プレスリリース

社長 内田高史 新年挨拶

2022年1月4日
東京ガス株式会社

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

エネルギー自由化の進展、脱炭素化の潮流、デジタル化の進展、お客さま価値観の変化や多様化に加え、当社グループは、本年4月の導管部門分社化を契機に、ホールディングス型グループ体制に移行するなど、かつて経験したことのない大きな変化に直面する年となります。

ガス小売全面自由化の総仕上げとして実施される導管部門の分社化は、当社社員の半分にあたる約3,600人が所属する部門の独立であり、会社創立以来の大きな変化ですが、この分社化には二つの大きな意味があります。一つ目は、導管新社である東京ガスネットワークが、これまでの東京ガスを継承する存在として、保安・安定供給の確保を担うことで、「安心・安全・信頼」のブランド価値は、東京ガスネットワークにしっかりと引き継がれること、二つ目は、東京ガスネットワークがガス体エネルギーの普及拡大の中心的な役割を担い、さらにはスマートメーター等を利用した新しい事業を生み出すことによって、事業を成長させていく機会を得たことです。

導管部門の分社化を契機に、LNG調達・製造部門、ガス・電力販売部門、海外事業部門をそれぞれカンパニーとして独立させ、商材をガスあるいは電力に限定することなく、お客さまのさまざまな課題を解決するソリューションをもう一つの軸として、新たな価値を生み出していきます。また、カンパニーと東京ガスエンジニアリングソリューションズ等の事業会社が、自立自走により外部から収益を稼ぎ出すことを目指し、グループ本社はその支援を担うことで当社グループのさらなる発展を実現していきます。

東京ガスグループが、明治18年から今日まで136年の歴史を積み重ねてこられたのは、ガスの製造、輸送、販売が一体となって事業を遂行する中で「安心・安全・信頼」のブランドを守り続けるとともに、一方で新たな価値を提供し続けてきたからに他なりません。
取り巻く環境の変化を侮ることなく、しかし恐れることなく、大きな飛躍のチャンスと捉えて、お客さま、社会、ビジネスパートナーとともに、グループ一丸となって、この変化を乗り越え、前進してまいります。

以上

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