プレスリリース
米国テキサス州およびルイジアナ州における新たなガス田の権益の取得について
2019年12月25日
東京ガス株式会社
東京ガスアメリカ社
東京ガス株式会社(社長:内田 高史)100%出資子会社の東京ガスアメリカ社(社長:田部井 純)が出資する米国テキサス州のガス開発・生産事業会社キャッスルトン・リソーシズ社(以下「CR社*1」)は、このたび、ロイヤル・ダッチ・シェルの子会社ビージー・ユーエス・プロダクション社(以下「BG US社」)が米国テキサス州およびルイジアナ州に保有するガス田の権益を取得しました。
東京ガスアメリカ社は、ガス田の取得にあたりCR社へ増資を行っており、出資比率は46%となりました。
今回の権益取得により、CR社が保有するガスおよび天然ガス液*2の生産量は約238百万立方フィート/日(7百万m3/日に相当、ガス相当量)から約1.4倍の約343百万立方フィート/日(10百万m3/日に相当、ガス相当量)になります。
東京ガスグループは、グループ経営ビジョン「Compass 2030」において、海外展開を通じて海外における利益を2030年までに3倍規模に拡大することを掲げており、北米での事業基盤の拡大に向けて投資を継続してまいります。
*1: CR社は2017年にキャッスルトン・コモディティズ・インターナショナル社(以下「CCI社」)により設立。東京ガスアメリカ社が30%出資。
*2: 天然ガス液(natural gas liquids)の訳語。天然ガスから分離・回収したコンデンセートなどの液体炭化水素。
東京ガスアメリカ社 社長 田部井 純 のコメント
CR社は弊社米国上流事業において戦略的に重要な会社です。引き続きCR社を通して、テキサス州東部およびルイジアナ州での事業拡大を目指します。
キャッスルトン・リソーシズ社 社長 クレイグ・ジャーチョウのコメント
本取引は我々が目指すアーカンソー・ルイジアナ・テキサスエリアでの資産取得戦略に合致しています。株主である東京ガスと連携をしながら、引き続きヘインズビル地域のガス資産ポートフォリオを築き上げて参ります。
売買契約の概要
売主 | ビージー・ユーエス・プロダクション社(BG US社) |
買主 | キャッスルトン・リソーシズ社(CR社) |
譲渡権益 | BG US社が米国テキサス州東部ならびにルイジアナ州西部に保有するガス田権益 |
鉱区面積 | 約250km2(約61,000エーカー) |
キャッスルトン・リソーシズ社の概要(権益取得後)
設立年月 | 2017年4月 |
本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | クレイグ・ジャーチョウ |
資本構成 | CCI USアセット・ホールディングズ(CCI社の100%子会社):54% TGイースト・テキサス・リソーシズ社(東京ガスアメリカ社の100%子会社):46% |
事業概要 | テキサス州およびルイジアナ州におけるヘインズビル層・コットンバレー層他のガス開発・生産事業 |
鉱区面積 | 約900km2(約222,400エーカー、東京23区の約1.5倍) |
生産量 | 約343百万立方フィート/日(10百万m3/日に相当、ガス相当量) |
キャッスルトン・リソーシズ社の保有鉱区について(権益取得後)
東京ガスアメリカ社の概要
設立年月 | 2013年2月 |
本社所在地 | 米国テキサス州ヒューストン |
社長 | 田部井 純 |
資本構成 | 東京ガス 100% |
事業内容 | 北米事業への投資および運営管理 |
出資スキーム図
以上