製品安全に関する大切なお知らせ
(株)ハーマンプロ製「浴室暖房乾燥機」のご使用に関するお願い ならびに点検・部品交換作業について
2014年5月29日
(平成26年6月6日一部訂正)
東京ガス株式会社
東京ガス株式会社は、2001年10月から2005年11月まで販売し、2006年6月22日と8月18日、24日および10月30日に公表※1を行った「(株)ハーマンプロ製『浴室暖房乾燥機』」の一部の機種につきまして、自主的な点検・部品交換作業を行ってまいりましたが、点検・部品交換作業を終了した弊社ブランド品の当該機器が設置された東京都内のマンションにおきまして、本年5月7日に浴室火災が1件発生いたしました。
当該の火災は、機器本体の電装基板から発生していることが消防の調査により判明しており、また、メーカの調査から、これまでとは別の要因で発生する事象であり、発火の前兆として特定のエラー番号が表示されることが明らかになっていることから、弊社といたしましては、対象のお客さまに、特定のエラー番号が表示された際には機器のご使用を控えることをお願いするとともに、安心して機器をご使用いただくため、電装基板の交換作業を実施してまいります。
弊社といたしましては、お客さまに、大変なご不便、ご迷惑をおかけいたしますことを心からお詫び申し上げます。何卒、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
※1 2006年6月22日の公表件名 「浴室暖房乾燥機の自主的な点検・部品交換作業の実施について」
2006年8月18日の公表件名 「(株)ハーマンプロ製浴室暖房乾燥機のご使用に関するお願いについて」
2006年8月24日の公表件名「 (株)ハーマンプロ製浴室暖房乾燥機の自主的な点検・部品交換作業の追加実施について」
2006年10月30日の公表件名 「(株)ハーマンプロ製浴室暖房乾燥機のご使用に関するお願いならびに点検・部品交換作業について」
「(株)ハーマンプロ製浴室暖房乾燥機」のうち、<BBD-3301ACSK-J3>ならびに<BBD-3302ACSK-J2>の2機種につきましては、2006年10月以降、機器本体の焼損事象は発生しておりませんでしたが、本年5月7日に東京都世田谷区のマンションにおきまして、点検・部品交換作業を終了した弊社ブランド品の当該機器が焼損する事象が1件発生しました。その後、メーカにて実験による原因調査を実施したところ、お客さまが誤った操作を行ったものではなく※2、長期にわたる使用により、電装基板内の、これまで改良した部分とは別の部分の換気ファン制御にかかわっているところで、温度の高い状態が続くことで故障することがあり、その際、当該機器のリモコンに「68」のエラー番号(換気ファン異常)が表示され機器の運転が停止するものの、その状況で操作ボタンを押して再起動を繰り返し行った場合に、発火して機器本体の樹脂部分に延焼する恐れがあること※2が判明しました。
弊社といたしましては、同様の事象が発生することを防止するため、基板内の当該部分の故障を防ぐために設計から見直した代替えの電装基板に交換する作業を実施いたします。なお、代替えの電装基板の製造開始まで約4か月の準備期間を要するため、電装基板交換までの期間については、リモコンに「68」のエラー番号が表示された場合には、当該機器のリモコン操作を中止し、機器のご使用を控え、下記フリーダイヤルにご連絡いただくことをお願いしてまいります。
お客さまには、点検・部品交換作業の実施にあたり、ご迷惑をおかけすることを重ねてお詫び申し上げます。何卒、ご理解の上、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
※2 5月29日の公表時に説明が不十分であったため事実に基づきより詳細に記載しました。お詫びして訂正いたします。
【当該機器をご使用のお客さまへのお願い】
お客さまにおかれましては、ご使用の(株)ハーマンプロ製「浴室暖房乾燥機」が下記の対象機種に該当する場合には、弊社による代替えの電装基板への交換作業が完了するまでの期間、リモコンに「68」のエラー番号(換気ファン異常)が表示された際には、当該機器のリモコンのスイッチには触れずに、ただちに下記フリーダイヤルにご連絡くださいますようお願い申し上げます。
お客さまには、ご心配、ご迷惑をおかけいたしますことを重ねてお詫び申し上げます。何卒、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
1.対象となる機種および台数
