象機種であるかどうかを、直ぐにご確認されたい場合は、下記問い合わせ先へご連絡下さい。
事象3についても、対象となるお客さまには、弊社からダイレクトメールにてお知らせいたします。なお、対象機器(燃料電池ユニット)は、銘板ラベルに記載されている製造番号にてご確認いただく事もできます。銘板ラベルの貼付位置は下図を参照ください。
※銘板ラベルは、燃料電池ユニットの排気口がある面の中段右寄りに貼り付けてあります。
お問合せ先
ご不明の点は、下記までお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-253-071
お客さまには、大変ご迷惑とご不便おかけいたしますことを、重ねてお詫び申し上げます。
今後は、より一層の品質向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧のほど、お願い申し上げます。