社長メッセージ
お客さま、株主さま、ご関係のみなさまには、平素より東京ガスグループをご愛顧、ご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
心より御礼申し上げます。
当社グループは創立以来、140年にわたり、創業者・渋沢栄一の「論語と算盤」の理念を受け継ぎ、LNG導入による公害問題の解決やエネルギーの安定供給・用途拡大、技術・ビジネスの革新を通じて、持続的な成長を実現してきました。
2019年11月、当社グループは「脱炭素化」、「デジタル化」、「価値観の多様化」、「競合激化」など取り巻く事業環境が激変する時代における進むべき方角を示す羅針盤として、経営ビジョン「Compass2030」を掲げました。そして、2025年10月には、その「Compass2030」を前倒して実現することを目指し、「2026-2028年度中期経営計画」を公表しました。
当社グループの最大の強みは、140年間の歴史の中でお客さまをはじめとするステークホルダーのみなさまと培ってきた「安心・安全・信頼」のブランド価値にありますが、本中計では、特に、首都圏を中心に全国へと広がるガス・電気・ソリューションのお客さま(「顧客基盤」)、LNG基地や発電設備などのエネルギー資産(「エネルギーアセット」)、エネルギーの安定かつ効率的な供給を実現する高度な運営力(「オペレーション能力」)という3つの強みを組み合わせ、「エネルギー」「ソリューション」「海外」の3事業の成長に注力していきます。
「エネルギー」については、地域密着で培ったリアルな顧客基盤をデジタルも組み合わせて拡大するとともに、アセットの柔軟な活用によりトレーディングなどで収益を高めていきます。
「ソリューション」については、ガス関連設備に加え、創エネ(太陽光・蓄電池)・住宅設備ソリューションなどを強化するとともに、熱・電気・省エネをワンストップで提供するエネルギーソリューションを国内外に展開していきます。ソリューション事業ブランド「IGNITURE」のもと従来の枠組みを超えた付加価値サービスも創出し、暮らしとビジネスの両面で最適なソリューションを提供します。
「海外」については、重要性が一層高まる天然ガス・LNGに関して、米国にて獲得済みのシェールガス田の着実な開発を進めるとともに、発電やエネルギーソリューションなどの中下流事業も組み合わせ最適な事業バリューチェーンを構築し、アジアを含むグローバルなLNG事業への展開を図っていきます。
そして、エネルギーやソリューションとのシナジーも追及する不動産などの「都市ビジネス」や成長性に資するDX、GXに対する取り組みも含め、収益性・成長性を踏まえたバランスの良い事業ポートフォリオを形成することで、成長投資と累進配当を基本とする株主還元を両立してまいります。
私たち東京ガスグループは、グループ経営理念「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる」のもと、みなさまの暮らし、地域、地球のより良い未来の創造に貢献するとともに、これまで培った信頼と実績を礎に、新たな挑戦と変革に取り組み、企業価値の向上と持続的成長を実現してまいります。
今後とも、東京ガスグループに一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2026年4月
取締役 代表執行役社長 CEO
笹山 晋一