プレスリリース

米国におけるエネルギーバリューチェーン構築による収益拡大に向けたシェブロン社とのシェールガス共同開発契約締結

2025年4月1日
東京ガス株式会社
東京ガスアメリカ社

 東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、100%子会社の東京ガスアメリカ社が出資するTGナチュラル・リソーシズ社(以下「TGNR社」)を通じて、シェブロン社(以下「CVX社」)と東テキサス地域におけるシェールガス共同開発契約(以下「本契約」)を締結しました。

 本契約は、TGNR社の主要資産*1に隣接するCVX社のシェールガスの資産(以下「本資産」)を、CVX社と共同で開発*2・操業するためのものです。TGNR社はCVX社保有資産の70%の取得対価として、先行して75百万米ドル、開発に応じて複数年かけて段階的に450百万米ドルを支払うことで、TGNR社のキャッシュフロー内で資産を取得します。本資産は、高い利益率が見込めることに加え、開発余地を有するため、米国におけるシェールガス事業の資産効率向上に貢献しつつ、シェールガスを20年以上にわたり供給することを可能とします。
 なお、本契約締結は、静岡ガス株式会社への130百万米ドルでのイーグルフォード層シェールガス権益の譲渡*3も含め、東京ガスの資産効率向上を目的とした資産ポートフォリオ見直しの一環で取り組んでいるものです。

 東京ガスは、今後もシェールガス資産のポートフォリオの見直しを行いながら、米国でシェールガス事業を起点としたエネルギーバリューチェーンを構築していきます。本資産の取得により、TGNR社の主要資産周辺に開発・操業エリアを集約することで、コストダウンシナジーを創出し、さらに価格競争力のあるガスを供給することが可能です。

 今後、コモディティ価格変動の収益影響を緩和するため、安定的なエネルギー販売先の確保など中下流領域へ事業を拡大することで、収益を安定化させていきます。これらの取り組みにより米国におけるエネルギーバリューチェーン全体で収益拡大・安定化を一層加速していきます。

 東京ガスはグループ経営ビジョン「Compass2030」で「LNGバリューチェーンの変革」を掲げています。米国におけるシェールガス事業の資産効率向上を進め、天然ガス・LNGバリューチェーンの構築を通じ、LNGトレーディング事業等の更なる成長や日本をはじめ各国へのエネルギー安定供給に貢献していきます。

TGNR社の概要(資産取得後)

会社名 TG Natural Resources LLC
設立年月 2017年4月
本社所在地 米国テキサス州ヒューストン
社長 Craig Jarchow
資本構成 TGイースト・テキサス・リソーシズ社(東京ガスアメリカ社の100%子会社):約93%
CCI USアセット・ホールディングス社(CCIの100%子会社):約7%
事業概要 テキサス州およびルイジアナ州におけるヘインズビル層・コットンバレー層他の天然ガス開発・生産事業
鉱区面積 約1,820km2(約450,000エーカー、東京都の約8割)
生産量 約1,200百万立方フィート/日

東京ガスアメリカ社の概要

会社名 Tokyo Gas America Ltd.
設立年月 2013年2月
本社所在地 米国テキサス州ヒューストン
社長 藤井 英一郎
資本構成 東京ガス 100%
事業内容 米国事業への投資および運営管理

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以上

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