プレスリリース

米国エレクトリファイ社への出資について

~電気自動車(EV)ユーザーへのエネルギー事業展開に向けて~

2020年2月21日
東京ガス株式会社
広報部

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)100%出資子会社のアカリオ・インベストメント・ワン社(社長:山下 俊二郎)は、EV充電マネジメント※1事業を展開している米国のElectriphi Inc.(以下「エレクトリファイ社」)に出資(以下「本出資」)しました。

エレクトリファイ社は、EV充電マネジメントのソフトウェア・サービスを開発しており、米国においてEVを保有、社有車のEV化を検討する法人向けにオープンスタンダード※2のEV充電マネジメントプラットフォームを提供し、EV充電設備導入によるエネルギーコスト上昇の抑制や社有車EV化計画の支援など、EV充電マネジメント事業を展開しています。

東京ガスは、本出資を通じて取得するエレクトリファイ社のEV充電マネジメント事業のノウハウを活かし、お客さまのエネルギーコストの低減や最適なEV充電設備の構築を実現します。また、電力システムの安定化など、EVの分散型エネルギー機器としての活用を推進します。

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において「価値共創のエコシステム」の構築を掲げており、お客さまや、地域社会、異業種企業やスタートアップ企業を含むビジネスパートナーや自治体等と連携し、快適性の向上や環境負荷低減など多様な価値を創出・提供してまいります。

※1 EVの充電のタイミングを制御することで、ピーク電力の抑制等を行い、電力コストを削減する運用
※2 特定のベンダーやプラットフォームに依拠せずに利用が可能

エレクトリファイ社の概要

社名 エレクトリファイ社(Electriphi Inc.)
代表者名 マファダル ガディアリ(Muffaddal Ghadiali)
設立 2018年8月
事業所 アメリカ合衆国カリフォルニア州
事業内容 EV充電マネジメントのソフトウェア・サービス開発、社用車のEV化計画支援サービス

エレクトリファイ社は、公共バスや通学バス、配達用トラック等への充電マネジメントサービスを提供しており、北米最大のEV通学バス群を運営するTwin Rivers Unified学区(カリフォルニア州サクラメント市)とも契約を締結しています。また、米国最大級の電力・エネルギー業界イベント「DISTRIBUTECH 2020」のInitiate!プログラムなどにおいて優れたソリューションを提供するスタートアップとして表彰されました。

アカリオ・インベストメント・ワン社の概要

社名 アカリオ・インベストメント・ワン社
代表者名 代表取締役社長 山下 俊二郎
設立 2017年12月
事業所 アメリカ合衆国カリフォルニア州
出資比率 東京ガス100%出資
事業内容 スタートアップ企業およびエネルギー関連ベンチャーキャピタルへの投資
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