プレスリリース

社長 笹山晋一 新年挨拶

2024年1月4日
東京ガス株式会社

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年を振り返りますと、当社グループは2月に23-25年度の中期経営計画「Compass Transformation」を公表し、10月にはBtoC、BtoBに次ぐ第3の事業領域となる地域(BtoG)に対する営業を担う「地域共創カンパニー」の設立、11月にはソリューション事業ブランド「IGNITURE」を発表するなど、様々な取り組みを進めてきました。

 本年は、中期経営計画で掲げた3つの主要戦略による変革をさらに推し進めます。

「エネルギー安定供給と脱炭素化の両立」

 長引くウクライナ情勢やイスラエル・パレスチナ問題などにより、国際情勢の不安定化が一段と進み、エネルギー業界は不透明さを増しています。このような中にあってエネルギーの安定供給を守ることは、当社グループに課された公益的使命として、引き続き全力で取り組んでいきます。
 また併せて、脱炭素社会の実現に向けては、再生可能エネルギーの開発・獲得に加え、再エネ調整力としてのガス火力の増強を図るなど、ガス体と再エネの両輪により推進するとともに、CCU技術向上・利用拡大やe-methaneの実用化に向けた先進技術に関する取り組みを国内外で展開するなど、今後も着実にその歩みを進めていきます。

「ソリューションの本格展開」

 首都圏を基盤とし、対面でのお客さま対応を中心とした地域密着体制の強みをさらに磨き上げることに加え、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」のもと、エネルギー分野の枠を超え、GX・DXを活用した先進的で多様なソリューションを拡充し、お客さまにとってわかりやすく、使いやすい形で提供していくことで、ガス・電力に次ぐ第三の事業の柱に育てていきます。
 4月より順次、IGNITUREブランドの商品・サービスを展開し、お客さまの期待にお応えしていきます。

「変化に強いしなやかな企業体質の実現」

 間接業務削減による生産性倍増を目指す、スタッフ業務改革を本格実行フェーズとして進めるとともに、その効果・知見をグループ全体に拡げていきたいと考えています。また、東京ガス社員を対象に、各事業を推進するための専門性に焦点を当てた人事改革を進めていきます。

 また、「収益性」「成長性」「安定性」の視点をもった事業ポートフォリオマネジメントの強化を通し、これまで以上に資本効率を意識した経営を押し進めます。短期的な目標達成のみならず、中長期的な成長のために今やるべきことを明確化しながら、実行に拘ってまいります。

 今年は東京ガスの創立者である渋沢栄一氏が描かれた新一万円札が発行される予定です。渋沢氏は「すべて世の中の事は、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である」という言葉を残しています。今年1年、1か月、1日ごとに何をするべきかという視点で常に高みを目指し、スピード感を大切にしながら取り組みを進めてまいります。

以上

脱炭素!脱常識!

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