プレスリリース

学校教育施設初となるカーボンニュートラル都市ガスの供給開始について

2021年2月2日
学校法人玉川学園
東京ガス株式会社

学校法人玉川学園(理事長:小原 芳明、以下「玉川学園」)と、東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、カーボンニュートラル都市ガスの供給に関する基本合意書を締結し、本日、学園内で使用する都市ガスの全量をカーボンニュートラル都市ガスに切り替えました。玉川学園でのカーボンニュートラル都市ガスの導入は、学校教育施設初の取り組みとなります。なお、契約期間は3年間で、合計約7,000tのCO2削減に貢献します。

玉川学園は、教育理念である12の教育信条の一つに「自然の尊重」を掲げ、創立以来、自然から学ぶこと、自然を守る教育を大切にしてきました。2000年には「玉川っ子の詩:POEM*1」を標語に教育環境の維持、改善を進めるための取り組みを教育活動として展開し、同年に総合学園では世界初となるISO14001の認証を取得しました。環境方針には「生活環境改善活動の積極的な推進と、それを担いうる人材の育成」をスローガンとして掲げ、人と環境にやさしい教育環境と施設づくりを推進*2しています。このたびのカーボンニュートラル都市ガスの採用は、気候変動対策にとどまらず、現地の雇用創出や学校教育支援、生物多様性の保護等に貢献し、様々なSDGsの項目に寄与する取り組みです。創立以来、「地球はわれらの故郷なり」という広い視野と気概を持った国際人の育成に取り組んできており、このような活動に貢献できるカーボンニュートラル都市ガスの導入を更なる挑戦のきっかけとして、これからも教育活動に邁進してまいります。

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げており、カーボンニュートラル都市ガスなどの新たなソリューションの提供により、お客さまとともに地球規模での環境負荷低減への取り組みを推進してまいります。

*1 Preserving Our Environment Moveという、玉川学園の教育環境を維持し、改善していく試みであり、自然と人工の恵みを享受できる学校環境の在り方を問い続けていくための標語です。
*2 学校全体で環境負荷低減活動に取り組んでいます。また、施設の建築・改修の際には環境への配慮やSDGsを意識した設計、建材・設備の導入を推進しています。

カーボンニュートラル都市ガス 供給概要

供給サイト : 学校法人玉川学園
供給量 : 80万m3/年
供給開始日 : 2021年2月2日

玉川学園の概要

玉川学園は、1929年(昭和4年)に創立者小原國芳により「全人教育」を第一の教育信条に掲げて開校されました。現在、K-12(Kindergarten to 12th)、大学(文学部・農学部・工学部・経営学部・教育学部・芸術学部・リベラルアーツ学部・観光学部)・大学院まで約1万2千人が61万m2の広大なキャンパスに集う総合学園に発展し、幅広い教育活動を展開しています。

カーボンニュートラル都市ガス

今回供給するカーボンニュートラル都市ガスは、東京ガスがシェルグループ(以下「シェル」)から購入したカーボンニュートラルLNG(CNL)を活用したもので、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスが、シェルの保有するCO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)されています。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証し、シェルが購入したものです。

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