プレスリリース

2023年度入社式における社長祝辞(要旨)

2023年4月3日
東京ガス株式会社

 東京ガスグループを取り巻く環境は、急速かつ激しく変化し続けています。Deregulation(規制緩和、自由化)、Decarbonization(脱炭素化)、Digitalization(デジタル化)、Diversification(多様化)で表すことのできる「4つのD」のなかでも、特に、脱炭素化、デジタル化の流れが加速しています。
 世界では、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う地政学リスクが顕在化し、エネルギー安定供給の重要性が見直されています。

 東京ガスグループは、昨年、新たなグループ経営理念を公表し、自分たちの存在意義を改めて明確にするとともに、ホールディングス型グループ体制に移行するなど、様々な環境変化に対応するため、自らが変化し、新たな挑戦を続けています。
 そのような中、2023年2月には、グループ経営ビジョン「Compass2030」の策定から3年が経ち、描いた姿を改めて問い直した「東京ガスグループ 2023-2025年度 中期経営計画 Compass Transformation 23-25」を策定・公表しました。
 中期経営計画を実行し、ビジョンを実現するのは、東京ガスグループの「人」、働く仲間一人ひとりです。多様な仲間が力を合わせて切磋琢磨しながら成長することが、東京ガスグループの成長につながると考えています。

新入社員の「挑戦宣言」を受けて

 本日の入社式を迎える前に、皆さんには、夢や東京ガスグループで成し遂げたい挑戦を宣言してもらいました。
 皆さんの「挑戦」は、グループ経営理念の「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」という「存在意義」と、「挑み続ける」「やり抜く」「尊重する」「誠意をもつ」という4つの「価値観」にも通じる力強く、多様な想いがあふれていました。
 ここでは、4つの価値観に沿って、皆さんの挑戦宣言をいくつか紹介し、コメントしたいと思います。

 「挑み続ける」という点では、「世界に誇れるメタネーション技術を実現したい」「東南アジアにおけるエネルギーの安定供給に貢献したい」「データを活用した意思決定や効率化に挑戦したい」といった宣言がありました。東京ガスグループの強みを活かしながら、これまでの枠に捉われず挑戦していこうという想いを感じます。未来を思い描いて、実現したい未来のために、今、何が必要かを考え、挑戦してください。

 「やり抜く」という点では、「定年まで無事故で人々の当たり前を支え続ける」「くらしの『安心・安全』を支えるプロになる」といった宣言がありました。東京ガスグループの一員として、社会を支え、その使命をやり抜く覚悟が感じられ、とても頼もしく思います。最初に立てた仮説は、時に間違っていることもありますが、それを見直しながら、必要だと思うことは周りを説得してやり抜いてください。

 「尊重する」という点では、「自分だけではなく、仲間と共に成長していきたい」「ともに働く社員の方にもお客さまからも信頼してもらえるような人になる」「社内外問わず関わった人々とのご縁を大切にして、全ての人に笑顔を届けたい」といった宣言がありました。多様な考えに耳を傾け、尊重することを大切にしてほしいと思います。そして、東京ガスグループの人を大切にする文化を受け継ぎ、さらに進化させてください。隣に座っている仲間がどのような価値観をもち、何を大切にしているのか、それを知ろうとすることから始めてみてください。
 「誠意をもつ」という点では、「子どもや孫、そのずっと先の代まで安全、快適に暮らせる社会をつくること」「多くの人のためになる、お客さまに喜んでもらえる仕事をする」といった宣言がありました。あらゆる人、社会の未来に想いを馳せて、誠意をもって仕事に挑んでください。
 皆さん一人ひとりが、今回宣言した夢を大切に、周りの仲間に支えられながら、自分らしく、思いきり活躍されることを期待しています。

 最後に、未来を担っていく仲間として皆さんを東京ガスグループに迎えられたことを、大変嬉しく思います。
 皆さんの今後のご活躍と、今後の人生が実り多きものとなることを心から祈っています。

笹山社長

新入社員

参考

以上

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