プレスリリース
米国ルイジアナ州における新たなガス田の権益の取得とキャッスルトン・リソーシズ社の子会社化について
2020年7月29日
東京ガス株式会社
東京ガスアメリカ社
東京ガス株式会社(社長:内田 高史)100%出資子会社の東京ガスアメリカ社(社長:栗本 一哉)は、このたび、出資する米国テキサス州のガス開発・生産事業会社キャッスルトン・リソーシズ社(以下「CR*1」)が米国ルイジアナ州で新たなガス田権益を取得するにあたり、同社が実施する増資を引き受け、出資比率を46%から70%超に引き上げ子会社化することを決定しました。
なお、東京ガスが、米国シェールガス事業のオペレータを子会社化することは初めてとなり、子会社化の完了は、8月14日を予定しています。また、子会社化にともないCRの社名を2021年3月下旬までに「TG Natural Resources LLC」に改称いたします。
今回の権益取得により、CRが保有するガスおよび天然ガス液*2の生産量は約296百万立方フィート/日(8百万m3/日、ガス相当量)から約1.6倍の約473百万立方フィート/日(13百万m3/日、ガス相当量)になります。
東京ガスグループは、グループ経営ビジョン「Compass 2030」において、海外展開を通じて海外における利益を2030年までに3倍規模に拡大することを掲げており、北米での事業基盤の拡大に向けて投資を継続してまいります。
*1 CRは2017年にキャッスルトン・コモディティズ・インターナショナル社(以下「CCI」)により設立。
*2 天然ガス液(Natural Gas Liquids)の訳語。天然ガスから分離・回収したコンデンセートなどの液体炭化水素。
東京ガスアメリカ社 社長 栗本 一哉のコメント
当社は、2017年5月にCRに参画し、資産を取得しながら着実に成長してきました。このたび同社をグループ企業に迎え喜ばしく思うとともに、重要なパートナーであるCCIと、テキサス州およびルイジアナ州を中心に更なる事業拡大を目指してまいります。
キャッスルトン・リソーシズ社 社長 クレイグ・ジャーチョウのコメント
今回の権益取得により、東京ガスアメリカ社が主要株主となりました。これにより、私たちは、全米有数の天然ガス事業会社として成長し続ける非常に強固なポジションを得ることができ、大変嬉しく思います。
キャッスルトン・リソーシズ社の概要(権益取得後)
設立年月 | 2017年4月 |
本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | クレイグ・ジャーチョウ |
資本構成 | TGイースト・テキサス・リソーシズ社(東京ガスアメリカ社の100%子会社):70%超 CCI USアセット・ホールディングズ(CCIの100%子会社):30%弱 |
事業概要 | テキサス州およびルイジアナ州におけるヘインズビル層・コットンバレー層他のガス開発・生産事業 |
鉱区面積 | 約1,250 km2(約315,400エーカー、東京23区の約2倍) |
生産量 | 約473百万立方フィート/日(13百万m3/日、ガス相当量) |
東京ガスアメリカ社の概要
設立年月 | 2013年2月 |
本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | 栗本 一哉 |
資本構成 | 東京ガス 100% |
事業内容 | 北米事業への投資および運営管理 |
出資スキーム図
今後の主なスケジュール
ガス田の権益取得および子会社化の完了 | 2020年8月14日 |
社名改称、会社登記 | 2021年3月下旬まで |
以上