プレスリリース
三芳町における「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」を締結
~脱炭素社会の実現を目指して~
2022年1月31日
三芳町
大東ガス株式会社
東京ガス株式会社
三芳町(町長:林 伊佐雄)、大東ガス株式会社(社長:清水 宏之介、以下「大東ガス」)、東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、本日、「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」(以下、「本協定」)を締結しました。
2021年6月に改正地球温暖化対策推進法が施行され、脱炭素社会の実現に向けて地方自治体における取り組みが求められる中、三芳町では、総合計画の基本理念に「持続可能なまちづくり」を掲げ、すべての施策にSDGsの目標を紐づけて取り組んでいます。
本協定は、三芳町、大東ガスおよび都市ガス卸供給元である東京ガスの3者が相互に連携し、脱炭素社会に関する知見や技術を活用し、「カーボンニュートラルのまちづくり」を目指すものです。今後3者は、定期的な協議を通じ、具体的な実施内容を決定していきます。
本協定における連携事項
- カーボンニュートラルのまちづくりに関する事項
- エネルギーの地産地消に関する事項
- エネルギーデータの活用等によるエネルギー最適化に関する事項
- 地域の防災機能強化などレジリエンス強化に関する事項
- 地域の目線で新しい価値や営みを創る価値共創に関する事項
- 学校等における環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動に関する事項
- 各種取組における専門的人材の支援強化に関する事項
- その他三芳町民のサービス向上に関する事項
三芳町、大東ガス、東京ガスは、本協定に基づき、カーボンニュートラルのまちづくりを含めたさまざまな分野で連携を強化し、脱炭素社会の実現に向けて継続的に取り組んでまいります。
三芳町 町長 林 伊佐雄 コメント
三芳町には、江戸時代から320年にわたり続く循環型農法や平地林が残り、持続可能な発展という想いが根付いています。2019年11月にSDGsのまちづくり宣言を行い、持続可能なまちづくりを進める中、3月にはゼロカーボンシティ宣言を予定しています。今後、現在検討が進む藤久保地域拠点整備での再生可能エネルギーの導入をはじめ、公共施設での環境負荷の低減に取り組むとともに、フォレストシティみよし構想を策定し、住民、事業者、町が一体となって、循環型社会の実現を推進してまいります。
そのような中で、本協定では地域密着型で町内のエネルギー供給を支える大東ガス、業界で先駆的な取り組みを進める東京ガスの新たな後ろ盾をいただき、災害時の対応や防災拠点の強化、学校での環境・エネルギー教育の展開、再生可能エネルギーの発展など、広い分野での協力体制を期待しています。
大東ガス株式会社 代表取締役社長 清水 宏之介 コメント
昨年創業60年となった大東ガスは三芳町に都市ガスの供給を開始してから50年、三芳町に本社を置いてから40年を迎える地元のエネルギー企業です。これまでに埼玉県南部地域各所をはじめ関東地方各地で都市ガス事業を展開するまでに成長してこられたのも三芳町の皆様に育てていただいたおかげと感謝しております。
三芳町の総合計画において、地球温暖化対策、再生可能エネルギーの普及促進、環境教育の推進、産業ゾーンおよび拠点ゾーンの整備などが進められている中、まずはカーボンニュートラル都市ガスやCO2フリー電気をはじめとするご提案や、産業基盤整備におけるエネルギーサポート、さらには、フォレストシティみよし構想、循環型農法等を中心とした、まちづくりに多角的に貢献してまいります。
今回の協定により、新たなまちづくりのための協力体制を築き、第一歩として三芳町のカーボンニュートラルへ向けたまちづくりにお手伝いができることは、地元のエネルギー企業として大変光栄なことです。都市ガスの卸元である東京ガスより幅広いソリューションのご提供も合わせながら、三芳町、町民の皆様との絆を深め、豊かな社会と明るい未来の実現に向けて今後鋭意取り組んでまいります。
東京ガス株式会社 執行役員 広域エネルギー事業部長 小西 雅子 コメント
今回の包括連携協定は、東京ガスが地方自治体および地元企業と「カーボンニュートラルのまちづくり」の実現に向けて締結する埼玉県初の協定となります。東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、グループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦することを掲げています。脱炭素社会の実現に向けた「ソリューション・プロバイダー」として地域社会を構成するさまざまなステークホルダーの皆さんに寄り添い、「カーボンニュートラル」「レジリエンス」「地域共創」等の観点から地域の課題解決に取り組んでまいります。
■三芳町
▽三芳町長:林 伊佐雄(所在地:埼玉県入間郡三芳町)
▽人口:約3万8千人
▽地勢:埼玉県南部、武蔵野台地の北東部に位置。面積は15.33km2。東京近郊のベットタウンであり、武蔵野の美しい雑木林と、整然と区画された畑を残す町。
▽特色:2019年に三芳生誕130年、2020年町制施行50周年を迎えた。「東京に一番近く」、「自然が豊か」で、「農業も盛ん」な「食べ物もおいしい」町。「未来につなぐ ひと まち みどり 誇れる町」が将来像。
■大東ガス
▽代表取締役社長:清水 宏之介(本社所在地:埼玉県入間郡三芳町)
▽設立:1961年10月(都市ガス事業開始)
▽事業内容:都市ガス事業、ガス工事、ガス器具・ 住宅設備機器の設置、販売等
▽供給エリア:埼玉県入間郡三芳町、朝霞市、志木市、富士見市、川口市、新座市、所沢市、入間市、東京都日野市、神奈川県座間市の一部
▽備考:1975年に東京ガス様より都市ガスの卸供給を受け、供給エリア内に都市ガス販売を開始。
2017年からは電気販売を開始。
■東京ガス
▽代表執行役社長:内田 高史(本社所在地:東京都港区)
▽設立:1885年10月
▽事業内容:ガス、電力、海外、エネルギー関連、不動産等
▽供給エリア:東京都および神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬各県の主要都市
▽備考:1969年にLNG(液化天然ガス)を日本で初めて輸入。都市ガスや電力の販売に加え、太陽光、バイオマス等の再生可能エネルギー電源の開発やメタネーション等の技術開発にも取り組む総合エネルギー企業。
以上