機種名 | 巡回対象台数 | (参考)販売台数 |
BBD-3301ACSK-J3 | 7,675台 | 7,741台 |
BBD-3302ACSK-J2 | 174台 | 185台 |
合計 | 7,849台 | 7,926台 |
2.お客さまへのお知らせ
5月30日(金)の朝刊に告知広告を掲載し、ご使用に関するお願いをするとともに無償点検ならびに部品交換を実施させていただく旨のお知らせを行います。また、対象のお客さまは特定されていることから、ダイレクトメールを準備が整い次第、順次、発送し、お知らせします。なお、その後、個別に電話連絡または訪問し、ご使用に関するお願いをしてまいります。なお、弊社のインターネットホームページ<http://www.tokyo-gas.co.jp/>にも掲載します。
3.点検ならびに部品交換作業
弊社の販売会社(東京ガスライフバル、エネスタ等)および製造メーカの作業員が、代替えの電装基板の準備ができ次第(本年10月頃から)、対象のお客さまに事前に連絡をした上で個別に訪問し、点検ならびに部品交換作業を無償で行います。
(1)作業内容 対象となる機器であることを確認の上、電装基板(リモコン内の基板も含む)の交換作業を行います。
(2)作業時間 45~60分
※代替えの電装基板に交換するまでの間に、リモコン画面に「68」のエラー番号が表示され、ご連絡いただいた場合には、従来品の新品電装基板に交換いたします。(作業時間は30~40分です。)
4.お客さまの問い合わせ先
(1)フリーダイヤル 0120-520-585
(2)受付開始日 2014年5月29日(木)
(3)受付時間 2014年9月30日(火)まで24時間受付
2014年10月1日(水)から午前9時から午後5時(土日祝日・年末年始除く)
5.これまでの経緯
(1)2005年8月から2006年5月に弊社ブランド品などの当該機器の焼損事象が3件発生したため調査したところ、機器本体に接続された100V配線である中継線が設置作業時の外的要因により損傷した場合に、経年によって発熱・発火に至り、機器本体が焼損する恐れのあることが判明したため、2006年6月22日に公表の上、当該の中継線の交換作業を自主的に実施いたしました。
(2)(1)の部品交換作業を行った機器が設置されたマンションにおきまして、同年8月12日に浴室火災が1件発生したことから、同月18日に公表の上、対象のお客さまに対しご使用を控えていただくようお願いいたしました。その後、電装基板内の一部の部品が製造のばらつき等により故障し、場合によっては同部品が過熱し、100V配線が過熱した部分に接触する状態となり発熱・発火に至る恐れがあることが判明したため、同月24日に公表の上、100V配線にガラス繊維の保護チューブを装着する作業を実施しました。また、電装基板の故障により機器が作動不能となる事象が多かったため、併せて電装基板の交換作業を、代替えの過熱防止による故障対策を施した電装基板が整い次第、実施しました。なお、同日に当該機器の焼損事象が1件発生しましたが、同日公表した対策を進めることを対応策といたしました。
(3)(1)の作業を実施し、(2)のガラス繊維の保護チューブの装着作業を実施した機器が設置されたマンションにおきまして、同年10月28日に機器本体の焼損が1件発生しました。当該の機器本体において発熱、発火に至る可能性のある部位は電装基板に限定されることから、同月30日に公表の上、当該部品の過熱防止に加え、過熱による周辺への影響を低減した電装基板に交換する作業を加速し実施いたしました。なお、(2)の過熱防止を施した代替えの電装基板にすでに交換している機器については、交換作業の対象とはいたしませんでした。
(4)(2)の過熱防止を施した代替えの電装基板が、メーカによる品質確認の試験において故障する事象が発生する恐れのあることが判明したため、2007年12月12日に弊社のホームページにお知らせを掲載の上、対象となる機器について、更に故障率を低減した電装基板に交換する作業を行いました。
(5)上記(1)~(3)の部品交換作業を行った機器の設置されたマンションにおいて、これまでとは別の原因で本年5月7日に浴室火災が1件発生いたしました。
対象品の見分け方
脱衣室等に設置されているリモコンの前面左上の【ブランド名ロゴマーク】ならびに前面右上の【機種名】を見て、対象品に該当するかご確認ください。
(ご使用に関するお願い)
リモコンに「68」のエラー番号が表示された場合は、当該機器のリモコンには触れず、ただちに、フリーダイヤル(0120-520-585)にご連絡くださるようお願いします。