プレスリリース
米国におけるe-メタン事業開発を担う現地子会社の設立について
2024年3月19日
東京ガス株式会社
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、100%子会社の東京ガスアメリカ社(社長:犬飼 朗)の子会社として、米国におけるe-methane*1(以下「e-メタン」)事業開発を担うTokyo Gas GX1, LLC(以下「TGX1」)を2024年4月に米国に設立することを決定しました。
東京ガスは、米国、東南アジア、中東、豪州などにおいて、大規模なe-メタンの海外サプライチェーン構築に取り組んでいます。特に米国は、e-メタンの製造に必要な再生可能エネルギーやCO2を安定的に調達するための既存インフラが揃い、早期のサプライチェーン構築が図れる点で、有望地域の一つとして位置付けています。TGX1の設立により、米国でのe-メタン事業開発を加速するとともに、サプライチェーン構築の早期実現を目指します。
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass 2030」で掲げたCO2ネット・ゼロの具現化に向け、再生可能エネルギー・水素・e-メタン・バイオメタン*2・CCUS*3等の打ち手を組み合わせ、国内外のさまざまな事業者と連携した取り組みを推進しています。特に、e-メタンは、将来の社会実装に向けて、2030年時点で東京ガスのガス販売量の1%*4に相当するe-メタンの導入を目標としています。e-メタンのサプライチェーン構築の早期実現を目指し、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に貢献してまいります。
TGX1の概要
社名 | Tokyo Gas GX1, LLC |
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社長 | 栗本 一哉 |
事業内容 | 米国内におけるe-メタンプロジェクト開発・推進 など |
設立年月日 | 2024年4月1日 |
資本構成 | 東京ガスアメリカ 100% |
所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
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*1:グリーン水素(H2)等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタン
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*2:バイオガスを精製して天然ガスと同程度までメタン濃度を高めたもの
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*3:二酸化炭素(CO2)の回収・利用・貯留(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storageの略称)
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*4:卸、発電を除いた東京ガスの都市ガス販売量の1%(2020年度時 約8,000万m3)
以上