プレスリリース

太田市における「脱炭素のまちづくりに向けた包括連携協定」を締結

~脱炭素社会の実現を目指して~

2022年6月7日
太田市
株式会社おおた電力
太田都市ガス株式会社
東京ガス株式会社

 太田市(市長:清水 聖義)、株式会社おおた電力(社長:木村 道幸、以下「おおた電力」)太田都市ガス株式会社(社長:木村 道幸、以下「太田都市ガス」)、東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、本日、「脱炭素のまちづくりに向けた包括連携協定」(以下、「本協定」)を締結しました。
 2021年6月に改正地球温暖化対策推進法が施行され、脱炭素社会の実現に向けて地方自治体における取組が求められる中、太田市は、2022年3月に改定した第2次太田市環境基本計画で、温室効果ガスの排出量を2026年度までに、基準年度である2013年度に対し32%、2030年度までに46%削減することを目標に掲げています。加えて、2050年脱炭素社会の実現に向けて、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ」を表明し、市民・事業者の皆さまの協力を得ながら、脱炭素化に率先して取り組んでいます。
 本協定は、太田市、おおた電力、太田都市ガスおよび都市ガス卸供給元である東京ガスの4者が相互に連携し、脱炭素化に関する知見や技術を活用し、「脱炭素のまちづくり」を目指すものです。今後4者は、定期的な協議を通じ、具体的な実施内容を決定していきます。

【本協定における連携事項】

  1. 脱炭素のまちづくりに向けた取組のトータルコーディネートに関すること
  2. エネルギーの地産地消に関すること
  3. 低炭素エネルギーの調達や公共施設等への提供に関すること
  4. エネルギーデータの活用等によるエネルギー最適化に関すること
  5. 地域の防災機能強化などレジリエンス強化に関すること
  6. 学校等における環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動に関すること
  7. 太田市の魅力等の情報発信に関すること
  8. 各種取組における専門的人材の支援強化に関すること
  9. 持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた施策の推進に関すること
  10. 地域社会の活性化及び市民へのサービス向上に関すること

 太田市、おおた電力、太田都市ガス、東京ガスは、本協定に基づき、脱炭素のまちづくりを含めたさまざまな分野で連携を強化し、脱炭素社会に向けて継続的に取り組んでまいります。

包括連携協定イメージ

太田市 市長 清水 聖義 コメント

 太田市は、北関東一の工業都市であり、活力のあるまちであります。全国的にも日照時間が長い特性を活かし、「太陽光発電推進のまちおおた」として再生可能エネルギーの普及促進を施策として展開しています。電力の地産地消の観点から、自治体初のメガソーラーを2012年、2013年にかけて3箇所建設しました。2020年1月には「ゼロカーボンシティ」を表明し、市域の脱炭素化に向けて取り組んでいます。そして、第2次環境基本計画では、計画の推進主体として、市民、事業者、市を位置付け、協働して実践することとしています。今回の4者による包括連携協定は、エネルギー供給事業者と連携して市域の脱炭素化に向けて取り組むものであり、本市の方針と合致するものです。
 本協定では、市の現状を把握して課題を共有した上で、市域の新電力会社であるおおた電力による地産電力の安定供給力、太田都市ガスの地域ネットワーク力、そして、東京ガスが培ってきたノウハウや先進技術を活用することによって、課題に対するソリューションの提案を受けることが可能となり、脱炭素のまちづくりに向け、更に前進できるものと考えています。
 本協定が、今後の本市における施策の推進につながるものとして、大きな期待を寄せています。

株式会社おおた電力 および 太田都市ガス株式会社 代表取締役社長 木村 道幸 コメント

 太田都市ガスはライフラインを担う都市ガス事業者として、安全を最優先に、ご家庭用のお客さまや生活必需品を製造する産業用のお客さまへ都市ガスを安定的に供給することを通じて、50年以上にわたり太田市を中心とした地域の発展に貢献してまいりました。
 また、太田都市ガスグループのおおた電力では、地域のエネルギーを支えるため、地域で作られた電力を中心に、安定した電力供給に努めています。
 太田のまちづくりを支える地域のエネルギー企業として、今回の包括連携協定を機に、東京ガスの協力のもと、さらに幅広い活動に取り組み、太田市民の皆さまの信頼や期待に応えながら、太田市が掲げる2050年脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。

東京ガス株式会社 広域エネルギー事業部長 馬場 敏 コメント

 今回の包括連携協定は、東京ガスが地方自治体および地元企業と「脱炭素のまちづくり」に向けて締結する10例目、かつ群馬県内の自治体では初めての協定となります。地域密着力を強みに持つ太田市・おおた電力・太田都市ガスと連携することで、きめ細かく効果的な提案が可能となり、太田市ならではの脱炭素のまちづくりに貢献できると考えています。
 東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、グループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦することを掲げています。脱炭素社会の実現に向けた「ソリューション・プロバイダー」として地域社会を構成するさまざまなステークホルダーの皆さまに寄り添い、「カーボンニュートラル」「レジリエンス」「地域共創」等の観点から地域の課題解決に取り組んでまいります。

以上

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