プレスリリース

NEDOグリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクトの実施予定先に選定

2022年4月19日
東京ガス株式会社

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、本日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川 宏、以下「JAXA」)および株式会社IHI(社長:井手 博、以下「IHI」)との共同提案で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」の「合成メタン製造に係る革新的技術開発」の実施予定先に選定されました*1

<採択テーマ>
低温プロセスによる革新的メタン製造技術開発

<実施期間>
2022年度~2030年度(9年間)

<主な研究開発内容>
合成メタン製造に係る一連のプロセス(再エネ由来の水素製造、メタネーション)の総合的なエネルギー変換効率について、既存技術を上回る効率が見通せる革新的技術を実現する。
①ハイブリッドサバティエ技術*2:サバティエの反応熱を水電解反応に利用できる一体化デバイスの開発
②PEM*3CO2還元技術*2:PEMを用いて水とCO2から直接メタンを合成
③スケールアップ開発:ラボスケールの上記技術を、メタン合成量10 Nm3/h規模にスケールアップし、運転実証

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げ、ガス体エネルギーの脱炭素化に向け、メタネーション・水素製造を自社コア技術として確立することを目指しています。本実証を通じ、技術開発の更なる早期実現を図り、CO2ネット・ゼロをリードすることで、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に貢献してまいります。

*1:グリーンイノベーション基金事業で、CO2などの燃料化と利用を推進(2022年4月19日発表)
*2:JAXAおよび山口大学とメタネーション技術実証に向けた共同研究を開始(2021年12月22日発表)
*3:Polymer Electrolyte Membrane(固体高分子電解膜)

以上

脱炭素!脱常識!

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